アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

自由なスカルラッティ

2020年12月01日 | ピアノ
スカルラッティK.27(L.449)を練習し始めて気が付いたのだけど、楽譜に強弱記号とかペダルとかいろいろ書いてある…

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この前、スカルラッティK.264(L.466)を弾いたときに使った楽譜はそういうの何にも書いてなかった…
(いずれもimslpで目についたものを適当にダウンロードしただけで特に選ぶポリシーとかない)

考えてみれば、スカルラッティさんはバッハくらいの時代の人なので、ついてないほうが正しい? 元のに近い?? ってことなんだろうとは思うんだけど。

そもそも、特定の気に入った演奏があってこの曲を弾こうとしているので、その演奏とすごく違う強弱記号がついてる楽譜を見て弾くのはちょっとやりにくい。別に、その「気に入った演奏」の弾き方を逐一真似しようとしているわけでもないんだけど、ほら、

美容院で、ヘアカタログみて「これと同じにしてください」ったって、
顔も髪質もいろいろ激しく違うのに真似できるところだけしてもぜんぜん違ったものになる

ってのと同じで、自分の技量で、自分の気に入った演奏の、真似できるところだけ真似してもなんかうまくいかないっていうか。

スカルラッティK.264(L.466)のときは
2020ピティナ特級二次 スカルラッティ, ドメニコ:ソナタ,K.466,L.118  pf. 尾城 杏奈:Ojiro, Anna
をだいぶ参考にして練習したけど、真似できないところや、真似していないところがあります。

ちなみに、この曲で有名な演奏としてホロヴィッツのがあるけど、まぁ聞いてみて気に入らないというのではないけど、真似しようもないのでなんとも。

スカルラッティK.27(L.449)は、あまり自分的に固まらないうちに(あまり練習しないうちに)いろんな演奏聞いてみようと思って、Youtube検索してたんだけど、案外私の気に入るような演奏をしてくれる人は少ない(←偉そうw)

とにかく、次々聞くと次々違うというか、みんな(プロでも)けっこうバラバラなので、スカルラッティって自由だな、あまり決まってないんだなと思った。

あれやこれや正解は決まらない、みんな違ってみんないいとしても、これはNGということもあるのだろうから、あまり練習しないうちにおゆき先生レッスンに持っていこう…というか、もう土曜日だからあまり練習しようがないだけなんだけども(^^;;

ところで、スカルラッティの曲って、やたら多数あるうえに番号体系が2つあってその番号の順番がほんと出鱈目で混乱するんだけど、Lのほうはロンゴさんのつけた番号だそうだ。ロンゴさんは「ロンゴ版は、校訂者自身の主観的な作品のグルーピングや史料に関する不備など批判が多い。」(ピティナピアノ曲事典)とかあるけど楽譜にいろいろ記号つけてるのはこっちの人なんですねたぶん。まぁ勝手なことして、という批判もあるけどこの方のおかげでそれまで埋もれてたスカルラッティの良さが見直されてきたということなので功労者ですね。

----- 今日の録音:
バッハ/インベンション6(練習その2)
この曲おもしろいね


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