ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

ドラマ「楊貴妃」、唐の盛衰の物語

2009年03月25日 | 中国文化・歴史
 今日でテレビドラマ「楊貴妃」が終了、全30回の力作でした。
これを見て、本で読む以上により立体的に理解できたと思います。

玄宗をめぐる人々、「口に密あり腹に剣あり」の宰相李林甫の躍進、進言するもことごとく退けられ失脚する賢臣の張九齢、無能だが楊一族としてのさばる楊国忠、誠心誠意尽くす宦官の高力士、そして情の人で玄宗の厚情に感謝しつつも、楊国忠に追い込まれ、また亡命の漢人にそそのかされる安禄山(この役者は「水滸伝」の酔っ払い坊さんで好演)、皇太子で絶えず玄宗との緊張関係にある李亨(後の粛宗)、・・・杜甫はこの粛宗に付くのですが「国破れて山河あり 城春にして草木深し・・・」、杜甫はこのドラマでは「時間切れ」?出ませんでしたが、自然にこの名詩が浮かびます。

まだストーリーを追ってみていただけでしたので、これから唐の盛衰を「十八史略」「隋唐演義」「中国の歴史」などで読んで確かめたいと思いました。

明日はアントニエッタ・ステッラの歴史的名唱のライヴが聴けることでしょう。
あるかたのご厚意で、聴かせていただくことになりました。
ヴェルディ「アッティラ」のオダベッラは若きムーティの指揮、1970年のライヴで、名ソプラノの幅のある声の威力と愛らしさを同時に味わえると期待しています。
その他もじっくり拝聴させて頂きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする