人生初リストはこれで決まり

昨日の夜は参加者六人のこじんまりした練習会でした。

　　　←リストさん天才です。って思った

場所は個人宅で、広々したリビングの隅にちんまりスタインウェイのグランドが収まっていて、
(大きなグランドが、ちんまり、って何かの間違いかと思われると思うのですが、あまりにしっくりしていたので)

和と洋が融合した、しっとり落ち着く空間で、
お手製の赤ジソジュースを飲みながら演奏に耳を傾けました。

素敵すぎるおうちにもびびったのですが、
練習会で弾かれた曲のラインナップが…

ショパンのバラ4

ショパンの幻ポロ

と来て次が私です(o_o)

しかもお二方とも譜面台取り去って暗譜で…

えっと、譜面台は戻してもらいましたが(^^;;

私の次はリストのパガニーニ練習曲1～3、3があの「ラ・カンパネラ」ね、はいはい

こんなシチュエーションでいったいどうしろと。


どうしろもこうしろもありません、弾くつもりだった曲をそのまま弾くしかないですね。

シベリウス／「孤独な松の木」「踊り」
モーツァルト／ピアノソナタハ長調 K.330

ここでしのごの言い訳しても始まりませんので心をこめて弾くだけです。

なんか開き直って弾いてたらだんだん楽しくなりました。弾きやすいピアノで、最初は高音が鳴りにくいかと思ったけどどうもめるちゃんと当たりどころ(?)がちょっと違うだけで、慣れたらいい感じになりました。

ほかの方と全く違う曲調で、いいですね!! モーツァルト(と日記には書いておこう)

全員弾き終わって、ちょっとお話ししながら二巡目、弾きたい人は…のところで

「では、これから練習しようと思っている『人生初リスト』を」といって私がピアノの前に座ると、
みなさんオオッといったいどんなリストに挑戦するんだろう、って

そこで私が弾き始めたのは
モーツァルト＝リスト Ave Verum Corpus

…ん? リスト?? モーツァルトじゃないの?? あ、リスト編曲??

そういえばリストって、ものすごくたくさんの曲を編曲していますよね。「リスト編曲」っていうとなんでも超絶技巧になる印象ですが

今くるか、今くるか(バラバラバラバラーって派手になるところが)と思ってるうちに終わってしまいました(笑)

「案外忠実な編曲なんですね」
という感想をいただきました。これ、忠実どころか、調もぜんぜん違う、音域アゲアゲ、そんなもんはなかったというバス音入り、がらりと違う編曲なんですが、不思議と聞いた感じは「教会で合唱隊が歌っている雰囲気を忠実再現」みたいに聞こえるんですよね。

とても気に入りました。練習します。


…誰ですか～?? 初リストとかいってそんな地味な曲は詐欺とかいってる人はー。案外、これはこれでリストっぽいんじゃないですか? とても宗教的ですよね。


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