アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

モーツァルト+藤田真央「天真爛漫」

2020年12月07日 | ピアノ
この土日で放映された「題名のない音楽会」はご覧になりました? もし、毎週上書きで録画しててまだ見てない方がいらっしゃいましたら、消えないうちに見てね!!

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藤田真央さんが登場してモツソナ弾いてくれてるんですよ。なんかこの企画は、タイトルのない曲にタイトルをつけて演奏してもらうってことだそうで、真央さんは

K.545 第一楽章 →「天真爛漫」
K.310 第一楽章 →「満身創痍」
K.281 第三楽章 →「温故知新」
と名付けて演奏しました。

番号を覚えてなくても、タイトルからなんとなく想像できるかなと思うのですが、「天真爛漫」とはあの「ドーミソシードレド」のやつです。

ソナチネアルバムに入ってるモツソナ。子供が弾く曲のようでありながら実際弾くとなると意外と難物。

真央さんによればこれを「天真爛漫」とつけたのは、「ソナタ形式のルールを破っている」から。つまり、再現部でハ長調に戻らないでヘ長調へ行ってしまう衝撃。
ドッキリをしかけて、よーし成功!! (ドヤ顔)
というようなモーツァルトが目に浮かぶというわけです。確かにそんなキャラだったかも…というかそもそも真央さんがそういう…

というわけで、真央さんがこの曲を弾くと(なんとこの曲を弾くのは今回が初めてだそうです)、もう似合うというかなんというか、まぁモーツァルトがこんなふうに弾いてたんだろうな、と錯覚する雰囲気です。めっちゃ楽しそう。いたずらでわくわく。

しかし真央さんが弾いてるピアノは現代ピアノ、ヤマハのCFXでしたっけ(高いやつ)。モーツァルトが弾いていたのは「フォルテピアノ」ですよね。モーツァルトが弾いていたのよりも音は大きく豊かに鳴り響き、長く保持されるようになり、鍵盤は重くなり。

真央さんが弾くモツソナは、くるくる変わる表情が魅力的で、とても軽やかなんですが、現代ピアノをこの感じで美しく弾くのってずいぶんな超絶技巧です。シンプルで音数少なめ、なんだけどね。

こんな弾き方が誰にでもできるもんじゃないという証拠には、チャイコフスキーコンクールで一次予選のあと、審査員たちが真央さんの控室にわざわざ来て、モーツァルトに感動したと。「君はモスクワの聴衆にモーツァルトを教えにきたのかい」

ところが二次以降ではモーツァルト弾いてなかったんで二位になってしまった(本人談)

まぁともかく。真央ちゃんのモーツァルトってなんかずっと聞いていたいんだよね。「題名のない音楽会」は毎週上書きで予約録画してるんだけどこの回はロックかけました(^^;;


----- 今日の録音
バッハ/インベンション7(練習その1)

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