「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          さわやかな晩秋の一日

2008-11-10 06:26:37 | Weblog
僕が住んでいる町では”「お会式」が来ると寒くなるという言い伝えがある。日蓮
宗の開祖、日蓮がが亡くなったのは10月13日だが、同宗の本山、池上本門寺の
末寺のある僕の町の寺では1か月遅れで行われる。言い伝えどおり、この頃にな
ると、境内の大銀杏は見事に黄ばみ、枯葉も舞い始める。

早朝のラジオ体操も”老いの身”には、きつくなってきた。昨日は初めて手袋をはめ
て自転車で会場へ行った。会場は90歳の元艦隊勤務の軍医さんを始め30人を越す
参加がある。季節なのだろうか、会場の外の歩道の電線に止まっていた百舌が一斉
に鳴き声をたてだした。見事な合唱である。

昨日嬉しかったのは、毎日お母さんと一緒に参加していたあいちゃんから”いつもあ 
りがとう あい”と書かれたメモを添えて自家製のクッキーがプレゼントされたこと
だ。核家族されてお年寄りと子供との触れ合いが減り、会話も少なくなってきた昨今、
参加者の一人は”もったいなくて、食べられない”と感激していた。

老妻は町会主催の街の美化運動に参加した。町内に住む外国人夫妻が子供連れで
参加していたという。なにかと最近は老人の受難が話題になっているが、心の持ち方
だ。積極的に身体を動かし、くよくよしなければ、心もさわやかになる。こんな日に宝
じを買えば当たるかと思ったがやめる事にした。昔から日本には"好事魔多し”という
諺があるのを思い出したからである。

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2 コメント

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ちょっとしたキッカケ (chobimame)
2008-11-10 09:30:21
クッキー美味しそうですね!心のこもったプレゼントは何よりも嬉しいですよね♪
今朝はクッキーの写真で心が暖かくなりました。

色々な取り組みのあるご町内でステキですね。
私の住む地域は、こういうものが何も無いので、近所の繋がりも薄いです。
最近は孤独な独居老人や、育児ノイローゼなどになるお母さんの話が多く聞こえますが、こういう町内の催しがあり、それに気軽に参加できれば、自分を取り巻く世界が変わりますよね。
ちょっとしたキッカケが孤独から救ってくれるかもしれません。
核家族を救うのは、ご近所さんかもしれません。
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暖かい気持ち (kakek)
2008-11-10 13:09:56
chobimame さん
お母さんがすばらしいです。しかし、子育ての年齢です。よほど余裕があるのですね。体操の参加の老人もみな心温かい人たちですね。余裕があるのは、やはり
健康だからでしょう。
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