三月に「調べの蔵」でシューマン詩人の恋コンサートをやりましたけど、
←ピアノにも歌は必要です
今日はそのお二人にうちまで来てもらってゴージャス「詩人の恋」伴奏レッスンでした!!
詩人の恋は16曲あるなかで、
アンダンテ: 1 心躍る美しい五月に, 2 私の涙からたくさんの花が咲き乱れる
きーちゃん: 7 私は恨まない
くさぴあ: 13 私は夢の中で泣いた, 14 毎晩私は君を夢に見る
スケルツォ: 16 昔の、忌まわしい歌
となりました。これ、なかなかバランスよかったです。
1番は、曲集の滑り出しで美しく柔らかい感じですがなかなか謎な(調がわかんない)始まり方で、終わり方も半端な感じ。1番では終われないので2番はセットですね。まだそんなに暗くないんですが、2番になるとちょっとストーカーになるっぽい気配が…
7番は、前半のシメともいえるけどむしろ全体の要となる曲。とても力強くて不協和音が多く、恋人を失った主人公の動揺が(o_o) 「私は恨まない」といいつつ、その響きの歪みに「いやめっちゃ恨んでるし!!」な怖さ。
13番と14番はいずれも夢がらみで、このあたりに来ると
「こいつ危ねーよ、絶対友達にはなりたくないタイプ」
がはっきりする。
16番は全体のシメで、重く暗く力強い歌と、長大すぎる美しい後奏。
三月の会も大村くんのレクチャーがすごくおもしろかったのですが、それは聞く側としてのおもしろさでした。
今日は伴奏をレッスンしてもらったのでより深く違う角度で…
ペダルの踏みかえ方から、音量のバランス、休符はしっかり無音を作って歌を単独で聞かせる(または空白の緊張感を演出する)、など
そのへんはまだしも(実際にそのように弾けるかはともかく)何度も聞いていますしわかっている気がしていたのですが、
まったくわかってなかったのは緩急とか間の取り方です。これは曲を聞き慣れてもうあるべきノリがわかってるつもりでも、弾くとなんかそれが「あれ、やっぱりわかってなかった」になり、再現しようとするとなんだかぎこちない(笑)
実際に歌ってもらって弾いて、横で大村先生が渾身の指揮をしてるとだんだんつかめてきます(^^;;
最初に弾いたときには、「ちゃんと弾く」ことに集中してたので、ほとんどミスなしで弾けたけど伴奏としてはなんかちょっと違う感じで、レッスンの最後に通したときは「よそごと」考えてるせいでミス多めでしたがほんとに
「伴奏してる!!」
感じでとても気持ちよかったです。シューマンの伴奏はただ「ぶんちゃっちゃっ」と和音を追加してるだけではなくてもっと複雑な役割を持っていますが、そうやって歌を引き継いでさらに越えていくところとか僭越ながらぞくぞく楽しい。
前川くんの声がもう!! 素晴らしくて(^-^)
レッスン枠の最後は鳥目さん、「詩人の恋」を離れてシューマンの「献呈」、プッチーニの「トゥーランドット」でした。
最初、テンポは? のときに「どんなテンポでも」と返した鳥目さん、さすが~(そんなこと言ってみたいもんだ)
でも一回目弾いたときのテンポはちょっとさすがに速すぎでしたかね。弾いてみて、歌がちゃんと「しゃべる」にはこれじゃ速かったということも体感でき、あと息吸うリズムもあるんで細かく修正していって、最後に弾いたときはばっちりフィットでした。
そしてトゥーランドット、これはドイツリートとまったく違う世界で、前川くんがプッチーニをどーんと声はって歌うともぅもぅもぅ…このリビングじゃ狭すぎる!! みんなもう迫力にやられてくらんくらんに引き込まれました。
こんなにイタリアものを歌えちゃう前川くんがその「武器」を封印せざるをえないドイツリートに臨んだとき、難しかったといっていた意味もわかりました(ほんとに違うんだもの)。
でもイタリアオペラがきちんとできる人がそれからリートも歌えるようになるとほんとに強い(パワフルなドイツリート)ようですよ。
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今日はそのお二人にうちまで来てもらってゴージャス「詩人の恋」伴奏レッスンでした!!
詩人の恋は16曲あるなかで、
アンダンテ: 1 心躍る美しい五月に, 2 私の涙からたくさんの花が咲き乱れる
きーちゃん: 7 私は恨まない
くさぴあ: 13 私は夢の中で泣いた, 14 毎晩私は君を夢に見る
スケルツォ: 16 昔の、忌まわしい歌
となりました。これ、なかなかバランスよかったです。
1番は、曲集の滑り出しで美しく柔らかい感じですがなかなか謎な(調がわかんない)始まり方で、終わり方も半端な感じ。1番では終われないので2番はセットですね。まだそんなに暗くないんですが、2番になるとちょっとストーカーになるっぽい気配が…
7番は、前半のシメともいえるけどむしろ全体の要となる曲。とても力強くて不協和音が多く、恋人を失った主人公の動揺が(o_o) 「私は恨まない」といいつつ、その響きの歪みに「いやめっちゃ恨んでるし!!」な怖さ。
13番と14番はいずれも夢がらみで、このあたりに来ると
「こいつ危ねーよ、絶対友達にはなりたくないタイプ」
がはっきりする。
16番は全体のシメで、重く暗く力強い歌と、長大すぎる美しい後奏。
三月の会も大村くんのレクチャーがすごくおもしろかったのですが、それは聞く側としてのおもしろさでした。
今日は伴奏をレッスンしてもらったのでより深く違う角度で…
ペダルの踏みかえ方から、音量のバランス、休符はしっかり無音を作って歌を単独で聞かせる(または空白の緊張感を演出する)、など
そのへんはまだしも(実際にそのように弾けるかはともかく)何度も聞いていますしわかっている気がしていたのですが、
まったくわかってなかったのは緩急とか間の取り方です。これは曲を聞き慣れてもうあるべきノリがわかってるつもりでも、弾くとなんかそれが「あれ、やっぱりわかってなかった」になり、再現しようとするとなんだかぎこちない(笑)
実際に歌ってもらって弾いて、横で大村先生が渾身の指揮をしてるとだんだんつかめてきます(^^;;
最初に弾いたときには、「ちゃんと弾く」ことに集中してたので、ほとんどミスなしで弾けたけど伴奏としてはなんかちょっと違う感じで、レッスンの最後に通したときは「よそごと」考えてるせいでミス多めでしたがほんとに
「伴奏してる!!」
感じでとても気持ちよかったです。シューマンの伴奏はただ「ぶんちゃっちゃっ」と和音を追加してるだけではなくてもっと複雑な役割を持っていますが、そうやって歌を引き継いでさらに越えていくところとか僭越ながらぞくぞく楽しい。
前川くんの声がもう!! 素晴らしくて(^-^)
レッスン枠の最後は鳥目さん、「詩人の恋」を離れてシューマンの「献呈」、プッチーニの「トゥーランドット」でした。
最初、テンポは? のときに「どんなテンポでも」と返した鳥目さん、さすが~(そんなこと言ってみたいもんだ)
でも一回目弾いたときのテンポはちょっとさすがに速すぎでしたかね。弾いてみて、歌がちゃんと「しゃべる」にはこれじゃ速かったということも体感でき、あと息吸うリズムもあるんで細かく修正していって、最後に弾いたときはばっちりフィットでした。
そしてトゥーランドット、これはドイツリートとまったく違う世界で、前川くんがプッチーニをどーんと声はって歌うともぅもぅもぅ…このリビングじゃ狭すぎる!! みんなもう迫力にやられてくらんくらんに引き込まれました。
こんなにイタリアものを歌えちゃう前川くんがその「武器」を封印せざるをえないドイツリートに臨んだとき、難しかったといっていた意味もわかりました(ほんとに違うんだもの)。
でもイタリアオペラがきちんとできる人がそれからリートも歌えるようになるとほんとに強い(パワフルなドイツリート)ようですよ。
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