art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

作ったあとで気がついた、今日は冬至。

2009-12-22 22:34:22 | etc. ~いろいろと~
お向いさんからいただいた花ユズの木。
一週間経って勝浦へ行ってみると、やはり元気がない。
葉っぱはうつむき加減でへたってるし、
実は表面の皮の弾力がなくなり柔らかくなってる。
あぶないなぁ~
移植の際にかなり根切りをしたから、栄養分を吸い上げる力がないのだ。

少しでも負担を減らそうと、枝を切り実をすべて採った。
根元には枯れ葉のお布団をたっぷりと。
どうか命をつないで来年もたくさんの実を成らせてほしい。

実はユズジャムに。


まず、皮を薄くはいでせん切りにして水に何度もさらし、
ゆでこぼしてひと晩水に漬けておく。
このひと晩の手間で苦くなくなる。
皮をむいた実はタネだけを除いてフードプロセッサーにかけドロドロ状態に。
タネはお茶パックを2重にして入れる。
タネは大事なペクチンなので捨てない。
お鍋に皮とフープロにかけた中身、砂糖(甘さ控えめで全体量の30%)、タネを入れ
ごく弱火で煮る。
20分もすればユズジャムのできあがり!
捨てたのはヘタとペクチンを抽出したあとのタネだけ。
白いワタの部分もすべて入っているのだけど全然苦くない。
わたしは大~~い好きで、以前の職場の方にいただいたユズでたくさん作ったなぁ。
自分ちの(ほやほやニューフェイスだけど…)ユズで作れるとはうれしいなぁ。
甘さ控えめでちょっと酸っぱいけれど、その酸味がたまらない。
朝のトーストにはかかせない。
そうそう、鶏のマーマレード煮もとってもおいしくできるのだ。

そしてもうひとつユズを使ったお漬物。
実家の母のおともだちのレシピ。


大根(皮をむいて)800g
塩        大さじ1
砂糖       大さじ2
みりん      大さじ1と1/3
酢        大さじ2/3
だし昆布     5センチ
ユズの皮のせん切り 少々

薄切りした大根に塩をしてひと晩置く。
水気を切ってあとの材料を混ぜるだけ。

こんなに簡単なのにとてもおいしい。
冬には切らしたことのない我が家のお漬物。
調味料の配合のバランスがピッタリなのだ。
元のレシピはこの倍の濃さだったのだけど、
薄味のわたしには濃すぎて半分にした。

友人にも親戚にも職場でも女子には大好評。
わが家の男たちはあまり好きでないみたい。
少し甘酸っぱいのが女子好みなのだ、きっと。
なのでうちではわたし独り占め状態だ。
ラッキー!!

これを聖護院大根で作ると、
密度の濃い実のなめらかな舌触りが最高だ!
今回は、先週勝浦のお向いさんにいただいた聖護院で作った。