ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

雪が降る

2008-01-23 20:46:23 | Weblog
朝、起きたら雪。今年、初めて目にする。雪を目にすると歌いたくなり、思わず口ずさむ。昔、若い頃ヒットしてよく歌ったアダモの唄“雪がふる”



雪は降る あなたは来ない
雪は降る 重い心に
空しい夢 白い涙
鳥は遊ぶ 夜は更ける
あなたは来ない いくら呼んでも
白い雪が ただ降るばかり

この悲しみ このさびしさ
涙の夜 ひとりの夜
あなたは来ない いくら呼んでも
白い雪が ただ降るばかり


私の故郷は、新潟の豪雪地帯。今は、あまり降らなくなったが、私の子供の頃は本当に沢山降った。毎年、二階の窓から出入り出来るくらいに積もる。

本当に積もる時は、今日のように“雪”のような雪ではない。細かい粉雪。隣の家も白く煙って見えないほどの密度で降り続く。全ての音を消してしまうように、世の中は雪の降り積もる“サラサラ”という無音の音だけ。

風も無くただ降り積もる日々は、そんなに寒くない。窓辺でじっと見つめていると、異次元の世界に吸い込まれていくように感ずる。少しずつ、少しずつ雪の背丈が伸びていくのが分かるのだ。

今と違い、TVも玩具も無かった子供時代、冬は何をして遊んでいたのだろう。きっと、雪の世界を見つめながら空想の世界で遊んでいたのだろうな。そして、晴れたら、雪遊びをしょううと。

子供の頃は、冬は雪が降って当たり前、雪が積もって当たり前。どこに行くにも歩いて行く。自転車で通っていた中学校までも、毎日、毎日、ひたすら歩いて通った。

でも今、田舎でも、もうそんな風景は無くなった。ちょっとでも、積もれば機械で吹き飛ばしてしまう。道は道として、出ていないとダメみたいに。車は、いつも乗れないといけないみたいに。一家に一台、雪を吹き飛ばす機械がある。どんなに大雪の時でも、車が走れない時はない。

アダモの唄は、心を昔に遊ばせる。
コメント
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