ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

現代日本にカリスマはあらわれるのか―西部邁ゼミナール「ドタバタ喜劇の総選挙」

2017年11月05日 | 政治

現代日本にカリスマはあらわれるのか―TOKYOMX西部邁ゼミナール「ドタバタ喜劇の総選挙」

2017/11/05 に公開

スラップスティック!どたばた喜劇の総選挙、「不倫」に「ハゲ」といった政治家の言葉遣いと振る舞いの乱れ、まさに政治の紊乱は、戦後日本の民主主義の本質なのか。

情があり人を引っ張る指導力は、世界史で比べてもトップクラスだった西郷隆盛。たった一度の戦争に負け、戦勝国による見せしめである東京裁判をいつまで引きずるのか。全体主義によって偉大だとされる独裁者が最後に遂げる悲劇的な死。人間は言葉を持ってから演劇やドラマのような物語を演じている。今後の国家がどうなってゆくのか、歴史感覚・未来感覚を持つこと、国民の「sense」が大きく問われている危機の時代のリーダー論。(動画の解説)

★「走り書き」・・・(もともとの「動画の解説」が興味をひきますし、西部先生、しみじみとお話をされています。西郷さんの肖像画はご本人かどうかわからないそうです。しかし目が「黑水晶」のようであったと。)

見せしめで相手を滅ぼさなければならなかったこと・・・西洋が日本を裁く「東京裁判」は見せしめの儀式だった。それに日本人が平伏したと。

インドのパール判事は日本を弁護してくれたのではない。白人がやった植民地支配は酷いものだった。いかにひどいものであったか。お話が続きます。身震いするほど酷いイギリスのインドに対する仕打ち、言語によってますますひどくなる。大衆と訳すより「mass」(マス)である。

先の選挙、漫画家でもないが笑ってしまった。

選ぶと言ってもアホを選ぶ、選ぶ方の半分はアホだから。選ばれた人もたいしたことはないと知っている。やがて舞台でひっくり返るだろうと。ドタバタである。「このはげ~」とかやっているし。

自分で「偉大だ~」と言いながら大量殺人をする毛沢東やスターリン、実は偉大ではなかった。トランプさんじゃねえ~。

人間は言葉を持ってから言葉によってたぶらかされる。未来感覚を持っていないとね。(あと略)

★ 隔月誌「表現者」、クライン孝子氏の論文、2回ほどお休みだったが今回は寄稿されていた。ドイツの激動を目の当たりにされたクラインさんの文はぜひ読むべきと思った。他の評論家は到底書けないような凄い内容だった。命をかけた論文である。

ブログのティールーム

本日は古代バビロニアの歴史、ヴェルディ作曲「ナブッコ」からアッシリアの王ナブッコがユダヤ王国を占領する。これがやがて歴史に有名な「バビロン捕囚」になる。ナブッコの娘はふたりおり、奴隷にうませた長女アビガイッレ、そしてユダヤ王国の捕虜である本妻の娘フェネーナ、女戦士アビガイッレは情け容赦なく降伏を促す。

アビガイッレを歌うソプラノはドラマティックな激しさを表現しなければならない。この役を歌うソプラノは世界的にも数少ないし、喉を傷めてしまう歌手も続出だった。マリア・カラスでさえ、この役から遠ざかったほどである。このyoutubeではカラスの再来といわれたギリシャの名歌手、スリオティスがマリア・カラスを彷彿とさせるほどの声の技量を示している。ナブッコを歌うのは歴史的名バリトンのティト・ゴッビ。

Tito Gobbi & Ensemble "Tremin gl`insani" Nabucco

「ナブッコ」の正式な名前は「ナブコトノゾル」、「ナブッコ」はイタリア語読みで、かつてイラクのフセイン大統領は「私は現代のナブコトノゾルだ」と話していたのを新聞で見た。中東の歴史は連綿と繋がっているのかと。

 

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【クライン孝子氏】安倍晋三と和すか同ずか、草莽と戦後保守の違うところ

2017年11月05日 | 政治

【言いたい放談】安倍晋三と和すか同ずか、草莽と戦後保守の違うところ[桜H29/11/2]

今回は、再び政権基盤が安定化した安倍政権と支持者の「あるべき関係」や共有すべき「危機感」について、小池批判での近視眼を整理しながら話し合っていきます。(動画の解説)

走り書きです・・・

こんな日本にしてきたのは自分たちだ、戦後保守に関する違和感を持っている。ヨーロッパも同じで、日本の戦後の主観から外へ出ていない。小池さんがそれを見ていてああいう行動に出たこともよくわかるわね。

安倍政権の部分的な個々の政策・・・消費税・日韓合意の間違い、一人一人が日本を護る防波堤にならなければならないのに、自民党の議員はなにもできない。

今回は憲法改正をハッキリ言ったことは大きい、今まで何もしてこなかった。いい加減なことを言ってヘラヘラしてきた。欧州からは憲法改正を勧めようとする評価が出ている。内閣改造なんて今までは「たらいまわし」をしてきただけ。モリカケを言うのも憲法の問題を消そうとしている。

モリカケの問題は外国の力があると思う。小池百合子叩きも左右ともバッシングに乗ったのはそれだと思う。先のことが見えない、組織的である。メディアのキャンペーンに踊らされた人が多い。仕掛ける方は狡猾である。

立憲民主党が旧態依然の戦後体制はそのまま、戦後左翼は生き残った。安倍政権の第4次内閣が出来たと思って喜んでいてはならない。

朝鮮処分だけでなく世界秩序の中で「日本処分」も決める可能性もある。…中国の力は凄いのだから。

アジアからアメリカを追い出すと中国は決めている。

日本国自体がこのままでは消えてしまう。

この話すらできない評論家や政治家らがいる。

ホシュ系の評論家はそのことでわが身を護っている。やがて「中国よ~」となるだろう。

安倍内閣が倒れるとすぐに次の手に乗る人たちだ。(以上走り書きですが、詳しくはぜひ動画をご羅下さい)

★ クライン孝子氏激賞の伊藤寛氏の動画がこれです。

【特別番組】伊藤貫・激動する国際情勢の真実[桜H29/10/31]

「国難突破」を掲げて解散総選挙に勝利し、政権基盤を固め直した安倍総理。中国共産党大会を乗り切り、個人崇拝をテコに独裁体制の確立を図る習近平国家主席。それらの国々と、北朝鮮処分を話し合うであろうドナルド・トランプ米大統領のアジア歴訪など、再び激動する国際情勢を、アメリカ在住の国際政治アナリスト・伊藤貫氏に解説していただきます。

ゲスト:伊藤貫(国際政治アナリスト)

アメリカがチャイナと結びついている中でトランプはどうするのか?

70歳を過ぎておカネもあるのになぜこういうトラブルに巻き込まレ、危険な中に入っていくのか? 安倍さんと仲がいいといわれているが、日米関係はホシュ系の雑誌や新聞があるが、どれを見たらいいのか? もう亡くなられたが村田良平氏の著作下巻がよい。日本の敗戦でアメリカが乗り込んできて二度と日本を「独立国」にしないために作ったのが、今の憲法、独立国は交戦権を持つ権利があるがそれを認めないという、左翼は喜び保守は当時何も言わなかった。アメリカの都合で日本のことを言った。日米安保条約が決まった時にそれを交渉したダレス国務長官は「日本に与えるのは名目的な独立である」と説明している。日本の周辺国すべてが核武装国になっても日本にだけはもたせない、これは本当の同盟国ではない。

加固70年間、一度も公に抗議しない戦後保守、そういうごまかしを日本の保守派派70年間続けてきてこういう状態になった。安倍政権はその中のひとつである。

中川昭一さんは核をもつかどうかの話を出した時に自民党の人は全員逃げた。玉沢という右翼は「アメリカは日本に核を持たせないと決めているのに中川の大馬鹿野郎」といった。「俺は愛国者」と言っている玉沢もそう。

今も危険な状態なのに一切菜にも言わない。自分のことをホシュと言っている人はそれを言い出すと損をすると思っている。トランプはこれはおかしいと言う、トランプは日本に対して偏見などはない。わめきたてるけれども本音はどこにも巻き込まれたくないと思っている。戦争は好きだがプロレスが好きだ。アメリカは『価値観主義」などと言うが、アジアを見るとそれを護ってきたのは日本だけ。しかし「日本にだけは核をもたせない」という。グロテスクな主張だ。トランプは素人なのでそれはおかしいと思っている。

日本の保守は共産党や社民党などには強く言えるがアメリカには言えない。日本の保守陣営は自己欺瞞、また左派も「憲法9条」で大丈夫と言っている。どちらも自己欺瞞しながらケンカしている。

日本がそういう属国であるということ。

中国も海や台湾はチャイナのものというだけだったが、経済発展で中国はアメリカの二倍の経済規模になるだろう、と。2030年頃はアメリカ海軍を追放するのは可能ではないかと思う。中国の軍事拡大を実際に止めていない、日本人を尖閣に生かさないようにしているのはアメリカは日本を護るために尖閣に行かせないようにしている。アメリカは日本を護るために米中で戦うことはしない。今から10年たてばやがて将来は日本の鈍感な外務省の官僚・ものすごく鈍感な自衛隊の官僚と防衛省などでも「アメリカは中国と戦争する気はない」と気付くであろう。クリントンの時に日本の構造改革が始まった。日本は永久に中国から無力化させたいというアメリカの考えをシッカリ見ておかなければならない。

現在発売中の雑誌「表現者」に伊藤貫氏が書いているがポリシー議論は数多く出ているが、日本の外交官や政治家と話をすると何を言っているのかわからない、という。 (以上、走り書き)

・・・お話はおおいに納得することばかり・・・良い人材は選挙で当選しない・・・

 

ブログのティールーム

 かけがえのないイタリアの名歌手だったフランコ・コレッリが歌う。

ヴェルディ「マクベス」より、妻子を殺された武人マクダッフが暴君マクベスへの復讐を誓う名場面。

~ああ、父の手はそなたたちを護ることができなかった・・・

Franco Corelli - Ah, la paterna mano

コメント (4)
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