前期授業はすべての授業がリモートで、「物理学実験」みたいな名前がついたクラスでも、先生の説明動画と、データ送られてきて整理してレポート書くみたいな課題があっただけでした。
←来年はどんな年に…??
それはしかし「実験」なのか…!?
という事態で始まった今年度ですが、後期はそういう授業に関しては対面でOKということになっています。もっとも「実験」と名のついた授業だから全部従来型の方法に戻るということではなく、説明部分はリモートだったり、実際に実験するところは大学でやるにしても、「密」を避けて二交代制だったり、いろいろ細かくミックスしている模様です。
そうするとどうなるかというと…
対面授業のものをまとめて同じ日にやってくれるわけではないので、大学へ行って対面授業、家に戻ってリモート授業、また出かけてバイト(^^;; とか、せわしなく複雑です。
・大学で対面授業
・リアルタイム授業(ZOOM)
・オンデマンド授業(動画)
・課題
ひとつの科目でもいろんなスタイルが混じってたりするので、ほんとややこしいです。間違えそうです。うちでは今、大学生なのははなひめ一人で、こじろうはあと修論書けばOK、またろうは社会人ですからほんとに助かりました。またろうが大学生だったらこんな管理は無理で、留年待ったなしでしょう(ってか、そうでなくても留年したんだけども)。
それと、前期の「なんでもリモート」の利点であった「移動時間がない」メリットは失われ、増えた課題だけがどーんとのしかかっているのでとにかく忙しそうです。
いろんな授業形態には、それぞれ良いところもあり、それをミックスして活用していくというのは、たぶんコロナ後も続くでしょう。
けれど現在はコロナ後でなくてコロナ中なので、授業の性質に応じてベストな形態を選択しているわけではなく、「どうしてもの作業(実験実施)」以外はリモートでやっているし、対面の授業が終わればすぐ帰るように言われているし、どうしてもの作業であっても大学の外へ行く実習はやっぱりできないとかの制約があります。
現状は、「大学」という場の大幅なサービスレベル低下であることは間違いなく、もちろん大学のせいではないにしても、大学生による「授業料返せ」運動が高まっている国もあるようですが当然だと思います。(コロナで変わる世界<教育編①>学費返還を求める韓国、欧米の大学生 揺らぐ大学の価値)
日本でそこまでの状況になっていないのは、大概の家庭では本人がスポンサーでないことが大きいのではないでしょうか。自分が借金して、あるいは数年社会人をして学費を貯めてから学生をしている場合、サービスレベルが低下したら「金返せ」と言いたくなるでしょう。しかし日本の大学生は特に自分のこととして金銭負担を感じていなくて(うちの子も)、いろいろ不満があるとしてもそれは「金返せ」という形ではない。そして、もっと深刻に困っている学生の思うところは比較的少数者の意見となり、「運動」としてまとまるより先に、退学からの生活立て直しで必死なのでは?
元々がリモートの、通信制の大学と違って、学費が高いうえに、まともにリモート授業が作れない(作れない?)先生が多いのはかなりの「お買い損」感であると言わざるを得ません。
そして私自身にとっての不満・不安の中心は、そういった授業自体の「お買い損」感にあるわけではありません。
授業で、授業と授業の隙間で、あるいはサークルで、そして放課後に、学生同士「情報交換する」「議論する」「だべる」「溜まる」…そうしたことから、たくさんの学びや人生(「恋」を含む)があったはずで、そういったことが大学の機能のかなりを占めていたと思うのですけど…それが失われたこと、そして何より、既にすっかりその状態に慣れた本人がそれについてあまり不満を持っていないことが一番の不満であり不安です。
一年間、こういう状態でした。そして来年度は??
二年間、こういう状態が続いたら、大学生活はコロナ以前とはまったく別物になるでしょう。「単位」「成績」には見えないところで。
そういう学生たちが、社会に出ていくんですよね…
----- 今日の録音
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それはしかし「実験」なのか…!?
という事態で始まった今年度ですが、後期はそういう授業に関しては対面でOKということになっています。もっとも「実験」と名のついた授業だから全部従来型の方法に戻るということではなく、説明部分はリモートだったり、実際に実験するところは大学でやるにしても、「密」を避けて二交代制だったり、いろいろ細かくミックスしている模様です。
そうするとどうなるかというと…
対面授業のものをまとめて同じ日にやってくれるわけではないので、大学へ行って対面授業、家に戻ってリモート授業、また出かけてバイト(^^;; とか、せわしなく複雑です。
・大学で対面授業
・リアルタイム授業(ZOOM)
・オンデマンド授業(動画)
・課題
ひとつの科目でもいろんなスタイルが混じってたりするので、ほんとややこしいです。間違えそうです。うちでは今、大学生なのははなひめ一人で、こじろうはあと修論書けばOK、またろうは社会人ですからほんとに助かりました。またろうが大学生だったらこんな管理は無理で、留年待ったなしでしょう(ってか、そうでなくても留年したんだけども)。
それと、前期の「なんでもリモート」の利点であった「移動時間がない」メリットは失われ、増えた課題だけがどーんとのしかかっているのでとにかく忙しそうです。
いろんな授業形態には、それぞれ良いところもあり、それをミックスして活用していくというのは、たぶんコロナ後も続くでしょう。
けれど現在はコロナ後でなくてコロナ中なので、授業の性質に応じてベストな形態を選択しているわけではなく、「どうしてもの作業(実験実施)」以外はリモートでやっているし、対面の授業が終わればすぐ帰るように言われているし、どうしてもの作業であっても大学の外へ行く実習はやっぱりできないとかの制約があります。
現状は、「大学」という場の大幅なサービスレベル低下であることは間違いなく、もちろん大学のせいではないにしても、大学生による「授業料返せ」運動が高まっている国もあるようですが当然だと思います。(コロナで変わる世界<教育編①>学費返還を求める韓国、欧米の大学生 揺らぐ大学の価値)
日本でそこまでの状況になっていないのは、大概の家庭では本人がスポンサーでないことが大きいのではないでしょうか。自分が借金して、あるいは数年社会人をして学費を貯めてから学生をしている場合、サービスレベルが低下したら「金返せ」と言いたくなるでしょう。しかし日本の大学生は特に自分のこととして金銭負担を感じていなくて(うちの子も)、いろいろ不満があるとしてもそれは「金返せ」という形ではない。そして、もっと深刻に困っている学生の思うところは比較的少数者の意見となり、「運動」としてまとまるより先に、退学からの生活立て直しで必死なのでは?
元々がリモートの、通信制の大学と違って、学費が高いうえに、まともにリモート授業が作れない(作れない?)先生が多いのはかなりの「お買い損」感であると言わざるを得ません。
そして私自身にとっての不満・不安の中心は、そういった授業自体の「お買い損」感にあるわけではありません。
授業で、授業と授業の隙間で、あるいはサークルで、そして放課後に、学生同士「情報交換する」「議論する」「だべる」「溜まる」…そうしたことから、たくさんの学びや人生(「恋」を含む)があったはずで、そういったことが大学の機能のかなりを占めていたと思うのですけど…それが失われたこと、そして何より、既にすっかりその状態に慣れた本人がそれについてあまり不満を持っていないことが一番の不満であり不安です。
一年間、こういう状態でした。そして来年度は??
二年間、こういう状態が続いたら、大学生活はコロナ以前とはまったく別物になるでしょう。「単位」「成績」には見えないところで。
そういう学生たちが、社会に出ていくんですよね…
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