アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

突然降って沸いた「カルメン」話

2010年02月26日 | 合唱
朝、オフィスに向かうエレベーターの中で同僚が、「おはようございます。突然ですが、合唱やりませんか??」と聞いてきた。え??

…そらまたずいぶん、突然ですね。何の話ですか?? 「今度のオケ定演で、カルメンやるんですよ。それで、合唱団急募中なんです」。ふーん、カルメン、いいじゃない。オケと合わせて歌うなんておもしろそうだけど、歌なんてそれこそン十年もまともに歌ったことはなし、練習だってそうそう行けないよねー。

それで、その場は「興味はあるけど声でないし」とさらりと流して過ぎた。しかしその同僚(会社のオケでヴィオラ弾いてる人)は、そのあとで募集要項をメールしてくれていて…

私がそのメールを見たのは、土曜日にあの「弦楽合奏」の感動体験をはさんだ週明け。響きの中に身をおくことの気持ちよさにすっかりハマったところだったので、この魅力的なお誘いをスルーすることができず、真剣に考えてしまった。

参加費は、5000円ポッキリで、チケットノルマなし。練習は、ピアノとの練習が6回、オケとの合わせが3回あり、オケ練は3回とも出ること、ピアノとの練習は3回以上出てくださいとあった。練習は土曜日の午後。これだったらできなくはないか??

だって考えてもみてください。合唱だけでもハモったときはびびっと来るだろうけど、それにオーケストラがつくっていうんですよ!! すんごく、気持ちよさそうじゃないですか~

それを想像するとたまらず、いきなり「アルト希望」と返信していた私です。もう、走り出してから考えよう。

土曜日の午後の練習予定および演奏会本番の日程を手帳と照らし合わせてみると、致命的な予定とはあまりかぶってない…あっ、バイオリンの先生のコンサートと、本番前日リハがかぶってるよ。リハは出なくちゃしょうがないよな。先生のコンサートもめちゃくちゃ聞きたいんだけど。

まぁともかく、この期間は公文をやめることにすればおよそつじつまが合う…ような合わないような(^^;; やっぱ合ってないとは思うけど人生なにごとも体験だから!!

私が応募したのはすでに募集締め切りを過ぎたくらいのタイミングだったので、早速明日が最初の練習&オリエンテーション。入手が間に合えば楽譜を持ってくるようにということだったのだが、応募に対してOKの返事が来た火曜日に早速クリックしたけど、その楽譜は「お急ぎ便」が選択できず、あーこれは間に合わないか。と、思ったけど、昨晩「発送しました」メールが来た。もしかして間に合うかも。

それと、アマゾンさんは、「ヴォーカルスコアを買うあなたは当然、カルメンのDVDもほしいですよね」などという、ツボを突いた提案をなさるので、それもクリック(こっちは、「お急ぎ便」あり)。私が買ったのは、プラシド・ドミンゴのホセ、エレーナ・オブラスツォワのカルメン、指揮がカルロス・クライバーというかなり古い録画のもの。

昨日、会社の行き帰りとかに見ていたのだが、カルメンって、馴染みのフレーズがてんこもりに出てくるんだけど、私がそのフレーズにどこで馴染んでいるかといえば、サラサーテのカルメン幻想曲とか、カタリーナ・ビットの踊るカルメンとか。オペラは見たことないし、ストーリーや設定の概略すら知らなかった。

今度やるのも、オケの定演だから、別にオペラとしてやるわけではなくて、抜粋で曲をいくつかやるだけなのだが、それだけにやっぱりオペラは見ておきたいよね。

見てみると、ストーリーはまぁ…しょうもないわけだが、とにかくカルメンの魅力がすごかった、ということなんだな(^^;; それにしてもオペラ歌手の歌声のすばらしいこと。ドミンゴ様ほんとに惚れ惚れしますよ~あ、今度の公演も、ソロ部分は当然プロの歌手が来るようです。

音楽もね。バイオリン曲としてフレーズを知っていることと、歌で聞くことはかなり別物ですね。人間の声は、バイオリンの音色よりさらに生々しくて、それでもって歌詞がついているので、それが場面場面にはまって迫力が違う。あぁこういう曲だったのか、と納得。ビゼーさん天才です。
コメント (14)
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