アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

バッハだけは「順番」を気にしてたのかも

2017年09月17日 | ピアノ
岡山・広島旅行に連れてく曲を選ぶときにも思ったんだけど、だいたい「これからの人生、今が一番若いんだから」曲の難易度はともかく一生のうちに弾きたい曲をどんどん好きなものから弾いていく方針で、ずいぶん幅広く手をつけているな、と。

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アマチュアの中には「ばっかり」好き派の人もけっこういて、

スクリャービンばっかり10年弾いてますとか、
これからの人生もう全部モンポウでいいですとか、



先日聞いて驚愕だったのは「もう生涯ツェルニーばっかり弾きたい」という人がいるって話。将来バリバリ難曲を弾きたいがために今ツェルニーをがんばってます、ということではなくてツェルニー「が」好きな人。別にお指の体操としてスムーズに指が動くのが快感だとかいう話でもなくて、ツェルニーを弾いていると豊かなイメージか広がって楽しいということだそうで、まぁ人それぞれだなと。

プロならある程度、好きでなくても弾かなきゃいけない場面とかあるかもしれないけど、
アマならいつまでもどこまでも好きな曲だけ弾いててもなんの問題もないわけで、

というより、そこを極めることで濃いぃ魅力が出てきたりするので、むしろいいことかもしれないよね…

けどまぁ私としては、弾くことは聞くこと(そのジャンルの曲を聞いたときにより楽しめるようになること)でもあるという主義とも関連して、なるべくなら幅広い曲を弾いていきたい。というか、実のところあれもこれも好きなんだよね。これはこうであれはあぁ、いろいろ味わってみるのがおもしろいと思うの。

未体験ゾーンだったドビュッシーやシューベルトやリスト(!?)も、ちょこっとずつ手をつけてきてどんどん楽しみが広がってる気がする。

で、ハッと気が付いたんだけど

バッハが手薄です。

そういや、元々おゆき先生のところに行くときに「インベンションをおゆき先生に教わりたい」という動機で通い始めたんだった。
そのときは、インベンション+曲でレッスンしてもらうのを基本としようと思った、はず、なんだけど

だいたいにおいていつでも急いでる曲があったり(ものごとがイベントドリブンで進むもので)
それを応急措置してもらってすぐ次、みたいなペースなもんで
インベンションを弾く暇がなく…

考えてみれば不思議な話で、ピアノ曲の中で「バッハ」だけ特別扱いになっている。

特別扱いというか、なんとなくバッハだけが「気が重く」なっている。それはほかと何が違うのかというと、

(1) バッハだけは、人前で弾く曲として認識していない。
(2) バッハだけは、「マルをもらう」対象としてなんとなく思っていた。
(3) バッハだけは、「曲の順番」があるような気がしていた。

それに気づいてからは、(2)をやめたんです自主的に(勝手に)。つまり、一回目、二回目を持ってったらもう次の曲にする。
三回目のレッスンで続くととたんにめんどうになっちゃうのが自分でわかったから。

それでとりあえず気は軽くなったんだけど、結局のところバッハだけが人前で弾かない、つまり急ぎでない曲だから持っていかないわけね。

なんかねぇ。

でも、今回の旅行とか、くさぴあさんが弾いてた平均律とか、
バッハいいよね、って思って

インベンションが済んでないからバッハ人前で弾けないと思うのやめた。
というか、そんなことを自分で勝手に思ってたこと自体、驚きなんですが
たぶんなんとなくそう思ってたんですよね。

次は(いつになるかはよくわかんないけど)人前で弾きたいバッハを選んで、いつものほかの曲みたいに練習したりレッスンに持って行ったりしようと思います。

そうしないとバッハ弾かないで人生終わっちゃうよ!! それはやだ。


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コメント (4)
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