ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

応援演説って必要? さまざまな疑問

2017年10月08日 | 政治

★ 最近、首をかしげたくなるような「応援演説」の実態・・・


安倍首相の「応援演説」で、当日どこに安倍首相が応援演説に入るか事前に公表出来ない状態になっているという。
「聴きに行きたくても行けない」という人たちは困惑し、また「ヤジ」を叫びたい人はSNSで仲間と連絡し合えないので思い通り?にいかないという。
それは以前、「安倍帰れ」コールに演説の声をかき消されたこと、また安倍首相が「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と応じたことで、ますますおおごとになったことが「トラウマ」にある、という報道だった。

これって「選挙活動」がテロ状態になっているのではないか、と心配する。
ひとりでは出来ないことを大勢がその場の雰囲気で巻き込まれて同化したり、或は身に危険が及ぶほどのことも考えられる。
子供連れの方々など聴きにいきにくい。

こんな状況をどう解決するのか?
「ヤジ」は昔の「ヤジ」ではない、とても恐ろしい「テロ」のようなものに変わりつつある。
それを「こんな人たち」と応戦した安倍さんも今となってはつまらないことを言ったものだ、と思っているのかもしれない。
ヤジ集団(といってもまともなヤジ集団ではない)は血眼になってあちこち連絡を取り合っている。
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%90%e8%a1%86%e9%99%a2%e9%81%b8%e3%80%91%e5%ae%89%e5%80%8d%e6%99%8b%e4%b8%89%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%ae%e9%81%8a%e8%aa%ac%e3%81%ab%e3%83%a4%e3%82%b8%e3%82%84%e5%a6%a8%e5%ae%b3%e7%9b%b8%e6%ac%a1%e3%81%90-%e9%9d%9e%e5%85%ac%e8%a1%a8%e3%81%ae%e3%81%af%e3%81%9a%e3%81%8c%e2%80%a6%e3%83%84%e3%82%a4%e3%83%83%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%81%a7%e9%a3%9b%e3%81%b3%e4%ba%a4%e3%81%86%e6%97%a5%e7%a8%8b/ar-AAt0X0r

こんな状態が「まともな日本の選挙のありかた」だろうか?
「日本でありながら日本でない」状態だ。


もうひとつ、ある動画を見て「まるでアイドルに群がるご婦人たちの嬌声」のようだと驚いた。
小泉進次郎議員が大阪のある自民党候補の応援に来たときだ。
これって、肝心の候補者などそっちのけで、ただ「応援弁士」にすぎない進次郎氏めがけて争って「キャーキャー」と握手攻めで電車のラッシュ状態そこのけである。しかもよいトシの中年女性まで。
実にハシタナイ。また係が「進次郎議員は最後までみなさまのところを周りますので」と叫びながら「交通整理」をしている。

立候補者はどこに行った?
またこれが自分の票につながると思って(案外そうかも知れないが)ニヤニヤ笑っているように見える。
本心は知る由もないが、これでは「男の本懐」「男の品位」などどこにも見られず、情けないことこの上ない。

「日本男児」のすることではない。
またけたたましいご婦人たちにも「交通整理」が要せられる。
これが「日本の女」か?

そうした「イケメンスター議員」のいない小さな党など、悲惨?
いいえ、政策をきっちり訴えることができるが、人は集まらず厳しい日々だ。

花形イケメンスターたる応援弁士には「応援にきて~」という要望が相次ぎ、党内でも争うほどらしい。
その「イケメンスター」もいつまでも若くない。
次の「補充」はしているのか?(笑)

昨夜は自民党支持者の話を聴いた・・・共産党・立憲民主党などへの批判より小池さんの批判がほとんどで「小池の親は博打打ちだった」と言う。
賭博師の娘か・・・本当かどうか知らないが、私は黙って聴いていた。(多分、比喩だと思う)
なぜか「北朝鮮のミサイル」の話がない。

そこでひとりの人が私に言った。
「三宅博さんは本物の政治家だった」
私はジーンとした。亡くなるまで日本のことを思っていらっしゃった。

その三宅先生の選挙区で小泉進次郎氏の「応援演説」でご婦人たちの嬌声、してやったりと係員の『交通整理」、うれしそうな「候補者」
ぱたぱたとあちこちに貼られた「小泉進次郎氏、来たる!!」の張り紙・・・。

「賭博師の娘」と言われた小池百合子さんがニュースで「進次郎、キャンキャン吠えるな!!」
進次郎氏「小池さんがそう仰ったのですか? ボク、犬好きですし」




これは楽しい、私がイヤなのは「イケメン進次郎氏」に来てもらって「してやったり」とほくそ笑む候補者、自分など進次郎氏の登場にその存在感が消し飛んでいるのに・・・。

自民党よ、自分の党の党首が「予告」できずに応援演説をしなければならない実態に、「賭博師の娘」叩きよりもどうしょうもない反日左翼のテロ的実態に斬りこんだらどうなのか?

これこそ日本国内の危機である。




ブログのティールーム

私が憧れたガブリエッラ・トゥッチが歌うビゼー「カルメン」のミカエラのアリア~何の怖れることがありましょう。

トゥッチをはじめて聴いたのはラジオだった。清冽でしかもドラマティックな美声に感動していた。

彼女を実際にリサイタルではじめて聴いたのは彼女が70歳をすぎてほぼ引退状態の時だったが、その情感豊かな歌に昔の栄光を重ね合わせたものだった。

やっとトゥッチに会えてイタリア語でしゃべった私は震えていてとんでもないことを言ってしまった。
「あなたのアモナスロを聴いて・・・」口が思ってもいないことを言った。
(「アモナスロ」は「アイーダに出てくるエチオピア王で捕虜に紛れ込みエジプトへの復讐を目論むバリトンの役である)言ってしまってから情けなくて泣きそうになった。

トゥッチはそんな私を優しく見ながら大笑いし「私、アイーダは歌ったけれど、アモナスロはまだ歌っていませんわ」って「アモナスロ」のところを野太い声で身体を豪快に揺らして答えられた。
やっと会えた憧れのプリマドンナに、舞い上がってしまってこれだ。

今はもう90歳前後だろうと思う。ご主人を亡くされおひとりでローマに住んでいらっしゃると伺っている。

このyoutubeの歌は妖艶で美しいカルメンに夢中になり犯罪組織に入ったホセ(幼馴染でフィアンセだった)を田舎娘のミカエラが勇気を振り絞って止めようという決意を歌うところ。

ビゼー「カルメン」~ミカエラのアリア《何で怖れることがありましょう》

GABRIELLA TUCCI´S 81. BIRTHDAY " MICAELA-ARIA FROM CARMEN"


コメント (2)
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