ヴェルディの大作が続いた後、近代のオペラ作曲家ザンドナイ「コンキータ」をはじめて聴きました。
ザンドナイはいくつかのオペラの断片を知るくらいでしたが、アリアなど断片的に聴く限り、情熱的で魅力的な曲と思いました。
でも、この全曲を聴いてはっきり言ってアントニエッタ・ステッラの声がもったいない、世紀のヴェルディ声で堂々と歌い通すステッラ、ずっと歌い通しでもその声は豊麗なまま、相手のテノール氏もがんばっているが、歌い手の格が違う・・・。
音楽がステッラの持つ声に対して「小さい」と思えるほど、これは才能の無駄使いではないか、と感じました。
ザンドナイのこのオペラはスペイン的で、コンキータという美女は男を夢中にさせながら、相手を操り、そう・・・谷崎潤一郎「痴人の愛」のナオミのような女、最後は悲惨な結末、ストーリーがわからないので、歌っているイタリア語を懸命に拾って聴いたのですが。こんな役はこれだけの大ソプラノが歌うものではない、ステッラさん、これほどの声が・・・ザンドナイのバカ!
でも上演後はやはり聴衆の歓声や拍手が鳴りやまなかったようです。
ちょっと複雑な気持ち・・・




ザンドナイはいくつかのオペラの断片を知るくらいでしたが、アリアなど断片的に聴く限り、情熱的で魅力的な曲と思いました。
でも、この全曲を聴いてはっきり言ってアントニエッタ・ステッラの声がもったいない、世紀のヴェルディ声で堂々と歌い通すステッラ、ずっと歌い通しでもその声は豊麗なまま、相手のテノール氏もがんばっているが、歌い手の格が違う・・・。
音楽がステッラの持つ声に対して「小さい」と思えるほど、これは才能の無駄使いではないか、と感じました。
ザンドナイのこのオペラはスペイン的で、コンキータという美女は男を夢中にさせながら、相手を操り、そう・・・谷崎潤一郎「痴人の愛」のナオミのような女、最後は悲惨な結末、ストーリーがわからないので、歌っているイタリア語を懸命に拾って聴いたのですが。こんな役はこれだけの大ソプラノが歌うものではない、ステッラさん、これほどの声が・・・ザンドナイのバカ!
でも上演後はやはり聴衆の歓声や拍手が鳴りやまなかったようです。
ちょっと複雑な気持ち・・・




