★ 全部視聴しました。感想も下に青字で書きました。西部先生の強烈な「頭の体操」に魅せられました。
杉田先生は一歩も二歩も引かれて謙虚でありながら、大切なことは手短に主張、好感をもてます。
2015/02/14 に公開
◆日本の良さって何だ!?
パネリスト:
佐藤健志(評論家)
saya(シンガー)
杉田水脈(前衆議院議員)
富岡幸一郎(関東学院大学教授・文芸評論家)
西川京子(前衆議院議員)
西部邁(評論家)
三浦小太郎(評論家)
司会:水島総
1/3【討論!】日本の良さって何だ!?[桜H27/2/14]
2/3【討論!】日本の良さって何だ!?[桜H27/2/14]
3/3【討論!】日本の良さって何だ!?[桜H27/2/14]
★ 西部先生、「序奏」から楽しくて、よい頭の体操になりました。西部先生の仰ることが、この「討論」を大きく揺らしたし、佐藤健志先生は西部先生とよく通じ合って「頭の体操」を楽しく発展させて、さらにそれを西部先生が揺らすという楽しさ、
司会者はこの「討論」ではやはり持論の「同じ言葉、同じ単語」を繰り返すのみでした。
西部先生のお話は深く幅があって、ご自身は楽しみながら「天馬空を行く」、もうこれは面白くて「知の遊び」の中に、変な思い込みや欺瞞を笑い飛ばす「高度な喜劇」でした。
政治家の女性お二人について、水島さんは最初に「残念な政治家」と言ったのは、「選挙で残念な結果になってしまった」と言うところを間違って言ったことは、もう喜劇としかいいようがない。「討論」をはじめる前から「あわてふためいて」いたのでしょう。
お二人の女性政治家には失礼でした。「政敵」は喜ぶでしょうが。え?それも実際にありますよ。喜んでいる「政敵」のコメントが。
冷静な視聴者は司会者の肝の小ささを笑うのですが、丁寧に謝罪しておいてくださいね、ミス島さん。
その女性政治家のおふたり、杉田先生は謙虚なよい聴き手であり、言うべきことは的を得た内容、西川京子先生は、真面目すぎて「常識と現実」を踏まえたご発言(教育学部の優等生?)、またそれが西川京子先生の「厳しい現実」という舞台で戦ってこられた好もしいお姿でしたが、特別なことは言わず、普段の姿勢で仰られたことに「好感」は持てます。
「地方」についてお二人の政治家は、とてもくわしく、多くの問題を提起されていることなど、別の機会に知りました。
あわれなのが変にミス島さん、じゃなかった、水島さんがいつも何かと引き立てようとしている、なのに取るに取らないような話を堂々とする「ジャズシンガー」さん、もう30代のこの方がもっと賢ければ、真面目にお話を伺うのですが、大胆にも日本人論をバケツでぶちまけるような大雑把な話。教養疑います。貧しい音楽論?で鎖国を語るか?
「いい音楽家を育てる過程に似ている。外部から遮断された形で相当訓練しないとよい音楽家になれないのと似ていて、ギュッと煮詰めたものを財産を食いつくした世界デビューをして、日本は輝きをもってデビューしたと思う」これは「言葉」がバラバラ。
明治で日本が世界に出て行ったことを「世界デビュー」って表現しているのですね。
あははは、もう言うことがムチャクチャですが。「ギュッと煮詰めたもの」って何ですか?これが「感性」ですか?
「感性」って何でしょうね。わけのわからないたわごとが「感性」だったら困ったことです。
「外部から遮断された形で相当訓練しないと」って、たいていの音楽家は側面から歴史や文学を学びとろうとしてきていますが。
テロの犠牲になったふたりは「日本人としてけりをつけた」って? (どなたかが「もののあはれ」ってフォローされていますが)
そして昨年の選挙で「政府がお題目をあげるんだけど、言葉で選んでいるのではなく、何を基準に何を規範に生きているのか」と「規範」を強調、3枚目の動画の頭でも「駅のアナウンスや標語もこれほど言葉があふれているのに、誰一人真剣に聴いていない」って、もう日常慣れた風景に「誰一人」きいていない? 政治の「スローガン」だってパッと見て飛びつく? 日本人はバッタですか?
スピード違反も脱税も「法律にも従っていない、何を規範に・・・」ナントカの一つ覚えのように「規範」を強調されていますが。
(ミス島さんは「それは空気ですね」って熱く支持。)
ジャズシンガーさん、パチンコ企業ジャパンニューアルファと「保守」を両方ご利用いただいているあなたさまの「基準」や「規範」をお伺いしたいわ、と・・・それも堂々と隠さずになさっていて、「誰も知らない」とお思いですか?
http://blog.fmyokohama.jp/fantasia/2013/05/post-dc42.htmlそれでこの「日本人論」ですか。嫌悪感しかありませんよ。
西部先生は、「保守」が型どおりの話になっていないか、大きく揺さぶる。
「今の世界は合法も何も国際法は有名無実ですよ、ますますもってある種のパワーで動かされている。
世界を律するルールなどなきに等しい。世界そのものが恐怖」と発展される。
もちろん「頭の体操」ということはわかるので、西部先生のお話に大笑いしながら、自分の頭のかたさをもみほぐす、いつもよりご機嫌な西部先生、宗教観その他、「であります」の口調で仕切っている司会者は「困ったなあ」って思い「草莽が」と言うが「そんなのとっくに焼き払われて」ってトンデモナイご発言。
杉田先生が古事記や沖縄のことなど独自のお話は全体のアクセントで、大切な内容でした。古事記など本格的に勉強されていて、それを民間に広めていらっしゃるご様子がわかります。
三宅先生、また個人的に西部・佐伯啓思に私淑されてきた西田昌司先生が西部先生を深い意味で理解されているのもよくわかる気がしました。
もっと書きたいが、長くなったのでまたの機会に。
