ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

『イスラム国とウクライナ情勢の鍵を握るプーチン大統領』馬渕睦夫 ・ 気になる中野剛志氏の本

2015年02月01日 | 政治

『イスラム国とウクライナ情勢の鍵を握るプーチン大統領①』馬渕睦夫 AJER2014.10.3(5)


★ 昨年10月の動画ですが、あらためて聴きました。
  馬淵先生の説明は丁寧でわかりやすいと思いました。
  昨日のチャンネル桜「討論」にも出演してほしかったおひとりです。
  短い時間にきちっと説明はさすがです。
 

  一昨日は佐藤優氏の「10分で読む」シリーズの『新帝国主義編』『戦争の予兆』、
  池内恵氏の『イスラーム国の衝撃』を買ってきました。でもまだ読めていません。

★ 世界を恐怖に陥れる恐ろしいテロ、これを利用して日本転覆を狙う勢力もあります。
  国会も注目しないとなりません。

でも、辛くて苦しいですね・・・。 



★ 【追加】 読んでみたい中野剛志氏の本・・・『世界を戦争に導くグローバリズム』 (集英社新書) 新書

【目次】
はじめに――日本が戦争に巻き込まれる日
■第一章 「危機の二十年」再び――グローバリズムと戦争
■第二章 アメリカ、二つの戦略構想――「リベラル・リヴァイアサン」か、「オフショア・バランシング」か
■第三章 日米中の攻防
■第四章 中東の動乱
■第五章 ロシアの怒り
■終章 覇権戦争
おわりに――パワー・ポリティクスの復活



【アマゾンのレビューから読後の感想を】

冒頭から引き込まれる一冊

本書はまず冒頭から「グローバルトレンド2030」を引用し、核心に触れる。アメリカ自身が、2030年までに中国が世界最大の経済大国となり、アメリカは覇権国家では無くなることを予測している、即ちどのシナリオも日本にとっては最悪であることを導き出す。
先の大戦は、グローバリズム、理想主義の失敗によってもたらされた。
第一次大戦から第二次大戦までの理想主義の20年。
そして今、冷戦が終わって20年が過ぎ、失敗が明らかに。その間の符合が怖ろしい。本書はそれを、E・H・カーの「危機の二十年」を繙き丁寧に解き明かす。
日米同盟は、歴史認識問題に対する今日のアメリカの反応から、未だ「ビンの蓋」理論(封じ込め)の色が濃い事がわかる。
だとすれば、防衛力強化のための時間を稼ぐために日米同盟を深化させる事には期待出来ない。
他方、アメリカの関与が後退しても(オフショア・バランシングを採用しても)、もはや日本が中国に対抗するには時すでに遅し、である。
何故なら未だ国内は集団的自衛権の議論に象徴されるように、アメリカが覇権国であるという同じ前提を共有した上で未熟な議論をしているに過ぎないからである。
かといって中国が崩壊するのを望むならそれも間違いである。
それはアメリカが東アジアから撤退する動機となり、中国を更なる対外強硬策に追いやる事に繋がり、一瞬先も予測出来ない緊張を招きかねないからだ。

「ロシアの怒り」は、不寛容な理想主義の押し付けによって拡張してきたアメリカの覇権主義の象徴的な綻びといえよう。
本書は右派、左派問わず一読の価値有りである。(以上)

★ 中野先生の本はとても読みにくい、むしろ「対談」形式の本のほうがよくわかる。
  このごろ、チャンネル桜にも出演されないし、「東田剛」というペンネーム?の愉快なメルマガも辞められた。
  あの楽しい「替え歌」はユーモラスで、爆笑。
  やっぱり、この本、気になる。


★ 「中東」のことを書いた「東田剛」氏・・・中野先生でしょ? 爆笑して読んでいましたが、今読むとよくわかるような気が。
・・・あの時、中野先生のメルマガ、あ、「東田剛」さんでしたっけ。
ユーモアありすぎて笑い転げていたころ、まさかここまでとは思いませんでした。

http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/54e9317c7267d9d5b3ca11faea8b962c
・・・このエントリの中のリンクもくわしい資料です。中野先生はくわしい資料をリンクで示されています。

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Boris Godunov.1954. Kromy Forest Scene.avi

2015年02月01日 | オペラ
   
昨夜の「討論」でご出演された作家で評論家の佐藤健志先生がタルコフスキーの芸術をお話になったので、そのことを佐藤先生に書きました。

ベッラ says:
youtubeで拝見しました。
説明の時間が少ないし、発言の機会があまりなかったけれど、やはり光り輝くのは「表現の品位」です。
これは佐藤先生しか言えなかったでしょう。この一言で「表現の自由」という曖昧さの方向性が決定、
また「タルコフスキー」についてお話をされていましたが、彼はロシアオペラの演出が見事でした。
同じく旧ソ連から「人民の敵」として、国外追放されたチェリストのロストロポーヴィチはタルコフスキーの友人でした。
今、後藤氏が殺害されたというニュースにショックを受けています。

 SATOKENJI says:
ありがとうございます。
タルコフスキーがイギリスで演出した「ボリス・ゴドノフ」は素晴らしかったようですね。



★ ムソルグスキー『ボリス・ゴドゥノフ』から「クロームイの森で」(約6分の動画です)
boris.godunov.1954. Kromy Forest Scene.avi

・・・1954年、ソビエト制作映画 歌詞はロシア語、字幕英語
ボリショイの名歌手を集め、映画の部分と舞台とを組み合わせて制作したと思われます。演出はタルコフスキーではないと思いますが、ボリショイの伝統的な演出がもとになっています。

★ フランツ・リストに「ワーグナーをはるかに超える天才」といわせたロシアの作曲家、ムソルグスキーのオペラ。
≪このシーンの説明≫
混迷するロシア、皇帝の地位をめぐって争いは長く続き、荒れる政治、ロシア国内は不安定、増え続ける貧民、
当時大国だったポーランドはその隙を狙って、傀儡のロシア皇太子をたて、ローマカトリック教会の信徒たちがロシアで布教をする。

いつも大酒を飲んで酔っ払っているロシア正教の司祭ふたりが民衆に不安な政情をあおっているところに、ローマカトリックの信者の列が通る。(これはポーランドの差し金)、その中にポーランド傀儡の「ロシア皇太子」を名乗る偽皇子ディミートリーが「さあ、モスクワへ!皇帝を倒し、私が即位するのだ」と宣言。こうしてポーランドはロシアに侵入。

悲しいことに飢えた民衆はそれに続く。
残った修行者(浮浪者であり気がふれている)が、「ああ、あわれなロシアよ、ロシアのために泣け」と歌う。そこへ深々と降りつもる雪。
(ボリショイ歌劇場の演出は雪を降らせる・・・今はどうかわかりませんが)
これはロマノフ王朝以前のロシアの歴史をもとにしたものです。プーシキンの作品にも書かれ、ムソルグスキーはそれをもとにしています。


★ ロシアオペラは必ず民衆が中心で、西側のオペラとは違うし、合唱の分厚さは天井を突き抜け、オーケストラは地を揺るがせる、という感じがします。

今のロシアの歌手は、すっかり「西洋化」して国籍不明のような歌。
ロシアの伝統を受け継いだ「ロシアの歌い手」は、先日亡くなったオブラスツオーヴァで終わりか・・・。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安倍総理のスピーチ(エジプトにて)~「中庸が最善」

2015年02月01日 | 政治

★ 漢詩の魅力にひかれて、「白楽天」の詩を読んだとき、「中庸」という言葉が出てきたのを鮮烈に覚えている。
  安倍総理の述べる「中庸」とは「論語」や「白楽天」のいう「中庸」とはもちろんニュアンスが異なる。
  (「論語」と「白楽天」のいう中庸も異なるが)
  なかなか素晴らしい感動的なスピーチである。
  これを「反日」勢力は、「ISIL」と同じように「安倍が人質テロの原因」などと騒ぐ。


  
★ 産経の記事より

首相は今回の中東歴訪で「アラブの春」を経験したエジプト、「イスラム国」対策の最前線にあるヨルダン、紛争当事者であるイスラエルとパレスチナを訪ね、日本流の非軍事分野での協力を表明。スピーチでは「伝統を大切にし、中庸を重んじる点で、日本と中東には生き方の根本に脈々と通じるものがある」と語り、非キリスト教、非欧米国家としての日本の存在感を示すことに力を注いだ。

 その背景には、戦後70年の首相談話や集団的自衛権の行使容認に国際社会の理解を得ていくねらいもあるようだ。(カイロ 沢田大典)



★ 平成27年1月17日
日エジプト経済合同委員会合における安倍内閣総理大臣政策スピーチ
首相官邸サイトよりhttp://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2015/0117speech.html

イブラヒーム・マハラブ首相閣下、
 日エジプト経済合同委員会の皆様、
 ご列席の皆様、
 アッサラーム・アレイクム・ジャミーアン(皆さん、こんにちは)
 今回このように、悠久の歴史と文明を誇るエジプトを訪問することが出来たことを心から嬉しく思います。今回で、この2年のうち、5回目の中東訪問になりますが、これは日本がいかにこの地域を大切に思い、尊敬の念を抱いてきたかを示すものです。
 私は一昨年、ジッダにおいて日本の新たな中東政策を発表したとき、「タアーイシュ(共生と共栄)」、「タアーウヌ(協働)」に加え、「タサームフ」、すなわち和と寛容を、主導理念にしていきたいと言いました。私はこれまで、この理念に沿った中東政策を実施してきました。

 今回私は、「中庸が最善(ハイルル・ウムーリ・アウサトハー)」というこの地域の先人の方々の叡智に注目しています。
 「ハイルル・ウムーリ・アウサトハー」、伝統を大切にし、中庸を重んじる点で、日本と中東には、生き方の根本に脈々と通じるものがあります。
 この叡智がなぜ今脚光を浴びるべきだと考えるのか。それは、現下の中東地域を取り巻く過激主義の伸張や秩序の動揺に対する危機感からであります。
 

中東の安定は、世界にとって、もちろん日本にとって、言うまでもなく平和と繁栄の土台です。
テロや大量破壊兵器を当地で広がるに任せたら、国際社会に与える損失は計り知れません。

 先の大戦後、日本は、自由と民主主義、人権と法の支配を重んじる国をつくり、ひたすら平和国家としての道を歩み、今日にいたります。いまや新たに「国際協調にもとづく積極的平和主義」の旗を掲げる日本は、培った経験、智慧、能力を、世界の平和と安定のため、進んで捧げる覚悟です。
 中東の安定を、私たちがどんな気持ちで大切に思い、そのため力を尽くしたいと念じているか、意欲をお汲み取りください。

 2年前、私の政府はこの考えに立って、中東全体に向けた22億ドルの支援を約束し、これまでにすべて、実行に移しました。本日この場で皆様にご報告できることは、私にとって大きな喜びです。
 「中庸が最善」の精神に裏打ちされた、活力に満ち、中東地域の人々が安心して暮らせる、安定した中東を取り戻すこと。日本の協力は、まさしくそのためにあります。エジプトの皆様、中東の人々に、知ってほしいと願わずにはいられません。
 社会に安定を取り戻し、成長への道筋を確かにできたとき、エジプトを始め中東は、潜在力を爆発させるでしょう。そこへ向け努力する皆様にとり、日本は、常に変わらぬ伴走者でありたいと願います。
 ここで私は再び、お約束します。日本政府は、中東全体を視野に入れ、人道支援、インフラ整備など非軍事の分野で、25億ドル相当の支援を、新たに実施いたします。

 ご列席の皆様、私は今回出発に先立って、1枚の写真を目にしました。151年前、1864年4月4日、日本人が、ギザで初めて、スフィンクスを背景に撮った写真です。
 自分たちのものより何倍も長い歴史をもつエジプトに、日本人は一世紀半、いつも魅了されてきました。こつこつと誠実にいいものを作る姿勢、そのような仕事をすることを尊いと思い、達成した仕事に誇りを持つこと。働くことに対して高いモラルをお持ちのエジプトの皆様です。大エジプト博物館(GEM 、ジェム)の建設や、エジプト日本科学技術大学(E-Just 、イー・ジャスト)の事業で、皆さんと一緒に働けることは、私たちにとって大いなる喜びです。

 日本の協力でできた小児病院を、皆さんが「日本病院」と今でも呼んでいること、首相閣下もよくご存知ですが、運河の橋が、日本の支援でできたと覚えてくださっていること。ひとつひとつ、私たちの誇りです。
 友情は、日本とエジプトを、どこまでもつないできました。
 そのエジプトが、いま安定に向け、懸命な努力を続けておられる。エジプトが、人々が安心して暮らせる平和で豊かな国になれば、中東は大きく繁栄する。この強い責任意識のもと、長い歴史と、伝統に根ざしつつ、「中庸が最善」の精神に立って、エジプトの人々に合った形でじっくりと民主化への努力を続けておられる。私はそういうお国の歩みを支持しています。
 私は日本国民を代表し、皆様の努力に対し、心からなる拍手を送りたいと思います。

 ご列席の皆様、私たちが築いてきた友情の物語に、新たなページを加えるときがきました。
 エジプトが安定すれば、中東は大きく発展し、繁栄するでしょう。私は日本からご一緒いただいたビジネス・リーダーの皆様に、ぜひこの精神にたって、エジプトへの関わりを増やしていただきたいと願っています。
 日本政府は、その下支えに力を惜しみません。
 E-Just(イー・ジャスト)にとって便利で、有望な産業立地とも近いボルグ・エル・アラブ(Borg El-Arab)国際空港の拡張を、お手伝いします。電力網の整備とあわせ、3億6000万ドルの円借款を提供します。
 カイロ地下鉄など交通インフラや、再生可能エネルギー、火力発電に、日本は最先端の、環境に優しい技術を提供します。エジプト発展の、一助となるため、ひいては、中東全体に安定の基礎を広げていくためです。

 その目的のため、私が明日からしようとしていることをお聞き下さい。
 まず私はアンマンで、激動する情勢の最前線に立つヨルダン政府に対し、変わらぬ支援を表明します。国王アブドゥッラー二世には、宗教間の融和に対するご努力に、心から敬意を表すつもりです。

 パレスチナでは、保健医療、水道整備や西岸とガザの難民支援など、民生安定に役立つ施策を明らかにします。
 イラク、シリアの難民・避難民支援、トルコ、レバノンへの支援をするのは、ISILがもたらす脅威を少しでも食い止めるためです。地道な人材開発、インフラ整備を含め、ISILと闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援をお約束します。
 イラクでは、全党派を含む、国民融和内閣による安定的な統治が絶対に必要です。日本は、そのための努力を支援し続けます。
 地域から暴力の芽を摘むには、たとえ時間がかかっても、民生を安定させ、中間層を育てる以外、早道はありません。「中庸が最善(ハイルル・ウムーリ・アウサトハー)」。日本はそこに、果たすべき大いなる役割があると考えています。

 ご列席の皆様、私は、中東和平プロセスの現状、というよりその難しさに、皆様と同様、心をいためるものです。
 中東和平を進めるには、周辺国を含めた対話、協働、信頼関係づくりが不可欠だと信じる日本は9年前、ヨルダン川西岸に「平和と繁栄の回廊」をつくる提案をしました。このプロジェクトが和平にとって何より大切な資産――地域における全ての関係者の信頼を育ててくれること。それこそが、私たちの切なる願いです。その願いのために、日本は、イスラエル、パレスチナ、ヨルダンと一緒になって取組を進めています。
 中核をなす農産加工団地は、形を現しました。私はサイトを訪れて、この目で見るつもりです。遠くない将来、ジェリコ周辺の農産品はここで付加価値をつけ、回廊を通って、近隣諸国や湾岸の消費地に向かうでしょう。
 「平和と繁栄の回廊」はやがて、一大観光ルートになる可能性を秘めています。パレスチナを、ツーリズムで賑わう場所にしようではありませんか。日本は、喜んでその触媒になります。
 1997年以来足かけ18年、日本政府は、イスラエル、パレスチナ双方の青年を招き、日本で共に過ごしてもらう事業を続けてきました。
 私のもとに来てくれたとき、私は青年たちに、7世紀の人、聖徳太子の言葉を贈りました。「和を以て貴しと為す」という言葉です。
 彼らこそ、和平を担う若い力となってほしい。そんな願いを託しました。今回は訪問先で、「卒業生」の皆さんを集めて同窓会を開きます。
 日本は近い将来、パレスチナを、国家として承認できる日が来ると信じています。その日が早くなるよう、いわゆる二国家解決を進めるため、イスラエル、パレスチナ双方に、交渉の再開を訴えます。
 「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合(CEAPAD)」という枠組みのことも、ご記憶ください。
 戦争の荒廃から復活した日本、わずか一世代で経済的飛躍を遂げた東南アジア諸国は、パレスチナの支援に活かせる経験と智慧において豊富です。持ち寄って実際に役立てようと、日本の肝煎りで始まったものでした。
 中東和平にとって不可欠の、「信頼」が育つよう、息長く協力を続けてきたのが日本です。私たちに果たすべき役割がある限り、勇んで引き受ける覚悟だと申し添えます。

 大いなる可能性を秘めた中東地域。しかし、この地域を取り巻く情勢は、近代史上、もっとも大きなチャレンジの一つに晒されていると言っても過言ではないように思えます。
 しかし、それだからこそ「中庸が最善(ハイルル・ウムーリ・アウサトハー)」と、私は最後に繰り返したいと思います。
 過激主義でなく漸進主義をとり、何よりも民生の安定を目指し、歩んで行かれる努力に私は最大の敬意を表します。憎しみでなく、寛容、そして中庸をむねとして中東がその巨大な歩みを着実にするとき、世界は祝福に包まれます。
 日本は、あらん限りの力と智慧をもって、中東に共生・共栄を、協働による和と寛容、そして中庸をもたらす一助となるよう、努め続けることをお約束します。
 そのためにこそ、日本とエジプトが、新たな1ページをめくるべきだと申し上げました。
 日本とエジプトに、そして日本と中東に、タヒヤー・サダーカ(友情よ永遠なれ)。
 シュクラン・ジャジーラン(有り難うございました)。・・・以上・・・

★ 「討論」を視聴するにはこれは必要な資料と思い、首相官邸のサイトから転載しました。

★ 今朝、人質の後藤氏殺害か、というニュースが入ってきました。今、安倍総理の会見がテレビで放映されています。
「強い怒り、決して許しません。日本がテロに屈することはありません。」と。憔悴しきった安倍総理、国民も同じ思いです。
「反日」勢力・マスコミはバカな発言をすれば絶対に許せない。憎むのは「ISIL」のテロ行為である。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【討論!】表現の自由とテロ[桜H27/1/31]

2015年02月01日 | 桜「討論」・西部ゼミナール

◆表現の自由とテロ

パネリスト:
 川口マーン惠美(作家・拓殖大学日本文化研究所客員教授)
 小浜逸郎(評論家)
 佐藤健志(評論家)
 高山正之(ジャーナリスト)
 田中英道(東北大学名誉教授)
 三浦小太郎(評論家)
 山口昌子(ジャーナリスト・前産経新聞パリ支局長)
司会:水島総


1/3【討論!】表現の自由とテロ[桜H27/1/31]

2015/01/31 に公開
・・・佐藤氏は「表現というのはズバリ『品格』である」と言う。「レヴェルの低い暴力的な表現、どぎついだけでインパクトを保つのは
暴力を肯定するものだ」と。 田中・小浜氏は具体的な例をあげ、山口昌子氏は「テロで表現するのはいけない、私たちはそれを支持しているのではない」・・・納得する話ばかりである。


2/3【討論!】表現の自由とテロ[桜H27/1/31]

・・・山口昌子氏は「テロ賛美は禁じられた手である。」など・・・討論は欧米の唯我独尊にも広がる。高山・小浜氏の舌鋒も鋭い。


3/3【討論!】表現の自由とテロ[桜H27/1/31]

・・・川口マーン恵美氏、「心の中の屈辱感が怒りとなって爆発する、欧米人は変わらない、それでは移民は満足しない」
やはり中身のお話、ちょっと残念・・・

・・・最後に佐藤氏が「タルコフスキー」を語っているが、タルコフスキーは旧ソ連から亡命、ロシアオペラの演出もしていた。
チェリストのロストロポーヴィチとも親しかった。


★ 追加・・・佐藤健志先生にこのことをお伝えしました。


ベッラ says:

2月 1, 2015
返信

youtubeで拝見しました。
説明の時間が少ないし、発言の機会があまりなかったけれど、やはり光り輝くのは「表現の品位」です。
これは佐藤先生しか言えなかったでしょう。この一言で「表現の自由」という曖昧さの方向性が決定、
また「タルコフスキー」についてお話をされていましたが、彼はロシアオペラの演出が見事でした。
同じく旧ソ連から「人民の敵」として、国外追放されたチェリストのロストロポーヴィチは友人でした。
今、後藤氏が殺害されたというニュースにショックを受けています。



 SATOKENJI says:

2月 1, 2015
返信

ありがとうございます。
タルコフスキーがイギリスで演出した「ボリス・ゴドノフ」は素晴らしかったようですね。




 





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする