見開き二ページどころか、たったの三段。
←ショパンのプレリュード、二曲目。何曲までいけるか!?
ショパン前奏曲No.20 2010年7月30日録音
三つの段にそれぞれはっきりしたキャラがあって、
一段目: ff 下降する動きで二小節来たかと思うと、三小節目に流れを変え、四小節目でぐぐっと登る。
二段目: p 継続的に下降する感じ。
三段目: pp 二段目と同じ音を繰り返すのだが、もっと小さく。でも最後はクレッシェンド。〆の和音があって終わり。
という構成になっている。ゆっくり味わって弾いてみるとこの短い中に凝縮されたドラマがあり、これを聞いた人にも伝わるようにかっこよく弾いてみたいものだと思う。
いろんなピアニストの演奏を聞いてみると、テンポはけっこう速いのから遅いのまで。速めに弾くと和音を外す危険が増すからいってるわけじゃあるけど(^^;; そんなに速いのは好きじゃない。Largoだし、重めの和音だし、じっくり響かせながら進みたい。でも、流れがちゃんとあるくらいの…
どう弾くか考えながらあれこれ試していると、けっこうあっという間に時間が経っていて驚く。
左右両方の手を使って和音のカタマリを弾いていくような曲なので、独立して旋律があるわけじゃないけど、まずはメインの流れを作っている一番上の音があって…でも中のほうもきれいなところがたくさんあって、どの流れを意識するかで響きもずいぶん違うものになってくる。
YouTubeであれこれ聞いてみると、それぞれの演奏がそれぞれ違うラインを取り出して見せてくれるようで、あまり聞きすぎるとどれが自分の好きなものかよくわからなくなって混乱してくる。
ここは一発、妄想モードを展開して自分の演出を決めるでしょう。
一段目が「問い-答え」みたいな、表に出た対話とすると、二段目、三段目は内なる声というか、考えに沈んでいくような感じ。
一段目の前半が、現状をまとめて「こうなってるだろ」的なことをいったとしたら、後半は「でもこうしていかなきゃ」みたいな意思表明の部分。
そして二段目、音程が急に上がって小さくなって、遠くに想いをはせるような雰囲気。二小節目では、あぁ容易ならざる事態なんだなという感じがする(?)が、四小節目ではもろもろひっくるめて引き受けてやろう的な流れになる。
三段目ではまったく二段目と同じフレーズが、音量だけ下げて繰り返されるわけだが、では二段目と三段目はどう違うのだろうか。やっぱり、内なる声というか思考の流れってのは、そうストレートフォワードにいって終わりというふうにはならなくて、自分に言って聞かせるというか、繰り返してみないと腹に落ちないとか、そういうことはあるかも。ppになってより切ない気分になるんだけど、それで結局四小節目に向かってぐぐっとパワーアップ(音程は下降)。つまり、丹田に「気」が溜まって。。覚悟(あきらめ?)ができた感じで、最後の和音の〆。
そういえば、私がいつもつまんない演奏ばっかりするもんだから、先生がいつもいつも問いかけていたのは、この「妄想モード」を展開してみろということだったような気がする。でも、人に言われてもなかなかその気にならないというか、のらないというか、ぶっちゃけ人に言うもんでもないというか(といいつつ書くのは平気なのかいと自分ツッコミ)、うまくいかなかった。
それが、なんとなく自主的にやってみたいような気分。先生についていないこの期間を、これはこれで大切にしよう。
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という構成になっている。ゆっくり味わって弾いてみるとこの短い中に凝縮されたドラマがあり、これを聞いた人にも伝わるようにかっこよく弾いてみたいものだと思う。
いろんなピアニストの演奏を聞いてみると、テンポはけっこう速いのから遅いのまで。速めに弾くと和音を外す危険が増すからいってるわけじゃあるけど(^^;; そんなに速いのは好きじゃない。Largoだし、重めの和音だし、じっくり響かせながら進みたい。でも、流れがちゃんとあるくらいの…
どう弾くか考えながらあれこれ試していると、けっこうあっという間に時間が経っていて驚く。
左右両方の手を使って和音のカタマリを弾いていくような曲なので、独立して旋律があるわけじゃないけど、まずはメインの流れを作っている一番上の音があって…でも中のほうもきれいなところがたくさんあって、どの流れを意識するかで響きもずいぶん違うものになってくる。
YouTubeであれこれ聞いてみると、それぞれの演奏がそれぞれ違うラインを取り出して見せてくれるようで、あまり聞きすぎるとどれが自分の好きなものかよくわからなくなって混乱してくる。
ここは一発、妄想モードを展開して自分の演出を決めるでしょう。
一段目が「問い-答え」みたいな、表に出た対話とすると、二段目、三段目は内なる声というか、考えに沈んでいくような感じ。
一段目の前半が、現状をまとめて「こうなってるだろ」的なことをいったとしたら、後半は「でもこうしていかなきゃ」みたいな意思表明の部分。
そして二段目、音程が急に上がって小さくなって、遠くに想いをはせるような雰囲気。二小節目では、あぁ容易ならざる事態なんだなという感じがする(?)が、四小節目ではもろもろひっくるめて引き受けてやろう的な流れになる。
三段目ではまったく二段目と同じフレーズが、音量だけ下げて繰り返されるわけだが、では二段目と三段目はどう違うのだろうか。やっぱり、内なる声というか思考の流れってのは、そうストレートフォワードにいって終わりというふうにはならなくて、自分に言って聞かせるというか、繰り返してみないと腹に落ちないとか、そういうことはあるかも。ppになってより切ない気分になるんだけど、それで結局四小節目に向かってぐぐっとパワーアップ(音程は下降)。つまり、丹田に「気」が溜まって。。覚悟(あきらめ?)ができた感じで、最後の和音の〆。
そういえば、私がいつもつまんない演奏ばっかりするもんだから、先生がいつもいつも問いかけていたのは、この「妄想モード」を展開してみろということだったような気がする。でも、人に言われてもなかなかその気にならないというか、のらないというか、ぶっちゃけ人に言うもんでもないというか(といいつつ書くのは平気なのかいと自分ツッコミ)、うまくいかなかった。
それが、なんとなく自主的にやってみたいような気分。先生についていないこの期間を、これはこれで大切にしよう。
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