ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

テロリストが狙う「離間の計」

2015年02月02日 | 政治

★ 国際政治学者の三浦瑠麗氏のサイトで書かれていたことに感銘。
これを読んでハッとしました。
テロリストは三国志でいうところの「離間の計」を用いたのでしょうか。
日本国内は不穏な、「日本を愛せない、壊したい、売り飛ばしたい」という勢力がいます。
そこで、私たちはどう考え動けばよいのでしょうか。

あまりにも情緒的なことに訴えたりしてはならない、
この後味の悪さは、テロリストが狙ったものであることは十分にわかっているのだけれど、
やはりショックで、日本中が怒りと怖れと悲しみに浸っているのです。
下記は三浦瑠麗氏のサイトからです。
http://lullymiura.hatenadiary.jp/entries/2015/02/01
ツイッターはこちらです。https://twitter.com/lullymiura

テロは、字義どおり恐怖を通じて我々の心を蝕みます。
平和で善良な社会に、恐怖を突きつけ、憎しみを煽り、分断を誘うのです。
悲劇のニュースに触れ、言論に触れるにつけ、敵の巧妙さに改めて気付かされます。
圧倒的な不条理と向き合う中で、日本社会の中の弱い部分がさらけ出され、我々の間にすら不信が生まれているからです。
テロリスト達が突きつけた圧倒的な不条理を前に、その理由を探ろうとしてしまったのです。

 中東の悲劇と混乱の原因の一部を提供した米国主導の秩序に不満がある者はそれを攻撃し、安倍政権に批判的な者はさまざまな理由をつけて政権を批判しました。
他者に対する寛容さを持てない者は責任論を振りまき、多様性に居心地の悪さを持つ者は偏見を振りまきました。
それは、犯罪者達が不条理を通じて我々を分断するのに成功したかに見えるほどでした。


★ 三浦瑠麗氏については私はよく存じ上げませんが、(多分「上質」のリベラルかと)正直にお書きになる方と思いました。
  いろんな識者のお考えを知り(レッキとした売国奴の意見は不要)とるべきところはとり、日本の力としたいものです。
  
さあ、現実の生活では体力を養い、心をいたわることも大切です。そこで・・・

冬のポタージュ、作ってみませんか?
・・・いつも受け取っている無料メルマガのレシピです。




材料(4人分)

・じゃがいも 1コ(100g) .・カリフラワー 1コ(300g) .・たまねぎ 1/4コ(50g) .・かぶ 2コ(100g) .・固形スープの素 1コ(5g) .・生クリーム カップ1 *乳脂肪分35%のもの.・牛乳 カップ1 .・あさつき 適量 .・バター .・塩 .・こしょう .


下ごしらえ・準備なし

つくり方 

(1).じゃがいも、たまねぎは皮をむき、カリフラワーは小房に分け、それぞれ薄切りにする。かぶは葉と根の先端を切り落とし、皮はむかずによく洗って、薄い半月形に切る。
(2).鍋にバター大さじ2を溶かし、たまねぎを色づかないように注意しながら、甘みが出るまでゆっくりいためる。
じゃがいもを加え、さらにカリフラワーとかぶを加えてしんなりするまでいためる。
水カップ2+1/2と固形スープの素を入れ、弱火でコトコトと煮立たせながら約20分間、しっかりと火を通す。
(3).2の粗熱を取り、ミキサーでピュレ状にする。再び鍋に戻して煮立たせ、生クリーム、牛乳を加える。塩・こしょう各適量で味を調え、ひと煮立ちしたら冷たいバター大さじ2を混ぜ、つやととろみを出す。
(4).器に注ぎ入れ、みじん切りにしたあさつきをふる。


ポイント
野菜の火の通し方が決め手。かぶは皮をむかないのでゆっくりと火が通り、甘みが増す。弱火でコトコト煮ることで、それぞれの野菜の甘み、うまみをさらに引き出す。
コメント
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たのもしい危機管理の佐々敦之氏

2015年02月02日 | 政治

★ 民主党政権時代、「尖閣」事件で映像を流出した勇気ある一色正春氏が逮捕される可能性もあった時、私は毎日、佐々先生の事務所に懇願した。「安心してください」と秘書の女性が優しく仰ってくださってようやく落ち着いた私だった。
昨年夏は『次世代の党』の結束大会で車椅子の佐々先生にお会いした。
もうかなりのご老齢で今は事務所も閉め、インターネットで配信していらっしゃる。
東日本大震災の時は、見事な対策をお書きになったが、民主党はそれを参考にしたとは到底思えなかった。
あの時の佐々先生の緊急災害対策は感動的だった。
http://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/f9493e0c75bb7d40a6de56305614274a





★ その佐々敦之氏が今回のISIL人質殺害テロの件から、次のような提案をされている。

首相直属の「情報局」創設を望む 初代内閣安全保障室長・佐々淳行

 日本国民の願いも虚しく、最悪の事態となってしまった。日本政府の努力を多とするも無念である。「自己責任の原則」をすべての海外ボランティアは厳守しなければならなくなった。

 「イスラム国」とは、自称国家にして国家にあらず。テロリスト集団としてその宗教的なイスラム教における系譜も定かでない、原理主義的で暴力的なまるでトロツキズム集団である。


 ≪あるまじき妥協と屈辱的譲歩≫

 これまでの私の経験では、日本赤軍による一連の事件(よど号、ドバイ、シンガポール、スキポール、クアラルンプール、ダッカなど)のうち、ダッカ(バングラデシュ)を除く事件を警察庁警備局外事課長として事件処理にあたった。よど号事件からスキポール事件までの間、身代金を支払ったことは一度たりともなかったし、獄中の赤軍派などのテロリストらをひとりも釈放していない。

 しかし、クアラルンプール事件とダッカ・ハイジャック事件では、三木武夫・福田赳夫2人の自民党の首相や自民党の閣僚によって、国家レベルの人質誘拐身代金事件において独立主権国家にあるまじきテロリストへの妥協と屈辱的な譲歩がなされた。一つは、獄中の赤軍同志である政治犯釈放(あさま山荘・三菱重工爆破事件)であり、もう一つは思想政治犯でない殺人犯の釈放であった。

 「人命は地球より重い」という誤れる政治理念で11人を超法規的措置で釈放し、凶悪なテロリストを解き放ち、国際社会の信頼を著しく失った。加えて、ダッカ事件では犯人の600万ドルという巨額な身代金要求に対して、当時、日本国内には米ドル紙幣が200万ドル分しかなかったのに、相手の要求通り600万ドルにするために不足分の400万ドルをアメリカから緊急空輸した。そして、バングラデシュ国民の目の前で、600万ドルのキャッシュを赤軍に渡してしまったのだ。

 その結果、バングラデシュ国民の激しい批判を浴びて、軍によるクーデターを起こされてしまった。空軍司令官は空港管制塔で反乱軍によって暗殺された。

 釈放時に日本はパスポートを発給し、勾留中の作業手当まで支払ったという。まさに盗人に追い銭であった。三木・福田内閣とはそういう内閣だった。


 ≪日本が支持したサミット決議≫

 日本国政府はサミット国の一員として、1988年のトロント・サミットに竹下登首相が参加した。そのサミットで、英国のサッチャー首相がサミット決議として提出をした「ノン・テークオフ」決議(サミット国内で発生したハイジャックは飛び立たせることなく自国の責任で処理する)に対し、英米加の3カ国と独仏伊の3カ国に意見が分かれ、3対3のスプリット・ボートとなり、日本の竹下首相にキャスチング・ボートが握らされることになった。

 竹下首相にアドバイスを求められた私は、「サッチャーを支持して、アングロ・サクソンにつくべし」「第二次世界大戦の時、日独伊三国同盟で日本は負けたでしょう」と意見を述べたところ、竹下首相はこの意見を採用して、サッチャーに投票した。今回の人質事件において、日本はこの決議に賛成したのだから、道義的には身代金を支払う事は到底許されない。


 ≪成長した日本の「対応」≫

 安倍晋三首相のテロへの際立って毅然(きぜん)とした陣頭指揮は高く評価される。オバマ米大統領をはじめとする先進諸国首脳との電話会談など、危機管理宰相として頼もしい限りだ。「極めて卑劣な行為であり、強い憤りを覚える」と怒りを露(あら)わにし、テロに屈しない国家であることを強く主張してきた。

 人質になった湯川遥菜、後藤健二両氏のご親族も、政府に対して最善の努力をしてほしいと懇請しつつ、政府や国民に対して感謝をし、迷惑をかけていることのお詫(わ)びをしている。約10年前のイラク人質事件のときに最善の努力をしていた小泉純一郎首相を被害者親族が声高に罵(ののし)ったのと比べると大きな成長だ。これは、外交一元化・政争は水際で止まるという欧米的な進歩であり、10年以上もの歳月は、日本国民・与野党、マスコミも成熟させた。

 真の海外ボランティアとは、政府や国民に迷惑をかけない心意気が必要だ。これはジラク(日本国際救援行動委員会)の理事長として二十数回の海外遠征を経験した私からの提言である。

 「飛耳長目」とは、松下村塾の吉田松陰が大切にしていた言葉と聞く。山口は安倍首相の故郷である。遠く離れた地の情報を見聞きして収集するという意味の言葉で、内外の情報を収集する機関を表現するのにぴったりの言葉だ。

 しかし現実の日本には、首相直属の積極的情報機関がない。高度な情報能力を有する米CIAや英MI6、独BND、仏DGSE、イスラエル・モサドなどの情報機関に全面的にいつまでも頼っていてはいけない。今回の事件とアルジェリア事件で、首相直属の内閣情報宣伝局(仮称)の創設の必要性を思い知らされた。(さっさ あつゆき)・・・以上「産経新聞『正論』」より


コメント (4)
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