その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ドーヴァー旅行2日目/ 小雨と風の中のウォーキング

2012-04-13 23:02:39 | 旅行 海外
 2日目。この日の天気は、前日よりも更に悪化。朝から小雨がぱらつく、肌寒い天気でした。

 Mikiさんお勧めのドーバーの西側の要塞Walking(こちら→)にも魅かれていたのですが、長い距離を歩いて、トレーニング代わりとしたかったので、Doverから隣町のDealまでの10マイルのWhite Cliffs Walkにチャレンジすることにしました(ウォーキングコースの案内はこちら→)。

 フランスに出入りするフェリーの港を見下ろしながら、ナショナルトラストが整備したウォークパスを歩きはじめます。




 白亜の崖の上を歩くとは聞こえはいいですが、1メートル左横は絶壁。風が強い日で、突風でも吹いたら、あっという間に御陀仏間違いなし。正直、足を震わせながら歩きます。


 

 天気さえよければ、海の青、草の緑、岸壁の白の色々が、青空の中に溶け込んで、さぞかし素晴らしい風景なのでしょうが、この日はそうした輝く春の日を夢見ながら、苦行のようにひたすら前へ。誰にも行きあわないのも、ちょっと不安にさせてくれます。




 SouthForeland Lighthiouse。灯台があっても、この霧雨交じりの天気では、用を足さないでしょう。


 行程の1/3のところで、パブで休憩。ブリテン島で最もフランスに近いパブとのことです。確かに、ここでは私のOrange社の携帯電話が、フランスの電波をキャッチしていました。ロンドンにかけたら国際電話になるところだった・・・




 海岸から白壁を見上げる。


 出発から12キロぐらい歩いたところで、やっと丘を下りて、人里へ。


 海岸線にそって真っすぐ伸びる道をテクテク歩き。この周辺の海岸地域はその経済的、戦略的重要性からヘンリー8世が、防御用の城塞を築いた歴史的な地域だそうです。



Walmer Castle


Deal Castle


 4時間歩いてやっと目的地Dealへ。イースターのこの日は、街のハイストリートのお店も9割閉店。かろうじて、パブや飲食店はオープンしていたので、頑張ったご褒美に、レストランで昼食。小雨にぬれて冷えた体をワインで温めました。


 

 コースは良かったのですが、雨には勝てません。天気に良い日に、再度チャレンジしたいと思います。


コメント (4)
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