ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

私の愛聴盤DVDのご紹介「マイスタージンガー」

2011年10月26日 | オペラ
[Arthaus 101273] WAGNER: Meistersinger von Nurnberg (Die)


これが私の愛聴するDVDです。大笑いして楽しんでいました。(今は視る時間がない・・・でもだいたい覚えてしまった)
他にも「マイスタージンガー」のDVDは、バイロイト盤、メトロポリタン盤も持っていますが、この古い演奏が一番素晴らしい。(廉価盤になっていたし)

Hans Sachs: Giorgio Tozzi・・・ジョルジョ・トッツィはイタリアの名歌手、明るくて人間的魅力あるハンス・ザックス
Veit Pogner: Ernst Wiemann
Fritz Kothner: Hans-Otto Kloose
Sixtus Beckmesser: Toni Blankenheim・・・このベックメッサー最高!芸達者!!役者も顔負け。
Walther von Stolzing: Richard Cassilly・・・このテノールはヘルデン・テノールとして有名。体型もすごい、これが青年?
David: Gerhard Unger
Eva: Arlene Saunders・・・人気の美人ソプラノだったらしい。声はそれほどでも?
Ballet and Chorus of the Hamburg State Opera
The Philharmonic State Orchestra Hamburg
Leopold Ludwig, conductor

ジュルジョ・トッツィはイタリアのバス、ヴェルディの「おお、パレルモ」なんてシエピといい勝負、ベルカントで輝かしい声で歌う。ドイツ語も抜群!!(イタリア人には珍しい) 人なつこい靴屋の親方であり、人情味を感じてしかも面白い。
トニ・ブランケンハイムのベックメッサーを聴くと、ヘルマン・プライ(バイロイト盤)も物足りないしダイコンにすら思えてしまうほど芸達者、表情もこまかくユニーク、

他のメンバーもいいけれど、上の二人はもう他とは比べられない。
この動画は宣伝用だけれど、面白いところなのでアップした。

「歌合戦」で優勝し、美人のエーファをお嫁にもらいたいと、ふだん口うるさいベックメッサーがハンスのもとにきて教えを請うが、ハンス・ザックスは本気で相手をしない、
怒ったベックメッサーは道路に出て歌唱の練習、町中の人を起こしてしまう。


10月25日のアクセス数 閲覧数:3,415PV 訪問者数:640IP
順位: 743位 / 1,647,204ブログ中

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Furtwangler conducts Die Meistersinger in 1942

2011年10月26日 | オペラ
Furtwangler conducts Die Meistersinger in 1942
・・・ハーケンクロイツの下で演奏、聴衆の表情が大きく映ります。

ワーグナーのオペラで最も好きなのは「マイスタージンガー」、正しくは「ニュルンべルグの名歌手(親方歌手・・・ハンス・ザックスのこと)」というのだけれど、その前奏曲を聴いた。ハーケンクロイツの下で指揮したフルトヴェングラー、いろんな中傷を受けながら情熱的でおおらかな音楽を演奏、やはり全世界で愛され尊敬されてきた本物の音楽である。
聴きながら、フルトヴェングラーがハーケンクロイツの旗のもとで、それに実際には屈することはなく、泥もかぶりながら、ドイツを愛し、音楽を愛した事実を感じていた。

聴衆にはナチスの高官もいるが、一般の人たちの表情はただならぬこの時、誰もがドイツを愛し(ナチスではなく)命をかけて生きている状況にあるということだ。

そしてこのオペラ「マイスタージンガー」は、靴屋の親方ハンス・ザックスという庶民が主人公、そこであれやこれやの楽しいできごと、罪のないトラブル、みんなが楽しみにしている「歌合戦」など、何も悲惨な悲劇的な物語ではない、靴屋の親方ハンス・ザックスが何でもうまくまとめる、というハッピーエンドの物語で、ドイツ人でなくても楽しい物語である。

このハンス・ザックスの伝説は「むかしむかし・・・」という庶民の物語、他のワーグナーのオペラの「英雄伝説」とは一味違う。
でも、このオペラにゲルマン民族の誇りがある、そしてドイツ存亡の危機に、このオペラを愛し、国民すべてが命の危機を感じながら、全く笑わずに、敬虔な気持ちで聴いているのだ。(私はこの表情にこの時のドイツ人の覚悟がうかがえた)

フルトヴェングラーはドイツから去らず、ユダヤ系の楽員を亡命させ、ドイツとともに音楽で生きてきた、聴衆はフルトヴェングラーと共にあり、・・・そうはっきりと思える。
ナチスのハーケンクロイツの下で演奏しなければならない苦痛はフルトヴェングラーは黙って耐えたのではないか。
ここがむずかしいところであるが、清濁併せのむフルトヴェングラーの大きさ、ドイツを捨てなかったこと、亡命すればもっと簡単だったはず。
政治を越えた「政治的な表現」だったのではないかと思う。

こんな悲しい時代がこないよう、苦労して得た平和を大切に考えるとともに、日本人の魂のよりどころ、そして祖国日本を誇りに思い、日本を愛する毅然たる国民であらねばならないと思う。

  この曲はマエストロ、フォン・カラヤンさまに捧げます

 
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片山さつきのブログから ~ 日韓通貨スワップは、明確に韓国側からの申し出で、締結に合意。

2011年10月26日 | 政治

2011年10月24日23:02 日韓通貨スワップ700億ドルの真相、第二弾!「ご提案に基づき認識が一致」実は韓国からの提案先週、私の古巣である、財務省国際局(私G7代表団員だったころは、大蔵省国際金融局)幹部と議論しました。日韓通貨スワップは、明確に韓国側からの申し出で、締結に合意したものだそうです。
状況認識は、以下のとおり。

韓国はこのところウオン安が続いていて、短期的対外債務がかなりある、

韓国の銀行は、先の金融危機で外資がほとんどになり、外貨の調達は欧州系の銀行に頼っているのですが、ギリシャ危機、資本不足といった欧州銀行自身の信用不安で、韓国にまで貸すだけ十分な量のドルが用意できない、ということろなのか、これら欧州系銀行がひいている、
 
韓国が十分な量の外貨調達ができないだろうと市場から見られている、状態になっています。

そこで、日本とのスワップ協定と結べば、外貨準備が厚くなって、韓国政府によるウオン防衛に役だつ。

日本にとっても、過度なウオン安による韓国との競争上の不利が、多少は好転する。
日本企業への支払いも確保される。

98年のアジア危機のころから、韓国の輸入額が3倍になったので、チェンマイイニシアチブのときよりも、スワップ規模も3倍にしなければ。(なんで5,4倍なの?)

 そうでしょうか?

 韓国側の報道では、この最後のウオン防衛を日本が韓国にやってほしいから、日本から申し出て、スワップ協定ができた、と、一方的な報道がなされ、感謝など殆どないようで、外交的には「バカじゃないの?」ですね!

 そもそも日本と韓国の貿易、韓国側が問題視している日本側の恒常的な黒字ですが、この使用通貨は何だと思うのか?

 なんとその7割が日本円で、25%だけドル建です。日本企業が韓国から代金を支払ってもらえなくなると困るという、日本側の国益があるなら、円・ウオンをもっぱら増やせばいいのに、ドル調達を外為特会から300億ドルも行えるスワップを、今回新設!もともとの100億ドルのチェンマイイニシアチブには、付いていたIMFのプログラムが、全くついていない。つまり円ウオンは30億ドルから300億ドル、なのにドル・ウオンは条件付の100億ドルに、無条件300億ドルを上乗せして、400億ドル!!

今の韓国は、当時とくらべて外貨準備を、輸入の7,8倍は持っているといわれています。その殆どは、ドルでしょう。彼らの貿易にユーロ建てがそれほど多いとは思えない。
 日本だって輸入の12ヶ月分しかドルを持ってませんから、韓国が本当に7,8倍持っているなら彼らのほうから、スワップ協定を要請してくるでしょうか?

 日本に比して韓国の外貨準備、外為は、情報開示が非常に少ない。もしも言われているほど十分な外貨準備が無いとしたら、、。隠れた危機が深刻なら、必ず国際機関をかませておくべきではないのか?日本には韓国経済財政を査察する権能は与えられていないのですから。

 この新たな300億ドルについては、また契約条件が決まったわけではないのが唯一の救いか、、でも勝手に甘いのを作ろうとするんだろうな、、。

 実際貸すときは、断る権利は、日本側にあるのだけれど、、。
 あーあ、早く政権取り戻さないと。

 片山さつきさんは経済にくわしく、このブログは今、注目されています。
  私は経済にくわしくないので勉強しながらこのブログや「冬やん」「やん」さまたちの情報をご紹介しています。(ベッラ)
 

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