ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

道場六三郎 東北地方太平洋沖地震についてのメッセージ

2011年10月01日 | 東日本大震災
道場六三郎 東北地方太平洋沖地震についてのメッセージ


道場さん、あれからずっと変わっていない。
謙虚で優しく、純粋なお方である。
東京も揺れたときいて、銀座の8・9階にお店を構えていらっしゃる道場さんに電話をしたが、お留守だった。
お弟子さんに伝言をお願いした。

以前、テレビで道場さんがアメリカに行って、お寿司を披露されたことがあった。
こともあろうに、アメリカ人はディップをつけて(ケチャップのような)お寿司を頬張り「グッド」なんて親指を立てて誉めていた。
司会者は「こんな食べ方もある」と謙虚?に言っていたが、私は烈火のごとく怒って、道場さんに伝えた。

「こともあろうに道場先生のお寿司を、食べ方もきかずに味もわからない人に、ディップをつけて食べさせ、それに媚びるフジテレビの企画って何だ!」とまくしたてた。
道場さんは言えない立場だったのに違いない。
私が喚くのを「大変感動してお伺いした」とおっしゃった。和食を味わうのにどうして日本人に訊かない、あれではマクドナルドと同じではないか、テレビ局は本当の食文化を伝えなければ国際交流にならない、と怒り、道場さんはあれから、そのような企画には出ていない、とおっしゃた。
「食材に国境はない」という道場さんのポリシーをいいことに、道場さんにとってお料理は芸術品だ。
食べたらなくなってしまう「芸術品」だが、心してその芸を味わうことをせず、日本人として気持ちを踏みにじられたように思ったものだった。

でも、何もかもわかっているこのマエストロに、私ごときが言うべきではなかったかもしれない。
道場さんは「あなたとはどこかでお茶でも飲みに行きたいね」とおっしゃった。
もちろん、お話だけである。
そう言っていただけて光栄!。
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道場六三郎が伝える「チーズ味噌鍋」

2011年10月01日 | 料理・グルメ
?道場六三郎が伝える道場和食【道場旬皿|チーズ味噌鍋】?


道場六三郎氏とは、阪神大震災の少し前から、私が生れてはじめて「ファンレター」なるものを出した時から、ずっと文通していた。
当時は「鉄人」であり、多忙な日々をお過ごしだったが、まさかお返事を下さるなんて思いもしなかった。

道場さんのお料理は「ドヴォルザークのシンフォニー」という作家がいて、私は手紙に音楽のことを書きつづった。
阪神大震災の数日前もお手紙を出した。

道場さんは、私の住所を電話局に問い合わせ、何度もお電話下さったのだけれど、通じない、2週間ほどしてやっと電話が通じ、「今からそちらへ行きます」とおっしゃった。

瓦礫の道を来られるのは大変なこと、大阪から一晩かかります、とお断りした。

それから文通が続き、電話もよくして下さった。
父にも優しく声をかけて下さった。

このころ、白味噌とチーズとミルクがよく合うことを教えて頂いた。
でも、私は今まで道場さんとお会いしたこともないしお店にお客として行ったこともない。
道場さんのお手紙は立派な毛筆だった。
本当にお優しいお人柄に、恐縮するばかり・・・そして「ドヴォルザークの8番」「9番(新世界より)」、ロストロポーヴィッチとカラヤンの共演「ドヴォルザークのチェロ協奏曲」のCDをお送りした。

道場さんからお電話があった。「今日、車にカーステレオつけたんですよ。これからクラシックを楽しもうと思って」

道場さんはドヴォルザークを聴きながら運転なさっているのかなあ・・・なんて思いながら・・・。

この料理は道場さんの定番ともなった、あの「豪快チーズ鍋」はこのようなアラカルトになったのかしら。
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