これも出発前の成田空港でタイトルに惹かれて衝動買いした1冊。企業の人事を巡るイシューを解説し、専門家や現場の人事責任者のインタビューを交えてあるべき今後の日本企業の人事を探る。
専門家とのインタビューにおけるグローバル化、コーチングについてのやりとりや、現場の人事とのインタビューはそれなりに興味深い点もある。ただ、大部分は人事を少しでもかじったことのある人なら既知のことで、大層なタイトルをつけてハードカヴァーで売るほどの内容のものではない。本屋で5分立ち読みすれば、その底の浅さはすぐわかる。多くの人事担当者は、イシューは分かりつつも、それを慣性の法則が働く組織のなかで、具体的にどう変えていくことができるかでもがいているのだ。タイトルと帯につられて、出版社のマーケティング戦略に完全にのかった自分のアホさ加減に腹がたつ。
驚いたのは、「アマゾンでこの本はレビューではどう評価されているのか」と思い調べたところ、全体で5つ星の評価で、内訳をみると34のレビューのうち30のレビューは満点の5つ星がついている!これはありえんだろうと思ったら、直近のレビュアーが同じような疑問を呈しておられた。これ以上本書に自分の時間を取られたくないので、一つ一つのレビューを吟味することはしていないが、これには首をかしげざる得ない。
あまりネガティブなことは言いたくない性分なのだが、この本にはやられた。
専門家とのインタビューにおけるグローバル化、コーチングについてのやりとりや、現場の人事とのインタビューはそれなりに興味深い点もある。ただ、大部分は人事を少しでもかじったことのある人なら既知のことで、大層なタイトルをつけてハードカヴァーで売るほどの内容のものではない。本屋で5分立ち読みすれば、その底の浅さはすぐわかる。多くの人事担当者は、イシューは分かりつつも、それを慣性の法則が働く組織のなかで、具体的にどう変えていくことができるかでもがいているのだ。タイトルと帯につられて、出版社のマーケティング戦略に完全にのかった自分のアホさ加減に腹がたつ。
驚いたのは、「アマゾンでこの本はレビューではどう評価されているのか」と思い調べたところ、全体で5つ星の評価で、内訳をみると34のレビューのうち30のレビューは満点の5つ星がついている!これはありえんだろうと思ったら、直近のレビュアーが同じような疑問を呈しておられた。これ以上本書に自分の時間を取られたくないので、一つ一つのレビューを吟味することはしていないが、これには首をかしげざる得ない。
あまりネガティブなことは言いたくない性分なのだが、この本にはやられた。