ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

ドラマ「楊貴妃」の李白と高力士の扱い

2009年03月22日 | 中国文化・歴史
ドラマ「楊貴妃」を見ていて、詩人の李白が宦官の高力士に憎まれ、梨園なるサロンを追い出される、ということがなく、高力士は高潔であり、李白は大酒を飲んでたくさんの名詩を作った上、また旅に出る、という筋になっていました。

今までの本は、李白が酔っ払って高力士に靴をぬがせたりしたため、恨みに思った高力士が李白の詩の一部を不吉と言って、玄宗が怒り、李白を解雇するとあったし、私もそう信じていました。
でもこのドラマのほうを信じたいです。

あの則天武后が恐ろしくて何も言えない暗黒社会となっていたころ、若き玄宗は勇気と英知で恐怖政治をひっくりかえします。その時、高力士も従い、クーデターを成功させたとあります。
また高力士は大変なインテリで、若き玄宗と古典や歴史を語り合った・・・そんな人が李白を貶めることなどありえない、と感じ取れます。

もうひとつは安禄山のセリフで「陛下は老いてしまわれた、昔は威厳があり毅然となさっていたが、今はひとりの美女の機嫌でお笑いになる。」これも玄宗の老いと人心が離れつつある状態を的確に言っている・・・そこが玄宗が唐の国力を過信し、異民族を軽く見たことで、安禄山が野心をもつきっかけとなった、と思いました。

私も玄宗の笑いはさわやかで素敵だと思っていたのに、だんだん回を追うに従ってイライラしてくる笑いになった、と思う程です。見事なドラマです。
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マスコミの「寵児」はろくなのがいない!

2009年03月22日 | 政治
ついにオバマも・・・大統領着任の日を頂点に、オバマはいわれるほどの政治家ではない、とメッキもあやしくなってきたようです。
経済政策に期待していたようですが、財務面はたったひとりG氏だけ、15人のうちあとの14人は空白のまま、ということですって。

そして差別的な発言、いい気になってつい、でしょう。
あまり賢くないな、と思われてしまったようです。
麻生さんよりひどいじゃないですか。麻生さんのほうが愛嬌ありますよ・・・

イランに話し合いを、とラブコールしてもよけいに向こうの国民感情を煽る結果になってしまいそうです。「まず、謝罪を!」と・・・

どうしてそう急ぐのか、側近はどうなっているのか、諸葛亮と思われた側近は、ただの演説の脚本家だったのか?

アメリカ要注意です。イスラエルや中東の問題も、北朝鮮のこともあります。
オバマさんに北朝鮮のこと、あまり期待できない、むしろ、あのヒラリーのほうがずっとマシだったのではないかなあ、ヒラリーのほうが切れる、いや、彼女もあぶなっかしい、今やアメリカは・・・不安が先行するこのごろです。
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