アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

有名すぎる曲を弾く-ショパン前奏曲No.7(録音有)

2010年08月15日 | ピアノ
有名すぎる曲って、私の場合発表会では決してチョイスしませんが。

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前奏曲を弾けるだけ弾いていくプランだから、ここは避けて通れません。

ショパンの前奏曲といえば「雨だれ」が有名ですが、それはクラシックファンにとって有名という程度のもので、何とはいわないけどCM曲に使われたりして、ショパンのショの字も意識しないで暮らしている人にも旋律は知られているこの曲。たった二段の第七番。

ショパン前奏曲No.7 2010年8月14日録音

この、穏やかで明るい旋律、譜ヅラはあくまでパラリとした曲なのだけれども、決して「子ども向け」の曲ではない。なにしろ、



この和音は、子どもの手では届くまい。ふははは。というか、私も実際ちゃんとは届いてないのだけれども、えいやとその辺を無理やり押さえている。何度も弾いていたら多少そんな感じに鳴るように、押さえ方のコツがわかってきた。

曲自体が短いので、練習した時間はさほどではないかもしれないけど、とにかくずいぶん何度も練習した。最初甘く見ていたけどちっとも弾けるようにならず、そんな簡単にはいかないとあきらめて、ピアノの通りすがりに一日数回、たんたんと弾いていたらなんとなく改善してきた。

有名すぎる曲だから飽きちゃうかなと思ったけどその逆で、気恥ずかしさもだんだん忘れてかえっておもしろくなってくる。けっこう奥が深いなと思うのである。

この曲は、強弱記号としては冒頭にでてくる「p」のみで、その中で上に掲載したこの和音に頂点がある。冒頭の旋律が二度目に出てきたとき、つまり、曲の頂点に向かう準備のとき、一度目と違って「ソ#」が追加されてるところがけっこう好き。



あと、頂点から下がっていくときの、中声の流れが気持ちいい。



この短くて優しい曲は、暗く独りで悩んでるみたいなNo.6、暗く激しいNo.8に挟まれて、ここだけさわやか。憧れの人と対話しているような感じで、自分の心も清らかに高いところへ連れて行かれたように終わる。

最後のところ、ヘンレ版の注釈***)には、



最後の三連和音、二つ目と三つ目には最低音のミが書かれていないけど、この音はほんとはありなんだろうか?? という疑問が載っている。ま、学問的なことは知らないけど、私はないほうがいいと思うな。ミがあるままだと、なんか地上につなぎとめられてる気がします。

自分の録音をあらためて聴いてみると、最初のころよりずいぶんましにはなったけれど、和音が三つつながるところをどうするのかというのを迷ってるなと思う(^^;; こういうところをどう弾くかが、センスでありテクニックなんだろうなと。

あと、No.6~No.8で連続して弾けたらおもしろいなと思うんだけど、No.8は一生弾けなさそうだからねぇ(-_-;;

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コメント (4)
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