ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

Ettore Bastianini ~ Antonietta Stella in " La Battaglia di Legnano "

2011年10月23日 | オペラ
Ettore Bastianini ~ Antonietta Stella in " La Battaglia di Legnano "


イタリアが都市国家にわかれていた時代、外国の侵略をはね返す為、ロンバルディア同盟が組まれ、ミラノを中心に一致団結して国を護った実話をヴェルディが「レニャーノの戦い」として作曲。

名歌手バスティアニーニとステッラという最高のヴェルディ歌いでスカラのライブ。
歌詞の中に「ラ・パートリア、ラ・パートリア」と祖国(故郷)という言葉が何度も出てくる。

これをフローラはなさまが、おお、祖国、祖国、そこ~く・・・「極右オペラと言われたりして」とからかうので、すっかり面白くなって何度も聴いた。

そこまで気が付かなかった・・・さすがフローラはなさまのユーモアセンス抜群!!

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Piero Cappuccilli canta O Carlo ascolta 1976年録音 カラヤン指揮

2011年10月23日 | オペラ
Piero Cappuccilli canta O Carlo ascolta ... Io morr醇q dal Don Carlos 1976


カップッチッリ! このロドリーゴは、「入神の域」とでも讃えたい。朗々と響かせる声はソットヴォーチェで抑制し、私の心にシンシンと伝わってくる。
国士ロドリーゴの最後の訴え、「おお、カルロ王子よ、お聴き下さい、フランドルに行って人々を救って下さい」こうしてロドリーゴは息絶える。

そしてカップッチッリの歌は文字通り「いぶし銀」、カラヤンの指揮はオーケストラを満天の星のようにきらめかせ、・・・私は偉大なヴェルディの音楽にひたる。

カップッチッリのこのような歌い方は40代の半ばからであったときく。声をおもいきり表に響かせる以上に、こうした抑制した歌は、本当によく練られ、音楽と劇との深さをしみとおるように聴かせる。

全身を耳にして聴き、そしてドラマの中のロドリーゴの美しい魂に感嘆した。
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