アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

セヴシックとのお付き合い開始

2010年08月11日 | バイオリン
えー、まず「形から入る」ということで買ってみたセヴシック(ピアノでいうハノンみたいなもの)ですが…

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積ん読して意味のあるものじゃありませんので、練習してみました。

練習の方法は、先生にアドバイスをもらったとおり、まずはスラーなしでゆっくりで1ページ弾いてみる、というふうにしました。

楽譜自体は非常にシンプルで、譜ヅラからいえば、ふだん練習している曲のほうがよっぽど難しいですよね。ま、それが基礎練習というものですが。

だから、とりあえず、きれいとかなめらかとか贅沢をいわないのであれば音は並ぶと思ったのですが、並ぶというか並ばないというか…苦戦(-_-;;

いつもどんだけいい加減な、とりあえず音が合ってればいいでしょ的なごまかす弾き方をしてるか、というのが突きつけられるような。えぇ、セヴシックさん、たぶん根性悪の理屈っぽく考える頭のいい方だったんでしょうね。

1ページ目の練習テーマは、ひたすら「人差し指と中指の間が半音であること」です。つまりどういうことかというと、人間の指の形からいって、親指を除く四本の指の間で「全音-半音-全音」の形を取るのは簡単なのですが(教本にも真っ先に出てくる)、「半音-全音-全音」の形を取るのは難しいんです。

一方、曲の中にはたいそう頻繁に、その無理っぽい「半音-全音-全音」の形を取る必要が出てきます。それならどうやってそういう曲を弾いているのかというと、意識的・無意識的にいろいろとごまかしているわけですね。それを、この練習曲は白日のもとにさらけだしてしまうのです。

出だしは「ラシドシ」です。これは、懸案の半音のところ、まず人差し指を押さえてから、そこに向けてぐぐっと押し付けるように中指を持っていくことができますからわりといいんです。次の「シドレド」も同様です。

ところが「ラシラ」「シドシレ」のあたりでぼろが出てきます。つまり、赤字の「ド」では中指と同時に、それと半音の形で人差し指がスタンバイできていれば次の「シ」にスムーズに移れるんですが、なかなかそうならないんです。同時にスタンバイするのも難しいし、中指を先に押さえてしまってから人差し指を近づけるのもたいへん難しいです。

その先に、「ドミドレ」とか「ドミレミ」とか出てくるとまた別の問題が出てきます。つまり、「ド(中指)」をスタンバイしたままで「ミ(小指)」を必要な位置まで届かせるのが難しいのです。

しばらくこのセヴシック1ページと格闘していますと、ふだん自分がどのようなごまかし技を使っているかが整理できてきました。

・中指を押さえるとき、人差し指を離してしまう。
・中指と人差し指の両方を押さえたいときは、人差し指を、隣の線にかかるくらいに突き出してスタンバイする。
・小指を押さえるとき、中指の位置をずらしてしまう。もしくは、離してしまう。
・小指を押さえるとき、人差し指の位置をずらしてしまう。もしくは、離してしまう。

ふだんそうやって、なんとかかんとか曲を弾いているわけですが、むろんこのままでいいわけはなくて、「音程がずれる」「速い曲が弾けない」という問題を抱えることになります。

そういえば。。
音程の修正に格闘した、バッハのブーレの楽譜にある自分の書き込みを見てみますと、音程注意マークが書き込まれているところはほとんど、この「半音-全音-全音」の形が取れないためにごまかしを入れているところであることが判明しました。

ということは、このセヴシックさんと正面から向き合って「筋トレ」を積み重ねた暁には、バッハのブーレの音程も改善しているはず、ということだ。なるほど。セヴシックすごい。

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五つ作ってます。内容は通常どおりです。
プチトマト、しゅうまい、ブロッコリー、こんにゃくきんぴら、コロッケ、枝豆、竹の子土佐煮
コメント (4)
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