『イスラム国とウクライナ情勢の鍵を握るプーチン大統領①』馬渕睦夫 AJER2014.10.3(5)
★ 昨年10月の動画ですが、あらためて聴きました。
馬淵先生の説明は丁寧でわかりやすいと思いました。
昨日のチャンネル桜「討論」にも出演してほしかったおひとりです。
短い時間にきちっと説明はさすがです。
一昨日は佐藤優氏の「10分で読む」シリーズの『新帝国主義編』『戦争の予兆』、
池内恵氏の『イスラーム国の衝撃』を買ってきました。でもまだ読めていません。
★ 世界を恐怖に陥れる恐ろしいテロ、これを利用して日本転覆を狙う勢力もあります。
国会も注目しないとなりません。
でも、辛くて苦しいですね・・・。
★ 【追加】 読んでみたい中野剛志氏の本・・・『世界を戦争に導くグローバリズム』 (集英社新書) 新書
【目次】
はじめに――日本が戦争に巻き込まれる日
■第一章 「危機の二十年」再び――グローバリズムと戦争
■第二章 アメリカ、二つの戦略構想――「リベラル・リヴァイアサン」か、「オフショア・バランシング」か
■第三章 日米中の攻防
■第四章 中東の動乱
■第五章 ロシアの怒り
■終章 覇権戦争
おわりに――パワー・ポリティクスの復活
【アマゾンのレビューから読後の感想を】
冒頭から引き込まれる一冊
本書はまず冒頭から「グローバルトレンド2030」を引用し、核心に触れる。アメリカ自身が、2030年までに中国が世界最大の経済大国となり、アメリカは覇権国家では無くなることを予測している、即ちどのシナリオも日本にとっては最悪であることを導き出す。
先の大戦は、グローバリズム、理想主義の失敗によってもたらされた。
第一次大戦から第二次大戦までの理想主義の20年。
そして今、冷戦が終わって20年が過ぎ、失敗が明らかに。その間の符合が怖ろしい。本書はそれを、E・H・カーの「危機の二十年」を繙き丁寧に解き明かす。
日米同盟は、歴史認識問題に対する今日のアメリカの反応から、未だ「ビンの蓋」理論(封じ込め)の色が濃い事がわかる。
だとすれば、防衛力強化のための時間を稼ぐために日米同盟を深化させる事には期待出来ない。
他方、アメリカの関与が後退しても(オフショア・バランシングを採用しても)、もはや日本が中国に対抗するには時すでに遅し、である。
何故なら未だ国内は集団的自衛権の議論に象徴されるように、アメリカが覇権国であるという同じ前提を共有した上で未熟な議論をしているに過ぎないからである。
かといって中国が崩壊するのを望むならそれも間違いである。
それはアメリカが東アジアから撤退する動機となり、中国を更なる対外強硬策に追いやる事に繋がり、一瞬先も予測出来ない緊張を招きかねないからだ。
「ロシアの怒り」は、不寛容な理想主義の押し付けによって拡張してきたアメリカの覇権主義の象徴的な綻びといえよう。
本書は右派、左派問わず一読の価値有りである。(以上)
★ 中野先生の本はとても読みにくい、むしろ「対談」形式の本のほうがよくわかる。
このごろ、チャンネル桜にも出演されないし、「東田剛」というペンネーム?の愉快なメルマガも辞められた。
あの楽しい「替え歌」はユーモラスで、爆笑。
やっぱり、この本、気になる。
★ 「中東」のことを書いた「東田剛」氏・・・中野先生でしょ? 爆笑して読んでいましたが、今読むとよくわかるような気が。
・・・あの時、中野先生のメルマガ、あ、「東田剛」さんでしたっけ。
ユーモアありすぎて笑い転げていたころ、まさかここまでとは思いませんでした。
http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/54e9317c7267d9d5b3ca11faea8b962c
・・・このエントリの中のリンクもくわしい資料です。中野先生はくわしい資料をリンクで示されています。