道場六三郎 東北地方太平洋沖地震についてのメッセージ
道場さん、あれからずっと変わっていない。
謙虚で優しく、純粋なお方である。
東京も揺れたときいて、銀座の8・9階にお店を構えていらっしゃる道場さんに電話をしたが、お留守だった。
お弟子さんに伝言をお願いした。
以前、テレビで道場さんがアメリカに行って、お寿司を披露されたことがあった。
こともあろうに、アメリカ人はディップをつけて(ケチャップのような)お寿司を頬張り「グッド」なんて親指を立てて誉めていた。
司会者は「こんな食べ方もある」と謙虚?に言っていたが、私は烈火のごとく怒って、道場さんに伝えた。
「こともあろうに道場先生のお寿司を、食べ方もきかずに味もわからない人に、ディップをつけて食べさせ、それに媚びるフジテレビの企画って何だ!」とまくしたてた。
道場さんは言えない立場だったのに違いない。
私が喚くのを「大変感動してお伺いした」とおっしゃった。和食を味わうのにどうして日本人に訊かない、あれではマクドナルドと同じではないか、テレビ局は本当の食文化を伝えなければ国際交流にならない、と怒り、道場さんはあれから、そのような企画には出ていない、とおっしゃた。
「食材に国境はない」という道場さんのポリシーをいいことに、道場さんにとってお料理は芸術品だ。
食べたらなくなってしまう「芸術品」だが、心してその芸を味わうことをせず、日本人として気持ちを踏みにじられたように思ったものだった。
でも、何もかもわかっているこのマエストロに、私ごときが言うべきではなかったかもしれない。
道場さんは「あなたとはどこかでお茶でも飲みに行きたいね」とおっしゃった。
もちろん、お話だけである。
そう言っていただけて光栄!。
道場さん、あれからずっと変わっていない。
謙虚で優しく、純粋なお方である。
東京も揺れたときいて、銀座の8・9階にお店を構えていらっしゃる道場さんに電話をしたが、お留守だった。
お弟子さんに伝言をお願いした。
以前、テレビで道場さんがアメリカに行って、お寿司を披露されたことがあった。
こともあろうに、アメリカ人はディップをつけて(ケチャップのような)お寿司を頬張り「グッド」なんて親指を立てて誉めていた。
司会者は「こんな食べ方もある」と謙虚?に言っていたが、私は烈火のごとく怒って、道場さんに伝えた。
「こともあろうに道場先生のお寿司を、食べ方もきかずに味もわからない人に、ディップをつけて食べさせ、それに媚びるフジテレビの企画って何だ!」とまくしたてた。
道場さんは言えない立場だったのに違いない。
私が喚くのを「大変感動してお伺いした」とおっしゃった。和食を味わうのにどうして日本人に訊かない、あれではマクドナルドと同じではないか、テレビ局は本当の食文化を伝えなければ国際交流にならない、と怒り、道場さんはあれから、そのような企画には出ていない、とおっしゃた。
「食材に国境はない」という道場さんのポリシーをいいことに、道場さんにとってお料理は芸術品だ。
食べたらなくなってしまう「芸術品」だが、心してその芸を味わうことをせず、日本人として気持ちを踏みにじられたように思ったものだった。
でも、何もかもわかっているこのマエストロに、私ごときが言うべきではなかったかもしれない。
道場さんは「あなたとはどこかでお茶でも飲みに行きたいね」とおっしゃった。
もちろん、お話だけである。
そう言っていただけて光栄!。