ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

ステッラ劇場第2夜 ヴェルディ「アロルド」

2009年03月27日 | オペラ
 当時24歳の若きプリマ、アントニエッタ・ステッラのライヴ、ヴェルディ「アロルド」を聴かせていただきました。

24歳といっても、もう押しも押されぬ大プリマの貫録と実力、素晴らしいですね。「新人歌手」なんて恐れ多くて・・・すでにカラス、テバルディをむこうにまわして大歌劇場のオープニングを任されていたのですもの。

オペラのストーリーは十字軍従軍から帰国した夫アロルド、でも妻ミーナはすでに他の人と。
悩み罪におののくミーナ、あまりに劇的なアリアは高音から低音まで幅広く要求され、喉の威力を存分に聴かせるプリマ中のプリマならではのもの。

オーケストラの海のなかに身を躍らせながら、歌うステッラ、高音が太い声のまま輝かしく響く、これぞヴェルディ声、美しい中音はどのソプラノも寄せ付けない魅力、そして豊かな低音は決してとげとげしくない。

オペラのなかの紅一点だが、彼女は存在感抜群でありながら、決して誇示しない。
アンサンブルやコンチェルタートを盛り上げ、ヴェルディ歌手としての真髄を聴かせています。

このオペラは上演中止された「ステッフェリオ」の焼き直し、聖職者の恋を十字軍の兵士の妻に変えた・・・当時人妻でソプラノ歌手のストレツポー二に「道ならぬ」恋をして、教会から破門状態になっていたヴェルディの思惑も重複してくるようです。彼はのちにストレッポー二とは晴れて結婚できるのですが。

バリトンのプロッティ、アロルドを歌う往年の名テノールであるジーノ・ペンノも美声を聴かせ、オールイタリア声のアンサンブルは建築のようにがっちりと。

オペラが終わると「ドン・カルロ」のエリザベッタの終幕のアリアが・・・エリザベッタの<空しき世を知る神>・・・これはステッラかエリザベッタか・・・
 明日は何を聴こうか・・・今日も昨日の「アッティラ」を聴いていました。
もったいないような毎日です。
コメント (2)
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キム・ヨナ選手、まず「謝罪」会見してから競技です。

2009年03月27日 | スポーツ
キム・ヨナ選手は扇動するような発言をして、日韓両国を騒がせたのですから、まずファンや関係者に「謝罪」してから競技するべきです。

わが朝青龍も「謝罪」したのですよ。
でもキム・ヨナ選手の放言は悪質だと思います。
これで韓国のスケートファンは「日本憎し」と騒ぎ、日本側はさっぱりわからないまま、反対に韓国側に「お伺い」するなんてことに。

キム・ヨナ選手と浅田真央選手のライヴァルとして磨き合うことを、ほほえましく思っていたひとりでした。
でも、こんなことがあれば、もうダメですね。

キム・ヨナ選手はこんな騒ぎより目の前の試合に必死と言っていましたが、他人を陥れ、両国を騒がせたことは、たとえそんな気がなかったとしても「謝罪」しなければなりません。
また、「日本人に」だけでなくどこの国の選手に妨害された、としても、正しいルートで抗議するべきです。

とにかく国際試合に出る上は筋を通すように、スケート関係者も考える必要があると思います。
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