最近、夜の10時を過ぎるとベランダに出て、星空を見上げる。去年の12月中旬頃から火星が地球に最接近しているからだ。
冬は本当に星空がキレイだ。特にオリオン星座は幼馴染のように感ずる。
小学生の頃、宮沢賢治の“銀河鉄道の夜”を読んで、星空に魅せられた。昔の田舎の夜は外灯もなく、月の無い夜は本当に真っ暗だった。夜に懐中電灯と星座表を持って裏の田んぼに行った。懐中電灯で星座表を照らしながら空を見上げて、あれか、これかと思案した。今と違い、天の川は本当に川だった。そして、今と違い、あまりにも星が多く見えて、小さい私にはとうとう星座を探せなかったことを覚えている。
子供達が小さかった頃、時々、八ヶ岳に遊びに行った。そして、夜、近くの広場やグランドに行ってシートを敷き、子供達と寝転んでいつまでも星空を見上げていた。ロケットを飛ばして、宇宙旅行の空想ごっこをして遊んだ。あの頃は未来に夢が一杯あった。
オリオン星座の斜め上に一際、美しく輝く火星を見ながら、本当に人類は月に行ったのだろうかと思う。月を人類が歩いた映像を見ながら、私が今の私の年頃になった頃、人類は火星に行っているだろうと思っていた。そう、皆が信じていた。
でも、人間はこの地球の上にしか興味を持たなかったように思う。自分が、自分の町が、自分の国が一番豊かになりたいと。気に入らない人や、会社や、国や、人種を何とか組み敷こうと、その事ばかりに一生懸命に戦って来たように思う。
そして、今、気が付いたら人類が生きていく為の地球環境が悪化しつつある。毎日の生活も世知辛くなって来た。
時には、美しい星空を見上げて悠久の時を見つめるのも必要ではないかしら。いつまでも、オリオン星座を豊かな気持ちで皆が見上げられるような、戦いなど無い、そんなゆとりのある生活が出来ればいいのにと思う。
冬は本当に星空がキレイだ。特にオリオン星座は幼馴染のように感ずる。
小学生の頃、宮沢賢治の“銀河鉄道の夜”を読んで、星空に魅せられた。昔の田舎の夜は外灯もなく、月の無い夜は本当に真っ暗だった。夜に懐中電灯と星座表を持って裏の田んぼに行った。懐中電灯で星座表を照らしながら空を見上げて、あれか、これかと思案した。今と違い、天の川は本当に川だった。そして、今と違い、あまりにも星が多く見えて、小さい私にはとうとう星座を探せなかったことを覚えている。
子供達が小さかった頃、時々、八ヶ岳に遊びに行った。そして、夜、近くの広場やグランドに行ってシートを敷き、子供達と寝転んでいつまでも星空を見上げていた。ロケットを飛ばして、宇宙旅行の空想ごっこをして遊んだ。あの頃は未来に夢が一杯あった。
オリオン星座の斜め上に一際、美しく輝く火星を見ながら、本当に人類は月に行ったのだろうかと思う。月を人類が歩いた映像を見ながら、私が今の私の年頃になった頃、人類は火星に行っているだろうと思っていた。そう、皆が信じていた。
でも、人間はこの地球の上にしか興味を持たなかったように思う。自分が、自分の町が、自分の国が一番豊かになりたいと。気に入らない人や、会社や、国や、人種を何とか組み敷こうと、その事ばかりに一生懸命に戦って来たように思う。
そして、今、気が付いたら人類が生きていく為の地球環境が悪化しつつある。毎日の生活も世知辛くなって来た。
時には、美しい星空を見上げて悠久の時を見つめるのも必要ではないかしら。いつまでも、オリオン星座を豊かな気持ちで皆が見上げられるような、戦いなど無い、そんなゆとりのある生活が出来ればいいのにと思う。