「Pの視点」から、中国の作家、劉暁波がノーベル平和賞受賞が決まった時の話です。
このときの<円卓>のひとこまから・・・そして今日は天安門事件22年目にあたる日です。
さらりん様、P様、そして私が語っています。
爪の垢を煎じて飲め (さらりん) 2010-10-09 20:48:17
Pさま、こんばんは。
待望のノーベル賞受賞が平和賞、
中国にとっては皮肉な結果になりましたね。
石平氏は菅総理は人権擁護を叫んでいた
市民活動家なのだからきちんと声明を出すべきと
仰られておりましたが本当にその通りだと思いました。
「中国にはどんな国家になってほしいか、
そのメッセージを送る必要がある。」
「(経済的、政治的)大国は議論と批判の対象 となるべきだ」
大使を呼びだし政府にまで圧力を繰り返し、
自国の論理を押し付ける中国政府のやり方が、
いかに稚拙であるか、この選考委員会の言葉が示していると思います。
ビデオも中国様のご機嫌を損ねぬように、
公開しないことに決めたなどという腰抜け政府は、
この選考委員会の爪の垢でも煎じて飲めと思います。
また化学賞を二人の日本人が受賞したことは
本当に嬉しいニュースでした。
当たり前のように触れる液晶画面や薬に、
この科学者の業績があると聞き、
とても誇らしい気持ちになりました。
(学生時代は化学式の亀の甲に苦しみました。笑)
「科学や技術を阻害するような要因を
政治家が作るのは絶対にだめで
日本の首をしめることになる」
公開処刑のような仕分けがいかに愚かであるか鈴木先生の言葉を改めて噛みしめました。
汚泥の泡 (P@RAGAZZO) 2010-10-10 12:04:12
さらりんさん、こんにちは。
まったくですね。
中国人初のノーベル賞受賞者が
中国の民主化運動家であったことは
中国にとっては衝撃的な皮肉となりましたね。
ピカッと鮮烈なコメント出したノーベル委員会に比べて
菅のコメントは汚泥からポコッと湧いた
臭い泡のようでした。
化学賞を取られたお二人は
日本に勇気を与えてくれました。
『一番じゃなきゃいけないんですか?などという人は科学技術を理解していない人だ』
と、どちらかの方がおっしゃったそうですが、
ほとんどマスコミは報じなかったようです。
マスコミも汚泥の泡ですね。
劉暁波が中国の反日デモに (ベッラ・カンタービレ) 2010-10-09 21:07:19
2008年4月18日に北京にて発表された劉氏の心強い文があります。(このころ、私は中国語少し勉強していた、後、挫折)「被官方操控的反日風潮」(中国政府に操られた反日デモ)であり、さっと内容を御紹介します。
国を憂い民を憂う・・・恐怖の政治に圧倒された民意は、いかに激しくても偽の民意である。
海外にしか発することができない威嚇の声は用意周到に準備された勇気にしかすぎない、特にあのような投石という形で反日を訴える人々は、卑しいほど気弱なのである。・・・
菅総理をはじめ、現与党売国奴もどうであろう、ときかせてやりたいです。
ここで、辛かった私の心も一息つけます。
中国の歴史ドラマ、漢詩、そして世にも美しい景徳鎮らの芸術品に魅せられていた私、ちょっと本心をいえば小さくなっておりました。(笑)・・・だって、ボロボロにいわれそうだったもの(泣)
毛沢東 (P@RAGAZZO) 2010-10-10 12:16:04
ベッラさん、こんにちは。
素晴らしい情報をありがとうございます。
劉氏はとても正鵠を射た文章を書いていたのですね。
我が国が中国の恫喝に必要以上に怯えている中、
中国国内でこのような辛辣な文章を書くということは
命を引き換えた勇敢な事です。
劉氏の快挙にあらためて快哉を贈りたいですね。
中国歴史は中華料理と共に私も大好きですよ。
三国志や項羽、劉邦の時代と
今の中国は違います。
今の中国は毛沢東が共産党独裁を為してからできたもので、
古代中国とは別国です。
むしろ昔の中国は
少し前の台湾にこそ生きていたように思いますね。
ベッラあとがき
このひとことで、私は再び「三国志」などに戻ることができました。
P様、ありがとうございます。さらりん様の論理的なコメント、そして私は三国志のことをもう言えない、という泣きごとをコメントし、グッとレベルを下げたのでございます。
このころ、中国語を独学していましたが、簡体字になじめず、また四声や反り舌音など、独特の発音もできず、ついに挫折し、それから今に至るまでずっと勉強していません。
劉暁波のひとことは意地になって勉強したのです。
三国志でわかるのは物騒な言葉ばかり。ちょっと言えません。
P様はお優しいですね。でもやまびこ様のような論客には容赦なさりません、私は付録のような存在かな???