「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

大腸ガン再発手術を終え、無事退院

2016-01-26 11:12:43 | 2012・1・1
今日1月26日、無事退院てきた。旧臘、再発が発見された大腸(結腸)ガンの摘出開腹手術のため国立病院に12日から入院していたが、手術後の経過が良好で、予定通り2週間で退院できた。80歳半ばの老体では、再手術にかなりの抵抗があったが、老妻はじめ周囲の温かい激励があり、思い切って手術に挑戦したが、結果的には今のところ、よかったようである。

小ブログで何回も紹介しているが、僕はすでに膀胱ガンで4回、一昨年暮れには大腸ガンの腹腔手術をしている。そのほか3年前には右ひざの人工関節置換手術をしており、大手術には慣れているとはいうものもイヤなものだ。今回も朝9時から全身麻酔をかけられ、手術が終わった午後3時半まで6時間僕は全く記憶がない。そして手術後約10日間、口からの食事はなく点滴生活であった。

病床で老妻が持参した新聞で”ガンの部位別10年生存率を読んだ。戦後すぐの時代には、ガンといえば死に至る病で、医師は患者にガンであることを告げなかった。しかし、医療の進歩で今は、僕が罹患した膀胱ガンの5年生存率は70.3パーセント、大腸ガンでも69.0パーセントという高率である。

しかし、僕が幸いだったのはガンが早期発見されたことである。膀胱ガンは前兆として出血と痛みがあったこと。大腸ガンは区の定期検査でステージ2の段階で発見されたことだ。部位によっては、早期発見困難なガンもあるようだが、普段からガンについては、留意し機会があれば、検査を受けるのが、ガンによる死亡率を低くする道のようである。(明日から入院記を連載します)