ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

中西輝政氏・西尾幹二氏~お二人がそれぞれ語る「激動する世界、私たちは?」

2017年10月16日 | 政治

★ まず最初に中西輝政氏が語ります。
(「走り書き」を書きましたが、正確には動画をご覧ください)


中西輝政氏、秋の特別対談「激動する世界、私たちは?」[桜H29/10/14]


習近平の卒業した「精華大学」に莫大な寄付金をし、チャイナからもアメリカの大学に多大な寄附、近付く米中、安倍さんは梯子をはずされるか?

安倍さんがしていることは戦後レジームの確認である。「70年談話」もそのひとつ。
多数の保守はそれを見逃している。
「謝罪」に傾き村山談話を引き継ぐ、これでは英米を中心とした昭和のはじめに戻る。
「アジアに多大な迷惑をかけた」というのが安倍さんの限界。

「本筋でいきましょう、と小池百合子氏も巻き込んで再チャレンジをすべきだと思う、一気に2項削除と、リセットすればいい」
日本人は目にモノをいわせないといけない。

金正恩をロシアが亡命させるというが、それは考えない方がよい。
軍事行動となる可能性あり。習近平が党大会後、米に対する「作り笑い」がどう変わるか?
年末または年始に対米態度の掌返しをするのではないか?
すると中露が一緒になり国連やドイツのメルケルを巻き込んでアメリカを追い込んでいくのではないか?
アメリカ後の欧州を考えている、フランスのマクロンもおかしな人間で「未来ゲーム」が欧州に始まっていると考える。
ウオール街とフランス系パリのロスチャイルド、英国のロックフェラー、モルガンもあるがフランスを制覇している。英仏の資本は「ひとつ」と考える。

安倍さんは比較的そこに近いと思う。世界では田舎者・部外者的な立場。
戦前は三井・住友などの財閥があった。
日露戦争後、日本がおかしくなったのは米英のいいなりになり対米宙づり外交になり、これではいかんと思って満州に進出、外国は「軍艦を減らせ、満州から手を引け」というようになった。

世界無秩序化が進む中で日本人の心が試されている。
(権力を持っていた「民進党」が小池さんの前に一瞬にしてコロッと変わる、ということもあった)

今回で「土井たか子」風の左翼は壊れたが、大マスコミが変わらなければならない。(以上、走り書き)






★ 西尾先生の最新刊「保守の真贋」をさっそく読みました。そして今回の西尾先生のお話し、期待して聴きます。

他に道無きと思う故、とは申しながら安倍晋三を選択するしかない自身を後世に恥じて止みません。・・・(今回「政治」の世界の恐ろしさを嫌というほど味わいました。「一強」って儚い「虚像」でしかないと思うのですけれど(ベッラ)

【西尾幹二】秋の特別対談「激動する世界、私たちは?」[桜H29/10/14]



信じられないほどの低レヴェルの大学生まで「無償化」するのか?
競争を廃し平等だけをいう安倍さん、
明治時代の「平等」を言っているのか?
現実からあまりも離れている。「平等」を拡大すれば幸福になるのか?

安倍さんの頭の中はその程度なのか?
いろんな特性があり、競争は子供たちにとって生産的開放的でなければならない。

安倍さんはベラベラしゃべるけれど内容は乏しい。
大きな政府というのは政府のコントロール化で平等にしようとするが、結果はうまくいかない。官僚主導になり強い圧力がかかる。

自民党は平等を政府の財政出動でしようとする、それに比べるとトランプはずっと立派だ。
トランプは自国の需要を言い続け、かなりよくなっている。
日本も国内需要を増やすことだ。
なぜ日本人の若者の給料が低いのか?
外国人を入れて低賃金で働かせることで解決はできない。

アメリカは今は自らの野望をむき出しにしないとやっていけなくなった。
世界はそのように(いい悪いは別にして)向かっているのに日本はのほほんとしていていいのか?

安倍さんの叫びのなかに「北朝鮮の脅威に立ち向かうには我が国は国際的協調でしないといけない」というのは今の憲法前文である。こんな政党は任せるわけにいかない、と言うお声が聴こえなければならない。

(水島氏・・・日本は慰安婦像のことも撤去さえ言えない。政官財、人間の質が変わった)

昔と受けて立つ教育が違う、庶民である兵士が故郷に出す手紙が立派だ。
視野を広めるのに「世界文学全集」を理系文系にかかわらずみんな読んだ。

自民党が世界標準から見ると「左派」である。
欧州は既成の保守に反対している保守がある。規制保守に対する保守が日本にない。
今度「希望の党」が出ているが、自民党が左であり、一歩踏み出せない、これが踏み出せないとだめだ。ゆっくりでいい、堂々と「移民政策」に対して悪口いわれようがケンカしようが言わなければならない。

中国の圧力に対して日本は言わなければならない。目の前で起こっていることなのに。
これは国をおかしくしている。政府がしなくてもメディアが言わなければなら

こんど中西輝政氏と共同で本を出す予定。
「日本の世界的立場」で話がうまくかみあった。

(水島氏・・・日本では知的なものにたいする尊厳がなくなった)


★ お話は「新しい歴史教科書をつくる会」まで広がります。
また大学の教授の左翼人脈、皇学館・拓大もそうなっているらしい。

チャイナは「一帯一路」でドイツとくっつこうとしていることについて、チャイナに詳しい石井望長崎純心大学准教授のご意見が必要です。


欧州中心に学ばれた学者はアジアのことについては、どうしても「推測」になってしまう、
西尾先生は「ドイツ文学者」なので特に。
・・・実は音楽の世界もそうです・・・。

だってアルプスを挟んだイタリアとドイツの音楽も全く違うのですから。
イタリアのベルカントとドイツ音楽、どちらも同じくらい歌えるような歌手は正確には存在しません。
アメリカ出身の歌手は一応どちらも歌いますが、音楽的・言語的に日本人演奏家に至っていない。
英語の発音の癖がでてしまっているし、音楽的なフレージングも違う、その点、日本人演奏家のほうが緻密。
聴衆もすぐわかってしまうのです。

他にアメリカがヨーロッパに反逆したこと、・・・あ、それから西尾先生、私がきいても疑問に感じるチャイナ感、ちょっと残念です。欧州で勉強した人の目でみているのかしら。

ただ、このままだったらアメリカにもチャイナにも日本は振り回される、というのはよく理解できます。



・・・パンダはチベットの動物です・・・



ブログのティールーム



本日は20世紀最高のテノーレ、
イタリアの至宝、フランコ・コレッリが歌うヴェルディ『アイーダ』~清きアイーダ

Franco Corelli - Celeste Aida (1962)



コレッリの先輩にあたる当時世界最高のテノーレドラマティコ、スカラの場外まで響いた「黄金のトランペット」と絶賛されたマリオ・デル・モナコによる同じ曲です。

Mario Del Monaco: Verdi - Aida, 'Celeste Aida'

★ ふたりともこの声を維持する為に、大変な努力と節制をしました。
ステージがない時は「無声音」で話していたのですから。
マリオ・デル・モナコは引退後、「私の本当のライヴァルはコレッリだった」と話されました。一方コレッリは先輩格のマリオ・デル・モナコの歌唱に憧れたそうです。

実はふたりとも、舞台で歌うのが怖くてノイローゼ気味になるという共通点がありました。特にマリオ・デル・モナコの夫人はそんな夫君を「マリオ!!」と張り倒してステージに出しました。客席からはとてもそんな苦労などわかりません。真剣だったのです。






コメント (2)
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