ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

再びレモン・ハート

2009年03月03日 | 料理・グルメ
昨夜は第3巻まで「レモン・ハート」を読んでいました。
何気なくてそっと気持にやさしく寄り添う、そんな気分の作品です。
「レモン・ハート」というお酒もあるそうですが、度がきつくて飲めないお酒だとわかってがっくり。
私はウイスキーでも飲まないのです。
喉が痛むからです。
もっぱら日本酒のみ。
それも純米酒か純米大吟醸に限り、です。醸造アルコールを添加したもの(アル添)はダメ、純米100パーセントのみ、これは喉にも健康にも良い、と思うから・・・。
ビールは麦芽・米のみのもの、コーンスターチなど添加のはダメです。

でも「レモン・ハート」の常連は声楽は関係ないから、ウイスキーやブランデー、中国の白酒、さらにテキーラ、ウオッカも飲みます。
「他人事」と思って読んでいますが、お酒の芳醇な世界、それと人のいろんな葛藤が語られるのが、なんとなくひきつけられるのです。

実際に場末の飲み屋のようなところには行ったことがあります。
それは阪神大震災で、壊れかけの店で飲んだこと。
職場の人たちと行ったのですが、その壊れかけの階段を上って危険な状態の店でした。私はカクテルなど飲まないのでトマトジュースにしたのですが、400円も取られました。これ、スーパーだったら100円もしないのに!!
がめつそうな女将が、がんばっていました。

「レモン・ハート」は場末の小さな店ですが、大変洗練されていて、スマートです。毎回、感動的な物語が心のやすらぎともなっています。
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「楊貴妃」よく描けている心理(チャンネル銀河)

2009年03月03日 | 中国文化・歴史
このドラマは華やかで、楊貴妃の美しさが抜群だけれど、あどけなかった彼女が夫の寿王を大切に思いながらも、寿王がすねたり頼りないのにだんだん絶望していく様子、英明な玄宗が愛妻の武恵妃亡きあと、ふとしたことから楊貴妃の愛らしさにひかれ、「残りの人生をともに」と抑えきれない激情をまっすぐに言うのが、なんの厭味もなく、むしろ率直で魅力あふれるように感じるのは、趙文という壮年の役者の魅力、私までドキドキ。

この人は「宋家の三姉妹」の孫文でも素敵でしたが、この玄宗を演じて素晴らしいことこの上なく、側近の高力士の存在感も圧巻です。
楊貴妃は息子の嫁なのですが、彼女を必要とすることを王者らしく語るところに、少しのいやらしさもない、むしろ好感すら持ってしまうところが役者の芸か・・・

純粋な青年の寿王は、ひとりの男として見たとき、悲しいほど情けない。
則天武后を倒し、唐の再興に尽くしてきた英傑であった、その玄宗がもはやどうしょうもないほど楊貴妃を愛してしまう・・・。

楊貴妃は寿王の妃として悩むが、寿王は側室を迎えてしまう・・・そして寿王にない玄宗の大きな魅力にだんだんひかれていきます。

この悲劇を美しく描く歴史絵巻を、贅沢にも週に4回も放映される喜び、今まで楊貴妃や玄宗のことを書いた本も読みましたが、あどけなさの残る楊貴妃が抗しがたい魅力を感じていく玄宗の率直な愛、・・・このふたりを時代の波が襲っていくのはまだまだです。李白や杜甫の玄宗や楊貴妃に関連した詩もより深く悲しくかんじます。
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