中学受験では、速くて正確な計算力を身につけるという課題を避けてとおるわけにはいかない。
←やっててよかったかどうか公文式!?
こじろうを、新五年スタートで入塾させたとき、計算力がぼろぼろだったため、公文でもやらしときゃよかったと後悔したものだが、こじろうの場合には計算力の立ち上がりは案外早く、途中からほとんど問題なくなってきた。
むしろ計算力はこじろうの武器になり、算数は簡単な問題なら落とさない(難しい問題は解けないにしても)ということで、合格への原動力になったと思う。これは、毎日まいにち、降っても照っても「計算と漢字」だけは妥協せずやらせた母の手柄だと思っていたが、あとからよく考えてみたら、一日3題から5題の計算問題をやらせるだけでいいなら、ぶっちゃけほとんどの子が算数得意になってるはずで(笑)そのトレーニングできちんとミスを収束させつつスピードアップを成し遂げたのは本人の資質によるものだろう。
というわけで、こじろうの場合、受験勉強前に公文をやらなかったことは、とりあえず計算面に限っていえば特に問題なかったといえる。
一方、問題ありまくりだったのは国語で、とにかく受験勉強をスタートした時点では、文字列を飛ばさず順序どおり追うということすらできず、簡単な抜き出しをすることも、10文字を正しく写すこともできない状態。こじろうにとって切に必要だったものは、公文算数ではなく国語のほうだっただろう。
国語は最後まで足をひっぱったが、受験勉強の中で格闘しながら、最終的には文章を読むこと、該当個所を抜き出すことなど基本動作はマスターした。センター模試の偏差値が出ないことをおいておくとすれば、社会や理科の学習の妨げにならない国語力くらいまではなんとかこぎつけたし、相性のよい志望校の国語ならそこそこ解けるようになったわけで、少なくとも公文国語に期待される程度のところまでは遅まきながら身につけたことになる。
それを、あらかじめ公文で身に着けておくことは(こじろうにとって)できたのか、できたとしたら、その後、今とは違う境地に達することができたのかというのは興味深いところではあるが実験することができない。
実験というかなんというか、我が家にはもう一人の人材(^^;; がいたので、中学受験を始める前に公文をしたらどうだろうかというのを試すことができた。
といっても公文を始めたのはあんまり早くなく、二年生の途中くらいだったから、塾に移行するまでにどこまでいけるのかはよくわからなかった。中学受験勉強前に公文をどこまでやっておくとよいかについては諸説(?)あるのでよくわからないが、公文の先生なら「I教材(中三相当)までやっておくといいですね」なんてことを言う。そうすると文字式をびしばしやってしまうことになるので、それが吉と出るか凶と出るかはあまり明らかではないと私は思う。
明らかなのは、四則計算(分数、小数含む)を速く正確にできれば役に立つということだ。そのことからいえば目標はF教材(小六相当)終了かと思われた。
ところがはなひめと「数」は思いのほか馴染みが悪く、「こんなところにつまづき石があったのか!!」と思うくらい細かく、いろんなところで停滞してはのろのろと進んでいった。停滞したときの公文というのは本当につまらないもので、まったく同一のプリントが嵐のように続いていく。苦行か修行かという感じ(-_-;;
そんな調子でなかなか進まず、結局E教材の後半くらい。目標にはまだだいぶ間があるけど、7月をもってはなひめの公文は終了させることにした。現状の計算力は非常にお粗末だけれども、今通っている塾の、簡単な簡単な算数のテストにおいては、自分は算数が得意だと錯覚できるくらいの点数が取れている。たぶん、はなひめにとって、この現状は公文に通った成果によるものだろう。
この先、計算力をもっともっと磨いていかなければいけないことは明らかなのだが、同じ時間をかけるなら公文ではないほうがいいと私は思った。公文は中学受験を意識して組まれた教材ではないので、塾の計算テキストなどのほうが受験には直結している、というのがひとつだけれども、それより大きな理由は、はなひめが公文中心に計算トレーニングを進めた場合、受験に必要な速さも正確さも得られないだろうと思うからだ。
指導者によっても大きく変わるだろうが、公文は進め方が荒い。5枚のプリントの結果で見て、そこそこいけていれば先に進む仕組みだ。習うより慣れろ形式で、それはそれで悪くない面もあるのだが、本人の意識が低く漫然とこなしている場合は、ミスの発生しやすい癖なども不明なままなんとなく流れてしまう。特に、間違った問題の計算跡を消してしまう習慣が致命的だと思う。ミスした問題に限って繰り返すシステムがないところももったいない。
もっとも、今、公文をやめても別にここから母が引き継いで計算練習をきっちり回していこうなんて思ってるわけではない。四年の間は塾任せでゆるゆると…ともかく、塾と公文の両方は現在のペースでは消化できず、これまでも公文の宿題は滞りがちだったので絞ったというだけなんだけど。新五年あたりからは本腰いれないとね。
公文国語のほうは(F教材後半まで行った)、本人曰くばっちり役に立っているということで、漢字は定着からは程遠いけれども読解のほうはほぼパーフェクト。兄とはまったく違う楽なスタートが切れて喜ばしい。しかしこれはもともと本人の資質が違っていただけではないかという説が有力なので、結局こんなんで「実験」になるわけはないのだが…
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今日の弁当
今日からはなひめは二泊でサマーキャンプなので、それ用の弁当。
コンビーフサンド、ジャムサンド、プチトマト、ブロッコリー、ゆでたまご、ぶどう。
しかし、はなひめがこの弁当を受け取って、あろうことかバレーボールのときのバッグのほうにのせて出発してしまったので、まぼろしのキャンプ弁当となった(-_-# またろうが代わりに食べますけどね
←やっててよかったかどうか公文式!?
こじろうを、新五年スタートで入塾させたとき、計算力がぼろぼろだったため、公文でもやらしときゃよかったと後悔したものだが、こじろうの場合には計算力の立ち上がりは案外早く、途中からほとんど問題なくなってきた。
むしろ計算力はこじろうの武器になり、算数は簡単な問題なら落とさない(難しい問題は解けないにしても)ということで、合格への原動力になったと思う。これは、毎日まいにち、降っても照っても「計算と漢字」だけは妥協せずやらせた母の手柄だと思っていたが、あとからよく考えてみたら、一日3題から5題の計算問題をやらせるだけでいいなら、ぶっちゃけほとんどの子が算数得意になってるはずで(笑)そのトレーニングできちんとミスを収束させつつスピードアップを成し遂げたのは本人の資質によるものだろう。
というわけで、こじろうの場合、受験勉強前に公文をやらなかったことは、とりあえず計算面に限っていえば特に問題なかったといえる。
一方、問題ありまくりだったのは国語で、とにかく受験勉強をスタートした時点では、文字列を飛ばさず順序どおり追うということすらできず、簡単な抜き出しをすることも、10文字を正しく写すこともできない状態。こじろうにとって切に必要だったものは、公文算数ではなく国語のほうだっただろう。
国語は最後まで足をひっぱったが、受験勉強の中で格闘しながら、最終的には文章を読むこと、該当個所を抜き出すことなど基本動作はマスターした。センター模試の偏差値が出ないことをおいておくとすれば、社会や理科の学習の妨げにならない国語力くらいまではなんとかこぎつけたし、相性のよい志望校の国語ならそこそこ解けるようになったわけで、少なくとも公文国語に期待される程度のところまでは遅まきながら身につけたことになる。
それを、あらかじめ公文で身に着けておくことは(こじろうにとって)できたのか、できたとしたら、その後、今とは違う境地に達することができたのかというのは興味深いところではあるが実験することができない。
実験というかなんというか、我が家にはもう一人の人材(^^;; がいたので、中学受験を始める前に公文をしたらどうだろうかというのを試すことができた。
といっても公文を始めたのはあんまり早くなく、二年生の途中くらいだったから、塾に移行するまでにどこまでいけるのかはよくわからなかった。中学受験勉強前に公文をどこまでやっておくとよいかについては諸説(?)あるのでよくわからないが、公文の先生なら「I教材(中三相当)までやっておくといいですね」なんてことを言う。そうすると文字式をびしばしやってしまうことになるので、それが吉と出るか凶と出るかはあまり明らかではないと私は思う。
明らかなのは、四則計算(分数、小数含む)を速く正確にできれば役に立つということだ。そのことからいえば目標はF教材(小六相当)終了かと思われた。
ところがはなひめと「数」は思いのほか馴染みが悪く、「こんなところにつまづき石があったのか!!」と思うくらい細かく、いろんなところで停滞してはのろのろと進んでいった。停滞したときの公文というのは本当につまらないもので、まったく同一のプリントが嵐のように続いていく。苦行か修行かという感じ(-_-;;
そんな調子でなかなか進まず、結局E教材の後半くらい。目標にはまだだいぶ間があるけど、7月をもってはなひめの公文は終了させることにした。現状の計算力は非常にお粗末だけれども、今通っている塾の、簡単な簡単な算数のテストにおいては、自分は算数が得意だと錯覚できるくらいの点数が取れている。たぶん、はなひめにとって、この現状は公文に通った成果によるものだろう。
この先、計算力をもっともっと磨いていかなければいけないことは明らかなのだが、同じ時間をかけるなら公文ではないほうがいいと私は思った。公文は中学受験を意識して組まれた教材ではないので、塾の計算テキストなどのほうが受験には直結している、というのがひとつだけれども、それより大きな理由は、はなひめが公文中心に計算トレーニングを進めた場合、受験に必要な速さも正確さも得られないだろうと思うからだ。
指導者によっても大きく変わるだろうが、公文は進め方が荒い。5枚のプリントの結果で見て、そこそこいけていれば先に進む仕組みだ。習うより慣れろ形式で、それはそれで悪くない面もあるのだが、本人の意識が低く漫然とこなしている場合は、ミスの発生しやすい癖なども不明なままなんとなく流れてしまう。特に、間違った問題の計算跡を消してしまう習慣が致命的だと思う。ミスした問題に限って繰り返すシステムがないところももったいない。
もっとも、今、公文をやめても別にここから母が引き継いで計算練習をきっちり回していこうなんて思ってるわけではない。四年の間は塾任せでゆるゆると…ともかく、塾と公文の両方は現在のペースでは消化できず、これまでも公文の宿題は滞りがちだったので絞ったというだけなんだけど。新五年あたりからは本腰いれないとね。
公文国語のほうは(F教材後半まで行った)、本人曰くばっちり役に立っているということで、漢字は定着からは程遠いけれども読解のほうはほぼパーフェクト。兄とはまったく違う楽なスタートが切れて喜ばしい。しかしこれはもともと本人の資質が違っていただけではないかという説が有力なので、結局こんなんで「実験」になるわけはないのだが…
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コンビーフサンド、ジャムサンド、プチトマト、ブロッコリー、ゆでたまご、ぶどう。
しかし、はなひめがこの弁当を受け取って、あろうことかバレーボールのときのバッグのほうにのせて出発してしまったので、まぼろしのキャンプ弁当となった(-_-# またろうが代わりに食べますけどね