横浜の現在の発展ぶりを象徴するのが「港みらい21」地区であろう。市の中心部の西区と中区の海に面した地域に21世紀に出現した未来都市である。かっては三菱ドックや高島ふ頭、鉄道用地などがあった港湾部,戦災の跡がかなり後まで残っていたが今や「ランドマーク292」をはじめ超高層ビル群が林立する「未来都市」に様がりした。
「港みらい21」に隣接して昔からの大桟橋地区があり、山下公園がある。戦前航空機時代が始まるまでは横浜港の大桟橋は海外からの表玄関口であった。明治27年、英国人技師の設計によるものだが、なぜかメリケン波止場とも呼ばれて親しまれていた。さらに隣接の山下公園は大正12年9月の関東大震災で出た瓦礫を埋め立て造成された。
山下公園脇には「港みらい21」ができるまでは横浜一の高さを誇ったマリンタワーがあるが、灯台としての機能を終え、観光用に改装中である、公園には戦前、太平洋航路で活躍した「氷川丸」が係留され横浜市に博物館として一般公開されている。
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