東京新旧写真比較(1981/2007) No.14 千代田区神田神保町1丁目
神保町古書街の街並みも徐々に確実に変化していく。
Photo 1981(ノーマル時)、Photo 2007.1.28(マウスオン)
駿河台下交差点から靖国通りを少し西へ向かったところ、神保町古書街の一角にあった、ギャンブレル屋根3F建ての一連の建物。写真に写っているのは西側の7軒分。81年の時点で既に写真左方の2軒はファサードが改変されていたが、それでも構造体は木造のままで、建物構造としては連続した長屋状の建物になっていたようだ。
Photo 2005.3.25
拙HP「Tokyo Lost Architecture」>「神保町の古書店」から転載。2005年3月末までは、西の三軒目から五軒目(奥野書店・四方堂・佐藤書店)が残っていた。その後、解体と建て替えが行われ、今回の撮影時には、1Fに珈琲店が入居する新しい建物が既に完成していた。
81年当時は建物が連続していて、もとの11軒長屋が想像できた。しかし一連の建物も途中が分断され、当初の建物は少なくなった。往時の面影が次第に薄れ、昔の様子は想像しにくくなっている。
ちなみに、左方の日本文芸社は、裏側の路地まで建物が繋がっており、1Fの喫茶店古瀬戸はどちらからも入れる構造になっている。
また以前は、カメラを素直に構えると上の方にしっかり空が写り込んでいたが、2007年には同じ方向にカメラを向けると、ほとんど空が写らなくなってしまった。
神保町の街並み写真については、ここにお店を構えるかばん屋さんのHPに昔の写真が掲載されているので、そちらも御覧頂きたい。
レオ マカラズヤ株式会社 > 神田写真館
街の風景が次第に変わるというのは、ある程度やむを得ないことかもしれないが、変化する街並みに対して少なくとも関心を持つということが第一歩として必要なことのように思う。
ぼくの近代建築コレクション > 三鈴堂眼鏡店の長屋
Tokyo Lost Architecture
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