前回のレッスンで「暗譜のすすめ」をされたわけだから、今回のレッスンではさっと楽譜を取り上げられて「じゃ、弾いてみて」とされるのが普通の展開かと思うのだが…
私の先生は、「ふつう」じゃないので、何も言わず。私も、いつもどおり楽譜を見ながら弾く。一回聞き終わって、先生は、「だいぶ落ち着いた感じになってきたわね。一回、慣れてだいぶ速くなったでしょう。今はまたやや戻ってきているけど、このくらいがちょうどいいと思う」
自分ではあまり遅くしたつもりはなかったけど、いわれてみればそのとおり。最初のページを暗譜しようとして格闘したため、楽譜を見て弾いていてもなんとなく考えることが増えてしまっていたような…
先生が、「前回は暗譜のお奨めをしたんだけど、今回はがらりと変えて…」というので、あ、なんだ忘れてたわけじゃないのか(^^;; と思った。で、今回はがらりと変えて、テーマは「手首を下げる弾き方」。
まずffのところで試す。弾いた瞬間に手首だらんとして、なるべくなら鍵盤よりやや下までさげてしまう。いちいちだらんとしてると、当然のことながら時間がかかるので、音と音の隙間があきまくって、まともなつながりでは弾けなくなる。
「いいの、いいの、そのままやって」。コントロールしようとしなくていいそうだ。いちいちだらんとして。そのまま一週間試してみるようにと。
それの何がいいのかというと、響きがいい。音が大きいというよりよく響いて、やわらかい。ppのところとかもでかくなってしまうが、とりあえず気にしない。これがいわゆる、「脱力」というやつ(の片鱗)なのだな。
「来週レッスンが休みだから、一週間これで試してみて、それからね…引き続き、コントロールしようとしなくていいから、どう弾きたいのか、どんな音にしたいのか、考えてみて。絵を描くように、立体的にね。色つけてもいいし」そうやるうちに、「結果として」整ってくる。決して、無理に「こうならなきゃいけないから」とコントロールしてはいけない。
わかったような、わからないような、やっぱりわからないですけど。どうしましょう。
すると、「通勤は、電車? 車?」と突然先生。…えっあの、電車ですけど。
「あぁ電車なら、一日10分くらいでいいから、曲を思い浮かべてみて。まずメロディーだけでいいから」そして、ミーシードーソー…と半ページ分の旋律を歌わせて、「そうそう、それでそのとき、左手は思い浮かべられる??」…できません、というと、「バスの音を足して、とか、一個目の和音だけでもなんだっけ、でもいいの。少しずつ、思い浮かべていって、詰まったら、アンチョコ(楽譜)見て、あぁそうだったそうだったって」
そうやって、「知ってるゾーン」を広げていく。数小節から、数段へ。さらに。
「別に、最後まで辿りつく必要はないから。暗譜は目的ではなくて手段だから、そこは間違わないで!! 焦る必要はないし、発表会は結局見て弾けばいいからね」とにかく、そうやって少しずつイメージを広げていく。それによって、演奏が変化してくるのを待つ。
(電車か車か、というのは、車でそれやってると危険だから、ということらしい)
やっぱり、この先生、ただものじゃない。私に、ただものじゃない先生が何事かをなしうるのかはまた別の問題だけどね…
はなひめ昨日の勉強:
引き続きなし。書き忘れてる日は全部「なし」ですんで、そこんとこよろしく。
私の先生は、「ふつう」じゃないので、何も言わず。私も、いつもどおり楽譜を見ながら弾く。一回聞き終わって、先生は、「だいぶ落ち着いた感じになってきたわね。一回、慣れてだいぶ速くなったでしょう。今はまたやや戻ってきているけど、このくらいがちょうどいいと思う」
自分ではあまり遅くしたつもりはなかったけど、いわれてみればそのとおり。最初のページを暗譜しようとして格闘したため、楽譜を見て弾いていてもなんとなく考えることが増えてしまっていたような…
先生が、「前回は暗譜のお奨めをしたんだけど、今回はがらりと変えて…」というので、あ、なんだ忘れてたわけじゃないのか(^^;; と思った。で、今回はがらりと変えて、テーマは「手首を下げる弾き方」。
まずffのところで試す。弾いた瞬間に手首だらんとして、なるべくなら鍵盤よりやや下までさげてしまう。いちいちだらんとしてると、当然のことながら時間がかかるので、音と音の隙間があきまくって、まともなつながりでは弾けなくなる。
「いいの、いいの、そのままやって」。コントロールしようとしなくていいそうだ。いちいちだらんとして。そのまま一週間試してみるようにと。
それの何がいいのかというと、響きがいい。音が大きいというよりよく響いて、やわらかい。ppのところとかもでかくなってしまうが、とりあえず気にしない。これがいわゆる、「脱力」というやつ(の片鱗)なのだな。
「来週レッスンが休みだから、一週間これで試してみて、それからね…引き続き、コントロールしようとしなくていいから、どう弾きたいのか、どんな音にしたいのか、考えてみて。絵を描くように、立体的にね。色つけてもいいし」そうやるうちに、「結果として」整ってくる。決して、無理に「こうならなきゃいけないから」とコントロールしてはいけない。
わかったような、わからないような、やっぱりわからないですけど。どうしましょう。
すると、「通勤は、電車? 車?」と突然先生。…えっあの、電車ですけど。
「あぁ電車なら、一日10分くらいでいいから、曲を思い浮かべてみて。まずメロディーだけでいいから」そして、ミーシードーソー…と半ページ分の旋律を歌わせて、「そうそう、それでそのとき、左手は思い浮かべられる??」…できません、というと、「バスの音を足して、とか、一個目の和音だけでもなんだっけ、でもいいの。少しずつ、思い浮かべていって、詰まったら、アンチョコ(楽譜)見て、あぁそうだったそうだったって」
そうやって、「知ってるゾーン」を広げていく。数小節から、数段へ。さらに。
「別に、最後まで辿りつく必要はないから。暗譜は目的ではなくて手段だから、そこは間違わないで!! 焦る必要はないし、発表会は結局見て弾けばいいからね」とにかく、そうやって少しずつイメージを広げていく。それによって、演奏が変化してくるのを待つ。
(電車か車か、というのは、車でそれやってると危険だから、ということらしい)
やっぱり、この先生、ただものじゃない。私に、ただものじゃない先生が何事かをなしうるのかはまた別の問題だけどね…
はなひめ昨日の勉強:
引き続きなし。書き忘れてる日は全部「なし」ですんで、そこんとこよろしく。