「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

何故政府は許すのか総連の身勝手な行動

2016-02-09 06:22:45 | 2012・1・1
ミサイル発射をめぐって政府は独自の「北」への制裁措置として、2年前拉致問題再調査の際、解除した制裁措置の一部を復活させるようである。その中には①朝鮮総連幹部の再入国禁止②10万円を超す高額現金の持出禁止③300万円超の送金報告の義務づけなどが含まれている。これらの措置が、どの程度、「北」への制裁になるのか解らないが、無法国家に対して、こんな当たり前のことが許されていること事体がおかしい。

東京の朝鮮総連本部の建物問題は今、どうなっているのか。昨年だったか四国の不動産業者に売却されたように新聞で読んだが、依然として総連が内部を利用しているようだが、今度は総連京都府本部が競売に付されるようで、京都地裁が決定した。総連内部の内輪もめのようだが、東京の本部と同じように関係者の利権にからむ伏魔殿みたいに僕には映る。政府は法に基づいて取締りをしているようだが、数年前、公安調査庁長官が建物の売却に絡ん逮捕された事件もあった。まさか、これに遠慮しているとは思えないが。

昭和20年代の後半、僕がサツ(警察)まわり記者をしていた時代、闇物資の取締りがあると、必ず総連系の団体が大挙して警察に押しかけて来たのを憶えている。まさか、あの時代の体質が取締り当局に残っているとは思えないが。政府の「北」への対応は甘い。拉致問題の解決は”対話と圧力”という。まともな国家なら、その通りだが、「北」は、そうとは思えない。総連は「北」の在日機関であっても外交関係はない。日本の法律に基づいてきちんと犯罪や類似行為は取り締まるべきである。