art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

ミステリィな夜

2008-06-02 20:31:34 | livre ~ほん~
昨日は友人と銀座へ。
銀ブラってわけじゃなく、
とりあえず用を済ます。
街頭インタビューの多いこと。。

お目当てのイタリアンレストランはいっぱいで、
困ったときのLINTAROへ。
ランチメニューが何年もずっと変わってないみたい。
せめてメインだけでも
ちょこっと変化してたらうれしいな・・!
雰囲気はとってもいいのだから・・。

プランタン銀座で、
UVのスカーフとか、ケータイストラップなどを購入。
ささやかな庶民です♪
大物はなかなか買えません。。

7時半に帰宅。
オットが夕飯を作ってくれていて感謝。
前日の残りのシャンパーニュと、

JANE ET SYLVAIN
ジュヴレ・シャンベルタン 2000

を楽しみました。
このジュヴレ・シャンベルタンは先週開けていたもの。
酸味が強く、味のバランスがいまいち。
2日目、3日目には少し丸くなりましたが・・


さてさて、ベッドにもぐりこんで、、
でも、銀座行きでハイになったアタマは
寝入ったと思ったら目が覚め。
ごそごそと
途中まで読み返していた『すべてがFになる』を取り出す。

犀川先生がミステリィをみんなに説明し終わったところまで読んだ。
もうあとちょっとで終わると思うと寂しいな。
2回目とは言え。

それにしても、森博嗣 おそるべし。
この本は最初に読んだ森作品なので、
そのときは登場人物も何もかも初めてお目にかかるものばかり。
ドキドキワクワク、ミステリィの新鮮な手法におどろく。

今こうして読み返してみると
シリーズの後半には
犀川先生や萌絵もずいぶんと大人になり変化していったのに気がつく。
このふたりが登場する作品の最後の方は
犀川先生は口数も少なく、
本当に 人間じゃないみたい、
心臓が動いてないみたい。
ロボットみたいだ。

『F』の登場人物に
「犀川先生は人間じゃないみたい、
 心臓が動いてないみたいでしょ。」て言わせているけれども
全作品を見渡すと、
まだこの頃は充分人間臭い犀川先生です。

この頃の先生が好き!
おいしいコーヒーを淹れてあげたくなる。。

フクザツなジグソーパズルをひとつひとつ埋めてゆくような
事件解決の手腕はすごい!!
それも平面のパズルじゃなくて
多面体の複雑きわまるパズル。

なんて頭がいいの!!
犀川先生と森博嗣。
このふたりが重なって
夜中の私をとりこにしてしまったのでした。
眠れずに、、あたりはだんだんと明るくなり鳥の声も・・
そろそろ息子を起こす時間。

森ワールドにどっぷりとつかった一夜でした。