昨日は、元サッカー選手の中西哲生氏の講演に行って来た。彼は、私が受けているある大学の市民講座の講師の一人である。
講演の中身は詳しくは書けないが、予想した話であり、私には分かっている内容ではあるが面白かった。
でも、最初に、彼のこれまでの活躍のダイジェスト映像が流され、終わりの文字が出た瞬間に、バチッ! あるいは、バサッ! と音がしてブラックアウトした。
窓の無い講堂だったので、真っ暗になった。初めは大学の電気が落ちたのかと思ったが、多摩地方が広範囲に停電になったという。
しばらく待っていたが、復旧しそうもない。それで、窓のある別の部屋に移動する事になったが、その、アナウンスをした瞬間に電気が点いた。
そのまま、講演は続けられたが、終了時間は伸びなかった。
春の講座の時に金子勝氏が講師として来た時には、時間が来ても、ノリにノッタ彼の話が終わらなくて、「私は、何時間でもしゃべります。帰りたい人は帰っていいですから」 と最後のバスが出るまでしゃべりまくった。
中西氏はコンパクトにまとめて時間通りに終了となった。
その中で、彼が選手に言っている事があると。一流の選手とは 「一人の大人としての立派な行動と、ファン・サポーターに夢や感動を与えられる選手」 それは、試合を離れても大事な事だと言っていた。
それで、思い出した事がある。
Jリーグが始まって、多分にもれず、私も子供もサッカーに夢中になった。私は、ガンバを応援し、息子は鹿島を応援し、なぜか、娘は広島を応援した。
娘は広島のファンクラブに入会し、川崎に住んでいた事もあり、息子と二人で広島とヴェルディの試合を見に行った。広島ゴール裏のサポーターは少なく、二人は応援グッズを渡され、一緒に応援した。
私はTVで見ていた。広島がゴールした瞬間に広島ゴール裏が映し出され、数少ないサポーターの中に大喜びしている二人が映り笑ってしまった。
高校生だった娘は、ヴェルディ大好きな友達と一緒にヴェルディの試合に行った事がある。その時、ヴェルディは王者だった。選手達はTVで持てはやされ、我が世の春だった。
娘の友達は、ヴェルディのある選手が大好きだった。TVでも雑誌でも取り上げられない時は無いほどの超人気者だった。
娘達が見に行った試合はヴェルディが負けてしまい、でも、友達は大好きな選手を見たくて選手達が出て来るのを沢山のファン達と待っていた。
そして、お目当ての大好きな選手が目の前を通った時、その選手の名前を呼び、選手にちょっと手が触った。
その時、その選手が娘の友達に
「汚い手で、さわるな!!」 と睨みつけた。
友達は泣きだしてしまい、それを聞いた私は、その選手が、そんな事を言うなんて信じられなかった。持てはやされる彼がTVで見せる尊大さは、彼のポーズだと思っていたから。
それから、私は、ヴェルディも、その選手も大嫌いになった。人気低迷の今のヴェルディの予兆が、その頃からあったのだろう。
中西氏が言うように、愛されるチームとは、いつも勝つチームでは無い。
感動、喜び、悲しみ、スペクタルを共有出来るチーム。共有できるスタイルがあり、絶対に諦めない “様”を見せる事により、私達に感動を与えられるチーム。
私がFC東京を応援しサポートするのは、まさに、そういうチームだからだ。
そして、選手が、私達サポーター・ファンと真摯に向き合ってくれるからだ。
小平練習場に行けば、疲れているだろうに、いつも私達に笑顔で話し、サインをし、写真に一緒に収まってくれる選手がいるからだ。
私は、そんな彼らを見ているだけだが、そんな場面をいいなと思い、応援するから頑張ってねと心からそう思える。
東京は、まだまだ、気の抜けない試合が続く。
骨をうずめる覚悟は出来た、と、このチームと一緒に成長したい、と、はっきりと言いきる徳永キャプテン。
ハッキリ言って、私にとってそれは不思議な思いだった。そんな立ち位置とは遠い所にいると思っていた彼が、この東京への愛をハッキリと口に出してくれた事に、非常に感動している。
これが、中西氏が言う、「良いサッカーチーム」 なのだと、確信している。
明日は多摩川クラシコ。
東京は絶対に勝利してくれるでしょう。
講演の中身は詳しくは書けないが、予想した話であり、私には分かっている内容ではあるが面白かった。
でも、最初に、彼のこれまでの活躍のダイジェスト映像が流され、終わりの文字が出た瞬間に、バチッ! あるいは、バサッ! と音がしてブラックアウトした。
窓の無い講堂だったので、真っ暗になった。初めは大学の電気が落ちたのかと思ったが、多摩地方が広範囲に停電になったという。
しばらく待っていたが、復旧しそうもない。それで、窓のある別の部屋に移動する事になったが、その、アナウンスをした瞬間に電気が点いた。
そのまま、講演は続けられたが、終了時間は伸びなかった。
春の講座の時に金子勝氏が講師として来た時には、時間が来ても、ノリにノッタ彼の話が終わらなくて、「私は、何時間でもしゃべります。帰りたい人は帰っていいですから」 と最後のバスが出るまでしゃべりまくった。
中西氏はコンパクトにまとめて時間通りに終了となった。
その中で、彼が選手に言っている事があると。一流の選手とは 「一人の大人としての立派な行動と、ファン・サポーターに夢や感動を与えられる選手」 それは、試合を離れても大事な事だと言っていた。
それで、思い出した事がある。
Jリーグが始まって、多分にもれず、私も子供もサッカーに夢中になった。私は、ガンバを応援し、息子は鹿島を応援し、なぜか、娘は広島を応援した。
娘は広島のファンクラブに入会し、川崎に住んでいた事もあり、息子と二人で広島とヴェルディの試合を見に行った。広島ゴール裏のサポーターは少なく、二人は応援グッズを渡され、一緒に応援した。
私はTVで見ていた。広島がゴールした瞬間に広島ゴール裏が映し出され、数少ないサポーターの中に大喜びしている二人が映り笑ってしまった。
高校生だった娘は、ヴェルディ大好きな友達と一緒にヴェルディの試合に行った事がある。その時、ヴェルディは王者だった。選手達はTVで持てはやされ、我が世の春だった。
娘の友達は、ヴェルディのある選手が大好きだった。TVでも雑誌でも取り上げられない時は無いほどの超人気者だった。
娘達が見に行った試合はヴェルディが負けてしまい、でも、友達は大好きな選手を見たくて選手達が出て来るのを沢山のファン達と待っていた。
そして、お目当ての大好きな選手が目の前を通った時、その選手の名前を呼び、選手にちょっと手が触った。
その時、その選手が娘の友達に
「汚い手で、さわるな!!」 と睨みつけた。
友達は泣きだしてしまい、それを聞いた私は、その選手が、そんな事を言うなんて信じられなかった。持てはやされる彼がTVで見せる尊大さは、彼のポーズだと思っていたから。
それから、私は、ヴェルディも、その選手も大嫌いになった。人気低迷の今のヴェルディの予兆が、その頃からあったのだろう。
中西氏が言うように、愛されるチームとは、いつも勝つチームでは無い。
感動、喜び、悲しみ、スペクタルを共有出来るチーム。共有できるスタイルがあり、絶対に諦めない “様”を見せる事により、私達に感動を与えられるチーム。
私がFC東京を応援しサポートするのは、まさに、そういうチームだからだ。
そして、選手が、私達サポーター・ファンと真摯に向き合ってくれるからだ。
小平練習場に行けば、疲れているだろうに、いつも私達に笑顔で話し、サインをし、写真に一緒に収まってくれる選手がいるからだ。
私は、そんな彼らを見ているだけだが、そんな場面をいいなと思い、応援するから頑張ってねと心からそう思える。
東京は、まだまだ、気の抜けない試合が続く。
骨をうずめる覚悟は出来た、と、このチームと一緒に成長したい、と、はっきりと言いきる徳永キャプテン。
ハッキリ言って、私にとってそれは不思議な思いだった。そんな立ち位置とは遠い所にいると思っていた彼が、この東京への愛をハッキリと口に出してくれた事に、非常に感動している。
これが、中西氏が言う、「良いサッカーチーム」 なのだと、確信している。
明日は多摩川クラシコ。
東京は絶対に勝利してくれるでしょう。