アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

読書感想文の季節

2010年08月05日 | 生活
私が子どものころ、読書感想文とか作文とか、ましてや「詩」とか、そういう「国語系宿題」が一切合財嫌いで苦手だったといったら、驚かれた。

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そのへんのことをご存知ない方は、まず「昔、作文が嫌いだった」からお読みください。ま、そんなぐあいで、文章が苦手だった私が、またろうを含む三人の子育てをしているうちに人生の幅が広がりまくり、ついにはエッセイ調の文章をいくらでも、書いても書いても止まらないくらい書けちゃうようになったわけだ。人は変われば変わるものである。

気がつくと、最も苦手としていた「感想文(紹介文)」系の記事もけっこう書いている。

「ヒカ碁」一気読み直し
「私の愛読書: 「パリ左岸のピアノ工房」」
【読書】「福祉の最後の砦」!?
「日本人の知らない日本語」
よさそうな本みつけた! 「つながる英文法」
Papa told meとライフスタイル
余分な音(非和声音)ってどれのこと
固定ドと移動ド、そして調性感覚
「テクニックの元は耳にあり」
小学生の学力は「ノート」で伸びる!…のか!?
「超東大脳の育て方」を読んで思うこと
「超東大脳」…育ててみたら、ゆとりちゃん!?
心ではなく命をこめて音を出そう(千住真理子)
ショパン、リスト時代のミーハーアマチュアピアニスト

感想文の書き方は、基本3ステップ:
(1) どんな本なのか
さらっとね。この先を読むときあんまりわけわかんないと困るから。別に要約じゃないのでまんべんなく書く必要はない。入り口だけご紹介。

(2) 本のツボ
おもしろかった、役に立った、びっくりした、感動した、本のツボ。ここをあくまで自分視点で切り出すところが感想文の価値。本の語り口を生かした引用と、自分の文体を融合もしくは対比させて書こう。
* 紹介したいようなツボがないとき→そんなつまんない本はやめて別のにしなさい。

(3) 関連する自分の体験、もしくは考えたこと
本を読んだときに自分の中に実際思い出されたこと、引き出された感情などを取り出して書いてみよう。(2) と響きあうように。
* 何も響かなかった場合→そんなつまんない本はやめて別のにしなさい。


(3)が感想の本体部分で、そういえば昔はこれが嫌だったのよね。今は、体験や考えのストックも若いころとは比べ物にならないほど持っているからいくらでも書ける、っていうのが大きいけど、むしろ一番ネックだったのはそれを「取り出す」「表現する」って部分かもしれない。なんか、これが正解じゃなかったらどうしようって怖い、みたいな。今の私から、正解ってなんだよとツッコミを入れてあげたい(笑)

まぁ、なんだかんだで、年を取ってくれば書けるようになるってことは多いような気がするので、書きたがらない子にはあんまり無理強いせず、何も言わずに本だけ読ましておいてあげてほしいけど。

その点、文庫本を配ってはそれを「読む」だけが宿題(感想文不要)というこじろうの学校の国語の先生はなかなか気が利いてる。こじろうも、ふだん読まないジャンルの本を読んでそれなりにおもしろいみたいだし。「猛スピードで母は」なんて、いまどきの読みやすい(と私は思う)文体の本よりむしろ、芥川とか夏目漱石なんかのほうが、読みやすいしおもしろかったんだって。

こじろうは、「桃太郎」「猿蟹合戦」のような、皮肉・批判の利いたものがお好みらしい。つまり、小説が好きとはいえないだろうけど、ある程度楽しんで読めるようになったことが、数年前から比べれば大進歩といえよう。

私だって上記の中に小説がいっこもない(実用書と漫画だけ(^^;;)ということを考えれば、私も文学好き、感想文の達人とは到底いえない。私が普段読むのは圧倒的に実用書が多いんだけど、この季節は文庫フェアがあるのでついいくつか衝動買いして、かわいいストラップなんかもらってしまう。

先日買ったのはこの三冊:
「ネバーランド」恩田陸(集英社文庫)
「岳物語」椎名誠(集英社文庫)
「つきのふね」森絵都(角川文庫)
これを旅のお供に、秋田にいってきます。感想文書きたくなるほどの本に出会えるかな。

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今日の弁当

肉団子、コロッケ、ピーマンとウィンナの甘酢炒め、竹の子土佐煮、枝豆、しゅうまい、ブロッコリー
* 気がついたら、卵もプチトマトもつくりおきの煮物もないという危機的状況に陥っていて、弁当が埋まらず難儀しました(-_-;;
コメント (8)
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