アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

子ども時代の幸せなピアノ

2017年08月12日 | ピアノ
明日は24調の会だけど、ヘ長調にキャンセルが出たので、ヘ長調、ヘ長調…と探してみて

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吉松…ちがう、
耳をすませば…ダメ、
ブルクミュラー…んーんん
インベンション…8番なら前やったけど解凍に時間がかかるな
ショパン24の前奏曲…ヘ長調どれだっけと開いてすぐ、パタンと閉じる(^^;;

ってな具合で、中田喜直の「悲しいワルツ」に行きついた。

こんな曲です→とりあえず弾いてみた「悲しいワルツ」

この動画で使った写真のとおり、持っていたのは私が小さいころ使っていた年代物の楽譜で、おねだん250円
(今は1296円らしい)

「悲しいワルツ」のページにはいろいろと書き込みがあって、おそらくは私が発表会で弾いた曲。
小3でエリーゼのためにだったところから考えると、たとえば小1とかそんな頃だろうか。

よく見ると、書き込みには先生が書いた部分と私の母が書いた部分があって、


ここは、先生が指使いを二とおり提案し、母がその片方を採用したらしい


ここはなんと、似て非なる繰り返しのところ、えーいおんなじにしてしまえば覚えやすいってんで母が音の変更を提案している。
(いいのか? 教育者としてそれでいいのか??)

私のおぼろげな記憶によれば、母は私のピアノにほとんど口出しをしていなかったような…
もちろん先生を選んで月謝持たせて通わせてはいたんだけど、
特に練習しろと押し付けられた記憶もないし、
家で練習しているときもうるさく指示(修正)された記憶もない。

私のほかに生徒がたくさんいたのだからそちらは仕事で教えるけれど、
まぁ娘は弟子じゃないわけで放置だったのかなとなんとなく思っていたんだけど、
楽譜を通しての細かいやりとり、
弾きやすさについて細かく配慮している様子などからみると、
無関心なんてものじゃなかったように思われる。

自分が親になったからこそ改めてわかることだけれど、およそ子どものことで、
関心を持ちつつ、かつ、うるさくなくいることというのは至難の業なのであって(^^;;
少なくとも私のよく知る母の性格からいってそんなことはありえないとも思えるんだけれど、
どういうわけだかピアノに関してはその姿勢が貫かれていたらしい。

不思議だ…

ともかく、私は子どものころ、特にピアノを楽しいとも好きだとも思っていなかったし
そういう意味では「幸せなピアノ」とはいえないかもしれないけれど、

嫌な気持ちにならない範囲で音楽の基礎を教えてもらっていた

というのは幸せなことではないだろうか。実際、その大きな果実を数十年後にこうやって得ているわけで。

音大に進ませようとも思ってないのにソルフェージュや聴音もやらせて、
ピアノに関しては習わせつつも強制せず、
上から下までピンキリの演奏を豊富に聞く機会を持たせてくれた。

ということに感謝の気持ちでいっぱいです。


そんなふうに過去、自分の置かれた状況に思いをはせることができたお題「ヘ長調」でした。


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