★ 若き日のコレッリ、マリオ・デル・モナコの師、マエストロ・メロッキのレッスンを受ける。しかしメロッキの指導はデル・モナコには合ったが、コレッリは高音の安定した発声を学ぶと、往年の名歌手であるマルティネッリやヴォルピの指導を受けた。
下記のyoutubeは若きコレッリを指導するメロッキ先生とのレッスン風景。(youtubeは1分12秒)
FRANCO CORELLI-The Most Beautiful Mortal Jump!
そして名歌手誕生、オペラの貴公子たるコレッリ。
クルティス作曲「君に告げよ」 (youtubeは4分13秒)
フランコ・コレッリ
FRANCO CORELLI - "Dicitencello vuie"
★ 「フランコ・コレッリなどの取材はごめんだね、マリア・カラスのほうがまだしもマシだ」と音楽記者が言ったのを読んだことがある。
「全くしゃべろうとしない、話をききだすのに大変だ。」
コレッリは引退後はインタビューにもよくこたえていたけれど、現役の時はほとんど話声を抑えて人と話さなかった。
パーティーにも顔を出さず、声のコントロールにつとめた。
往年のワーグナー歌手だったハンス・ホッターなど「筆談」だったというから、世界のひのき舞台でただの一度も声の不調による
失敗を許されないトップクラスの歌手の宿命、マリオ・デル・モナコもそうだった。
完璧主義者のコレッリは声の調子が完全でないと、ステージをキャンセルすることが多かった。
コレッリが楽屋から出てきたとき、私はそっとお願いした。
素晴らしかった、サインをお願いします、と頼んだ。
「これでいい?シニョリーナ」って聞き取れないほどの小声でコレッリはポケットから大きなマジックインキを出してきた。
私は思わず笑いそうになって、うなづいた。大きな字だった。お礼を言うとすぐにその姿は遠くのほうに・・・。
>ハンス・ホッターなど「筆談」だった
当然ですよね。自分のものであって、同時に世界中の人のもの。
フランコ・コレッリ
すばらしいですねぇ。まだ存命でしょうか。声楽の方はお気の毒ですね、歳の影響を真っ先に受けますもんね。
管楽器の連中は、入れ歯になると辞めるみたいですが、中には「あぃててて」とかいいながら吹いている御仁もおります。その場合、周囲にはにこやかな雰囲気が漂います・・・ふふふ。
驚かせました。
コレッリが引退して、今まで代役だったドミンゴらが
出てきたのです。
オペラ歌手としてすべての魅力を兼ね備えていたので
オペラの貴公子でした。
ハンス・ホッターにあったことがあります。
本当にしゃべらなかったですよ。
首を横に振ったりうなずいたりでした。
記者のインタビューは筆談で、夫人がそれを読むと
いう具合でした。
管楽器はオーケストラの楽器の中で、特に金管楽器
ですが、肺活量が衰えるので引退が早いのですが、
「入れ歯」までがんばる人もいるのですね。
おもわず笑ってしまいました。
口の中、傷だらけになります、そして楽器のマウスも
傷だらけですね。ふふふ。