アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

音階の安定性向上について

2017年08月08日 | ピアノ
今回弾いたモーツァルト二台のピアノのためのソナタのような曲を、丸ごと「ノーミスクリア」するなんてことは一生できませんが、とりあえず一回目よりは二回目。

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今回は前回に比較すると、
・テンポやや速く
・ミスタッチやや少なく
・ミスタッチ後の回復やや早く
という変化があったと思います。三点とも「やや」でしかなく…びみょーな程度(^^;; の向上ではありますが、それが三点合わさると実用上ちゃんとわかるほどの差が生まれます。

この中で「ミスタッチ後の回復」について考えてみますと、
そもそも頭の中で考えれば、ミスタッチなんていいからさっとその先に(テンポどおり)進めばいいのに、ってなもんですがそれが難しいんですよね初心者には。

音大卒だとやはりミスしても流れを止めないで先に行くことについて徹底できている人が多いような気がします。
大人からピアノ(再開含む)の人は苦労している人が多いんじゃないかな。
若いころに訓練しないとなかなかできないものなんでしょうか?

なんでこれが難しいのかというと、

(1) ミスをしたことで聞こえる音が変わり、頭の中に流れる音楽が壊され、次の音のイメージがとっさに浮かびにくくなる。
(2) ミスをしたということは、手が想定とは違う場所や形になっているということであり、そこから次の音へ向かう「運動」は練習と違うものをとっさに作り上げなくてはいけない。

というのが本質的な問題点だけど、加えて

(3) ミスをしたことで焦る(笑)

という無視できない心理的な問題点が輪をかける。

まぁ(3)については、結局のところ場数を踏むというか、だんだん慣れるとマシになってくるとは思うんです。何年か前よりは図太くなったよね…ピアノ再開したてのときは、その緊張を取るほうが動作の正確性よりすごく効くもんだから、「ちょいと一杯ひっかけて」から本番するほうが明らかに結果よかったんだけど。

最近、飲んでから本番ってのをむしろ避けるようになった(っつか、飲まないのが普通-笑)のは、私なりに、飲まないほうが結果がよさそうだと感じるようになったからです。緊張が取れるのはいいんだけど、集中はしにくいし、動作が大雑把になる傾向はあるからね。

さて、元々、コトが「音階」であれば(1)の影響は小さくて、多少ごちゃついた音が耳から入ってきたとしても、ドの次はレ、レの次はミなんだから、フォーレだのラフマニノフだので臨時記号付きまくってるのに比べると混乱しにくい。

それで、今回感じた向上分は、(3)が多少あるほかは主に(2)の要因かなと思います。

例えば、「レ-ミ」と来るのが予定の動作だったとしましょう。ところが、「レ」ではなく「ド」を弾いてしまったとします。
そこで、「レ」を弾き直してから「ミ」に移るのではなく、
「ド」から直接「ミ」に移るには…??

・ドから離脱し
・横方向調整
・ミを打鍵

この一連の動作が「小さくて済むようになった」という感覚があります。特に「離脱」のところです。
ドを打鍵した次の瞬間にはもうそこのキーには重みがかかってない、浮いているというような。

前回のときだったら、足がまず沈んでいるところをぐっと踏み切ってジャンプしてから移動して次のところへ降りるんだけど、
今回は、もう浮いているのですぐ移動して降りるだけ、みたいな。

あまりいい説明じゃないかもしれませんが、ともかく動作の修正をするのが楽になったという気がするんです。

前回の録音を聞くと、いちいち強く踏み込んでいる…というか、がちがち弾いているのがわかります。
つまり必然的に音色も変わってくるということです。

前回は三年弱くらい前です。その間に何があった…というと、うちにめるちゃんが来たんです(^-^)


ま、結局、何が言いたいかというと、音階の安定性向上のためには、音階練習(ハノンとか)以外にも、弾き方を変えるという方向もあるというふうに思うわけです。

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