★ ドイツの現状、かなり大変なようだ。
【言いたい放談】窒息するドイツ社会、リベラリスト達の左翼ナチズム[桜H29/11/23]
今回は、「自由」を謳いながら右派への言論弾圧を強化するグローバリスト達の、
偽善と矛盾と危険性について話し合っていきます。(クライン孝子氏)
ドイツがガタガタしていて「選択党」が第3党になり、バラバラになっている。メルケルがシナリオ通りに動いている。彼女は「東独」にいた時、超エリートだった。マスコミの捏造も日本と似ている、といえばピーンとくる。「選択党」を異端とするように歪んで利用しようとしている。メリケルはもともと「緑の党」に近い。これはシナリオがあった、ヨーロッパでも 「ドイツ」というとすぐに「ナチズム」と言われてしまう。
イギリスとEUとの交渉もドイツは絶対に表にでてこない。世界で「いい子ちゃん」になっているが、もうドイツ国民は許さない。緑の党は次は落とされ、選挙では「選択党」が勝つだろう。そして選挙を怖れている。
まともなことを言おうとするとすぐに「ナチス」という、メディアが捜査している。日本とドイツが敗戦をひきずっている。ドイツの敗戦の時に優秀な秘密警察がアメリカに行き、「革命」などを潰していった。エリザベス女王の若い時にナチス式の礼をしていた写真があるがパッと消された。
日本の場合は敵が多すぎる。ドイツでは「支配」という言葉を嫌う。ドイツと中国が経済でつながろうとしているが、他もそう、アメリカのトランプだってそうしようとしている。
水島氏はメルケル率いるドイツが「左のナチス」となっている。ソフトな支配をヨーロッパにしつつある、という。(以上、走り書き・・・詳しくは動画をご覧ください)
★ 当然だが水島氏とクライン女史とはくいちがう視点がある。東独・ソ連の時代から「ドイツ統一」の論文が今発売中の「表現者」(隔月誌)75号にあります。
★ 私はドイツの歴史について音楽や文学などで興味を持っていたが、ヨーロッパ全体から考えているクライン女史のお話は歴史をある程度知るとさらによく理解できる。また今もなお東西ドイツに分離された時のことが大きく影を落としていることも思ったよりも深いことがわかった。これもクライン孝子女史のおかげである。日本とはまた違った戦後の傷を負っていること、「ナチス」が決定的な永遠の罪として原罪を背負うような今であること、
そして日本と共通する「マスコミ」の罪、日本とは異なるところと共通するところなど、この番組を視聴していて、短い時間だがその中に「言い表せない思い」がヒタヒタと伝わってくるような気がする。
クライン孝子氏は筋を通すお方だが、その中に広さと情緒が感じられる。敗戦国の両国への叱咤激励と咆哮修正である。実践を通してこそのお話である。ドイツを語るのに背骨を感じる。「~のようです」というよくある「ドイツ通」の解説ではない。過去から今を見通した歴史の中からの「願い」と「警鐘」が込められている。
ブログのティールーム
クライン孝子氏のお話をベートーヴェンのオペラ「フィデリオ」のレオノーレによる救済の名場面を連想する。この中でヒロインのレオノーレが鎖を断ち切るところは、ベートーヴェンがドイツを思っての力強いアプローチだろう。フィナーレの大合唱も素晴らしい。現在のドイツも必ずこのような「鎖を断ち切る」日が来るように・・・。
FIDELIO "Wer ein holdes Weib errungen"
政治犯で無実の罪で捕らわれていた夫のフロレスタンを男装した妻のレオノーレが救出する。暴政は終わり、喜びを歌う民衆、ベートーヴェンの唯一のオペラである。レオノーレを歌うのはドイツが誇るプリマドンナ、クリスタ・ルートヴィヒ、フロレスタンは輝かしいドラマティックな歌い手ジェームス・キング。
Christa Ludwig Leonore
James King Florestan
Arthur Rother
Chor und Orchester der Deutschen Oper Berlin
1963