ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

ワーグナー 歌劇 「タンホイザー」 序曲・・・・・・カラヤンが振るとワーグナーも透明秀麗!

2011年08月14日 | オペラ
ワーグナー 歌劇 「タンホイザー」 序曲


このオペラ「タンホイザー」は、どこかゲーテの「ファウスト」と似ています。
最後は女性による魂の救済、・・・それも大変な悲劇である。

やはりワーグナーは稀有な天才だ。
でも私は天才すぎるワーグナーをどこかで敬遠していた。
それはごく自然に人間としての一線を越えてしまう芸術の「美学」、そしてひそむファシズム・・・
いいえ、それは私のミステークか、ワーグナーを歌いたい、いや、やめよう、この繰り返しだった。

そして私はヴェルディ、ワーグナーと奇しくも同年生まれの、アルプスの向こう、イタリアオペラの大作曲家、その潔さは鳥肌がたつような感動を覚え、私はイタリアオペラを選んだ。

しかし、このカラヤンのワーグナー「タンホイザー序曲」を聴くと、油絵ではなくまるで水彩画のような透明さを感じ、私は再び躊躇したものだった。

カラヤンが指揮するヴェルディ「ドン・カルロ」を最高とすれば、この「タンホイザー」はそれと匹敵するかも。
いいえ、カップッチッリは歌わないわ、と・・・。

☆上記はベッラのひとりごとです。この動画は拙ブログ顧問カラヤンさまのおすすめです。
指揮者カラヤンは黙して語らず・・・そして言い訳もせず・・・このワーグナーを振る。
盟友ロストロポーヴィッチを救ったことも語らず・・・。

☆☆ボチボチさまは、かつてこの曲を聴いて、救われた思いをなさったとお書きでした。
  ボチボチかめ様に捧げます、

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