ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

戦艦大和めぐり

2006-02-05 23:38:45 | 旅行
映画戦艦大和ロケセットと大和ミュージアムを巡るツアーに行って来た。

初日、雪のちらつく広島空港に降り立った。寒かった。尾道から見た「大和のロケセット」はグレーで冬の景色に溶け込んで目立たなかった。橋を渡りバスを降りると、そこに金色の菊の御紋章。おお~~。映画で初々しい新兵が登った階段から大和の甲板に登る。

ここであの映画を撮影したのかと不思議に思う。もっと上のてっぺんまで大和を作り上げたかったらしいけど、消防法で作れなかったらしい。所々に立っている係りのおじさんが「撮影の時、向かいの尾道に叫び声や爆発の音や花火の音がうるさかった。市役所に文句を言った人もいたよ。」と「そのかわり、今、沢山の観光客が来てよこったじゃない」と言ったら「本当にありがたい。始めは12月で終わりだったのが3月に伸び、連休まで伸びたから。お盆の時は、あまりにも沢山の人が来て大和と一緒に島が沈むかと思った」と笑っていた。「もっと伸ばしたら」と言ったら「維持費がかかるから。時々ペンキで塗りなおし、撮影所から専門家が来てその上から汚れを上手く付けるんだよ。だから、もう伸ばせないみたいだ」と言っていた。取り壊すにも1億円かかるらしい。どっちにしても、おしいな・・・

二日目は呉で本物の自衛隊の潜水艦と護衛艦を間近に見た。停泊している船はグレーで物々しさをあまり感じさせない佇まいでひっそりと地味に停泊していた。そして大和が作られた「大和のふるさと」と書かれた大きな造船所をバスからみながら大和スタジアムに向かう。

スタジアムの入り口前の広場に戦艦「陸奥」の主砲身がでーーーんと鎮座していた。こんなに大きいんだ。

スタジアムの中央の「大和ひろば」に戦艦大和の10分の1の模型が、さすがに圧巻。3階からでも写真を撮ろうとして「全部はいらない」と夫が言いながら分割して撮っていた。バスのなかでガイドさんが「大和を作った費用は今なら東海道新幹線を全線作るのと同じくらいだそうです」と言っていた。

大型資料として「人間魚雷“回天”」「零式艦上戦闘機62型」「特殊潜航艇“海龍”」「各種砲弾」が展示してあった。

今、一切戦争と縁のないこの時代で、戦争で勝つために、そして人を殺す為に作られたこれらが大活躍していた時代があったなんて、不思議な気がする。たくさんの人達が一生懸命これらを作り、そしてこれらを使用した人達がいた。人が死ぬ事が日常だったあの時代。二度と再び戦争が起こらない事を、未来永劫この世から戦争が無くなる事を、深く深く願う。
コメント (1)
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