ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

花粉症の季節が来る

2008-01-26 15:38:28 | Weblog
報道では花粉は2月初め頃から飛び始めると言う。でも、私は、もっと早くから反応し始める。

今年も、昨日から鼻がムズムズする。クシャミが立て続けに出た。私の感じでは、花粉が2~3個程、様子見に、斥候(古い)として飛び始めたと思っている。

去年は楽だった。でも、今年は去年の何倍も酷いらしい。イヤだなア。本当に何とかして欲しい。

TVで減花粉の杉を開発していると言っていた。何十分の一の花粉しか付かないらしい。そして、それを順番に植え替えるとしている。

でも、どうして、杉の木なのだろう。どうして、杉の木でないといけないのだろう。木の種類なんて沢山あるのに。その地方に合った落葉樹が沢山あるのに、どうして、杉林にこだわるのだろう。

杉林を歩くと暗くて、静かで楽しくない。それに、これはTVで、国の政策である杉の植林事業が“限界集落”の始まりだったと特集していた。そして、杉林は保水能力も地盤を強固にする力もなく、豪雨での土砂崩れを招く。太陽が一年中地面に届かないので、草も生えず、山の砂漠化を招くと言う。

私の田舎の山も落葉樹が切り出され、杉の植林が成された。一年中、杉の木の緑一色になってしまった山々がある。補助金で植林された杉山を見て、村人は孫の代には金になると喜んでいた。

私は、子供の頃の豊かな山の移ろう色々が好きだった。春のパステルカラーの山々、夏の濃い緑の豊かな山々、秋の豪華な錦織の山々、そして、静かに眠る冬の雪山。

私が里帰りする度に、山の色は一色に変わって行く。山に行くと、獣道は車の通る道に変わっていた。でも、去年、山に行き昇ったら、道路はガタガタになっていた。手入れもされていない。杉は植えっぱなし、道は作りっぱなしなのだろうか。

昔ほど、ゼンマイやワラビやキノコ類がとれなくなっていると言う。

“国敗れて山河あり
城春にして、草木深し”

と言うが、山河が荒れ果てて、田畑も荒れ果てて、村や町も荒れ果てて・・・では困る。

今、日本はイロイロな意味で曲がり角に立っているのではないだろうか。食の問題でも、環境の問題でも、家族の問題でも、純粋に生きていく事についても、様々な問題で。真っ直ぐ行くのか、右に曲がるのか、左に曲がるのか、それとも・・・。

10年後、30年後、50年以降を政治家や経済界のトップは考えているのだろうか。それとも、今年か来年の自分の損得しか考えられないのだろうか。それなりに勉強し、経験を積んだ“エライ優秀”な人々のはず。私達が“未来を託した”人々のはず。

花粉症から、日本の未来に漠然と不安を感じてしまった。


コメント
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