「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

穏やかな新年 平和な国日本万歳

2016-01-06 06:00:52 | 2012・1・1

東京首都圏は新年に入って5日間、好天に恵まれ気温が15℃を越す日が続いている。39年ぶりの記録だという。わが家のベランダの鉢植えの寒梅も一輪、二輪、可憐な花をほころばせてきた。春近しを思わせ、本来、蟄居の老人にとっては喜びなのだが、昨日、僕は国立病院の最終診断の結果、やはり再発した大腸ガン手術のため、来週12日から入院することになった。人生楽あれば、苦ありである。

この新年、僕にとっても穏やかな新年であった。禁酒中であったが、正月ということで自分に許しをえて、知人から頂いた九州の銘酒をチビリチビリ味わいながらがテレビを見ながら”ひねもす”一日であった。テレビ番組といっても、僕にはニュースとスポーツ番組しか見るものはなかったが、NHK.BSのワールド.ニュースは定時ごとに欠かさず見ることにした。

ワールド.ニュースを見て、つくづく、日本は平和でよい国だと思った。BBCでは、新年早々から中東の難民が小舟に乗ってギリシャの小島に、かろうじて渡ってくる姿をとらえていたが、生後数か月の赤子を抱いている男親が印象的であった。北欧のデンマークとフィンランドでは、押し寄せる難民の対応できず、国境の検問強化に乗り出していた。

その難民の発生源である中東では、相変わらず政府、反政府、それにISといくつもの勢力がからんだ内戦がシリア、イラク、イエメン各国で続いているが、さらに新年早々、スンニ派の大国、サウジアラビアがシーア派の大国イランと外交を断絶、この宗派間の争いが、中東各地に波及しそうとしている。中国では寧夏回族自治区でバスが炎上13人が犠牲になる事件が起きている。回族(イスラム)自治区の事件である。

首都圏の穏やかだった天候も今日あたりまでで、本来の厳しい冬に戻るようだが、今年が無事、このまま平穏な年であり、僕個人としては手術が無事終了することを願っている。