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時事問題を中心にブログを書く日々です。
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「次世代の党」平沼赳夫党首より~沖縄戦終結の日を迎えて・宮崎正弘氏のメルマガ「ISIS」関係

2015年06月23日 | 政治

■平沼赳夫動画メッセージ 6/22更新
「近隣諸国の脅威に対して今までの安全保障では国土・国民は守れない」
「近隣諸国の脅威に対して今までの安全保障では国土・国民は守れない」警鐘塾202鐘 衆議院議員 平沼赳夫氏


http://hiranuma.org/new/message/message20150622.html

■「沖縄戦終結の日を迎えて」

本日、沖縄戦終結の日を迎え、あまたの戦歿者に対して謹んで追悼の意を捧げたいと思います。

米国の占領下にあった沖縄がわが国に復帰して四十三年になりましたが、いまだ戦歿者の遺骨収集も
不発弾処理も終わっておらず、戦争の傷が癒されているとはとても言えない状況です。

我々は改めて戦中・戦後の沖縄の苦難の歴史に思いを馳せ、その歴史を正しく語り継いでいくとともに、遺骨収集や不発弾処理などがさらに進むよう対応していきたいと思います。

また、残念ながら、南西諸島において外国の不法行為が頻発し、安心して漁業を営む環境が損なわれるなど、県民に不安を与えています。
こうした外国の不法行為に対しても適切に対応できるよう、責任ある安全保障体制の構築を含む対策に全力を尽くして参ります。

平成二十七年六月二十三日

次世代の党   
党首 平沼赳夫






★ 「憲法」のお話、動画3本をUPしました。
「憲法を語る1 昭和30年、自主憲法をつくるために自民党は誕生した」平沼赳夫の警鐘塾199鐘 衆議院議員 平沼赳夫氏


「憲法を語る② 改憲反対と声高に言う日本共産党の矛盾」警鐘塾200鐘 衆議院議員 平沼赳夫氏


「憲法を語る③ 日本国憲法も手段のひとつ  日本人を徹底して洗脳したアメリカ」平沼赳夫の警鐘塾200鐘 衆議院議員 平沼赳夫氏





★ 宮崎正弘氏のメールマガジンが今、届きました。必読です!!
宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)6月24日(水曜日)
   通算第4586号  <前日発行>
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 モンスター・テロリスト=ISISの脅威は何時まで
   米国はやる気なし、サウジ、カタールは「こんな筈ではなかった」

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ISISは迅速な軍事行動を展開し、いまや「モンスター・テロリスト」となった。
意表をつく作戦の数々は、最初はイラク政府とアサド政権を支援するイランの隙をついたものであったとはいえ、アルカィーダが二十年かけても達成できなかった目標に近づき、しかもアルカィーダのように洞窟や秘密の基地に隠れることなく、そのうえ、現代の宣伝戦争の武器であるSNSをふんだんに駆使して、米国を狼狽させた。

ISISは、サウジとイランの代理戦争の過程でうまれてきた化け物であり、暴力闘争が短期で収束する近未来は描きにくくなった。
胴元であったサウジさえ、いまではISISを脅威視するようになっている。カタールはなおさらだろう。
そして世界のマスコミの焦点からすっかり忘れられたシリアのアサド政権はほくそ笑んでいる。

 しかし基本的誤算は米国である。
 サダム打倒後、マリキ首相を傀儡としてイラクを統治できると思い上がったことは信じられない誤断だった。
 往時の米国の論調は日本のGHQ統治と比較して、簡単にイラクは落ち着くだろうという予測が主流だった。

 新イラクは首相がシーア派から、副首相はスンニ派、そして飾りの大統領がクルド族という人工的組み合わせだったが、サダム独裁体制を倒して、イラン側のイラク東部をまたたくまに影響下においたイランは、あろうことかマリキ政権に肩入れし、スンニ派をイラク西部に閉じこめ、クルドを西北部の山岳地帯へ追いやった。

 イスラム法が厳格に適用され、タバコを飲んでも石打ち刑、同性愛は死刑。公開処刑は日常茶飯となった。マリキ政権は、米国に従うと見せかけながら旧バース党の勢力を根こそぎパージし、スンニ派住民を虐待した。

 軍人、公務員ばかりか教師も医者もことごとく追放され、イラクの新政府軍は未熟な軍人の烏合の衆となっていた。そのうえ、新政府軍の高官等は腐敗していた。武器の横流し、ピンハネ、縁故採用。。。

 マリキ政権に恨み骨髄に達したスンニ派、とりわけバース党残党とサダムの旧軍人等がISISにたちまち合流したのは自然の流れであり、そのうえイラク政府軍は軍事訓練も十分になされていないから、米国が供与した大量の近代兵器を置き去りしてバグダットへ逃げ帰った。
ISISはタダ同然で無数の近代兵器を獲得したのだ。

 突如デビューするや豊富な軍資金でライバルの派閥を潰す。ザルカワイ率いた「イラクのアルカィーダ」はISISに吸収・合併され、「ヌスラ戦線」はISISの暴力に打ちのめされ、あるいは少数派閥の武装ゲリラ集団は、カネと武器を供与され、ISIS傘下に組み込まれた。軍事組織のトップは戦争のプロ=チェチェン人のアブ・オマル・シシャニである。


 ▲刑務所から囚人を解放し戦力に、女性は手当たり次第レィプ

 アフガンの生き残りゲリラは月給600ドルを提示されて、ISISの傭兵となった。
 ISISは兵士を補う目的もあって、刑務所を次々と襲撃し、凶悪な囚人等を数百、数千人単位で解放し、スンニ派とわかると強引に兵隊の列にくわえ、シーア派は処刑した。戦力はまたたくまに繁殖したが、それを支える資金力がISISにはあった。

 ISISは女性多数を拉致誘拐して、「結婚」と詐称してのレイプを繰り返し、そのうえ、妊娠して掻爬手術不可能の段階になってから、帰国させるという民族浄化のやり方をとった。
また住民を片っ端から誘拐し、法外な身代金をとった。外国人人質はセクト間で売り買いし、最後の代理人が交渉にあたるころ、500万ドルとか、2000万ドルの相場となった。凄まじい収入になるうえ、石油に密売と武器売買、産油国からのみかじめ料の収入、くわえて占領地域の住民からは平均20ドルの税金を徴収した。
 
ISISをこれほどの化け物に育てたのはサウジアラビアからの資金援助、ついでカタールだった。
たとえばカタールはアサド体制の打倒に繋がるとしてリビアの過激派に肩入れしたが、かれらもまたISISに吸収されていったのである。
 
こうして現代のモンスター・テロリスト集団が中東の一角を支配し、欧米の思惑を遠く外れて、中東政治の台風の目となった。

 シリアを支えるロシア、シリア反体制をささえてきたイランは今後、どうでるのか。
 そして何時の日か、ISISが牙をむきかねないという脅威を前にして中国はいかなる対応をとるのか。
グレード・ゲームはここでも大きく変わった。



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