「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

慰安婦合意に”ノーテン”な「民主.維新.無所属」クラブの代表質問

2016-01-07 06:08:53 | 2012・1・1
衆院本会議の模様を昨日、NHKのテレビ中継で視聴した。直前、北朝鮮の水爆実験実施の”特別重大報道”が飛び込んんできただけに、特別緊張して審議を拝視し、拝聴したが 野党「民主.維新.無所属」クラブの相も変らぬマンネリ化した総花的な質問にがっかり。最初の質問者、民主党の岡田克也代表の時にはメモを取っていたが、いつか眠くなり、気がついたら維新の党の松野頼久代表の質問は終わっていた。

僕は個人的に昨年暮の慰安婦問題をめぐる日韓合意について関心を持っており、合意の曖昧さに対して、野党から追及があるものと期待していた。ところが、岡田代表は頭から合意を”評価”すると述べ、ただ安倍総理が、自分の言葉で謝罪しなかったの残念だと、どこかで聞いたような言葉で終わった。

日韓合意の曖昧さは、与党自民党内でも定見がないようで、外交部会でも議論続出、稲田朋美政調会長はソウルの日本大使館前の慰安婦像撤去が、慰安婦への支援金10億円拠出の条件だと述べたという。韓国では慰安婦撤去について、確約しておらず”努力する”にとどまっている。また、合意したにも関わらず、「慰安婦白書」を発刊する準備をしていたり、依然としてユネスコへの記憶遺産登録への動きをやめていない。

岡田代表は最大の野党として、与党内でも問題にされている日韓合意について、ただ”評価する”ではあまりにも”ノーテン”すぎるのではないか。10億円は国民の血税である。突発のこととはいえ、質問のなかでは、当然、北朝鮮原爆実験について厳しく非難し、拉致問題とのからみにおいて、政府の対応策にも触れて貰いたかった。